
松山英樹、コリン・モリカワ、ブルックス・ケプカのドライバーを紹介
解説者:堀口宣篤
世界最先端のスウィングやギアの事情に詳しいコーチでありクラブフィッター。

▶堀口宣篤(ほりぐち・のりあつ)
【世界のトップ選手のドライバーをチェック】“自分仕様”に仕立て上げて、飛ばしている!
平均飛距離が300Yを超える世界のトップランカーたちは、皆、可変式ウェイトや“カチャカチャ”をいじっている。ドライバーを“自分仕様”にチューニングしてMAX飛距離を出していた!
【CASE1】
コリン・モリカワ
テーラーメイド「Qi4D LS」
●フェース側ウェイト:15g ●後方ウェイト:7g

【左】ペブルビーチで2年半ぶり優勝!
【右】ウェイト配置:フェース側が15g、後方が7g
▶堀口氏の解説「強弾道フェードが打てる。まさに“コリン仕様”ですね」
「インパクトゾーンが長く、ローテーションを抑えて強いフェードを打つモリカワ選手。後方のウェイトを標準より3g重い7gにしたのは、振り心地の良さを求めた結果だと思います。この3gの差はホントに大きい。ロフトをあえて8度から寝かせたのは、スピンを少し入れつつ、球をやや左に打ち出してフェードを打つためでしょうね」(堀口氏・以下同)
カチャカチャは+1.5度の『HIGHER』寄り

操作性と低スピン性能を追求した小ぶりなヘッド
【CASE2】
松山英樹
ダンロップ「スリクソン ZXi LS」
●フェース側ウェイト:6g ●後方ウェイト:2g

【左】2025年の「ダンロップフェニックストーナメント」
【右】ウェイト配置:フェース側が6g、後方が2g
▶堀口氏の解説「ロフトの立ちすぎを抑え適正スピンで飛ばせる“松山仕様”」
「左重心でウィークに握るぶん、ハンドファーストでロフトが立って当たります。なのでロフトを寝かせつつ、後方のヒール寄りに鉛を貼ることで、インパクトでロフトが立ちすぎず適正なスピンが入って、つかまりやすくなる。標準よりウェイト軽めなのは、シャフトのブレを抑えつつ、HSを上げて飛ばすためだと思います」
カチャカチャは『LOFT+1』寄り

スピンを抑えた強弾道を重視したモデル
【CASE3】
ブルックス・ケプカ
タイトリスト「GT3」
●ウェイト:6g(T1)

【左】2025年「全米プロゴルフ選手権」
▶堀口氏の解説「程よいつかまり具合でフェードを打ちたい“ケプカ仕様”」
「トウ寄り(T1 )に6gのウェイトを入れて、スリーブはライ角が0.75度フラットになるB1に設定。球のつかまりすぎを抑える仕様。ウィークなグリップで、左腕を少し曲げながら押し込むようにしてインパクトゾーンを長く取るフェードヒッター。自分の振り方、持ち球に合わせたセッティングにしていますね」
カチャカチャは0.75度フラットの『B1』

操作性が高くて、球がつかまりすぎず叩ける
「1、2g違うだけで“振り心地”が変わる。アマチュアの人こそ試してほしいんです」(堀口)

「ウェイトを入れ替えることで、切り返しの振り心地が変わります」(堀口)
クラブのフィッティング経験が豊富な堀口氏は、アマチュアこそアジャスタブル機能を試してもらいたいと言う。
「ボクがフィッティングをするときは“重量”をしっかり見ますが、1〜2gの違いで振り心地やヘッドの感じ方がずいぶん変わります。それはトッププロだけじゃなくて、アマチュアも同じ。今どきのドライバーはヘッド重量を軽くできるようになって余剰重量が増えたぶん、ウェイトで調整できる幅が広がりました。だからこそ、現行モデルの多くに可変式のウェイトやスリーブが付いています。“自分仕様”のセッティングを見つけることが、飛距離アップの近道になるんですよ」
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「月刊ゴルフダイジェスト」5月号や「Myゴルフダイジェスト」では、ゴルフ誌編集者からクラブフィッターに転身し「ユニオンゴルフクラブ」内でゴルフショップ「リルガレージ」を営む小倉勇人氏が、テーラーメイドの「Qi4D」シリーズ、キャロウェイの「QUANTUM」シリーズ、ピンゴルフの「G440」シリーズ、本間ゴルフの「TW777」シリーズ、ダンロップの「ゼクシオ14」シリーズ・「ZXi」シリーズ……などなど、最新モデル26本の調整機能を試打検証してくれた!
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取材・文/新井田聡
写真/有原裕晶、岩本芳弘
協力/ユニオンゴルフ、PGST -Perfomance Golf STudio-
月刊ゴルフダイジェスト5月号「~最新26モデルで試打検証~ もっと飛ばせる! “自分仕様”ドライバー」より一部抜粋
