耐えしのいだ先に光を見出せるか、パク・ヒョンギョン

「最後まで諦めない姿を見せたい」と、明日の追い上げに期待したい(撮影/姉崎正)
初日に1イーグルを奪う快進撃で単独首位発進を決めたパク・ヒョンギョンだったが、この日は一転して「すみれコース」の洗礼を浴びる形となった。
「きょうは本当にタフな一日でした。寒さで体が思うように動かず、距離感を作るのが難しかったです」と振り返る通り、出だしの3番、4番で連続ボギー。その後も6番、7番でスコアを落とし、前半だけで40と苦しい展開を強いられた。
しかし、後半に入ると初日に見せたショットの修正力が顔を出す。ボギーを1つに抑えて耐え抜き、この日は77。通算イーブンパーの4位タイへと順位を下げたものの、首位とはわずか2打差。まだ優勝を十分に狙える位置に踏みとどまった。
「あしたは気持ちを切り替えて、自分のスウィングを信じてプレーしたいです。日本のファンの皆さんの前で最後まで諦めない姿を見せたい」と、最終日の猛チャージを誓った。
粘りのゴルフで上位をキープ、青木香奈子

耐えのゴルフとなった今大会、明日もいかにボギーを出さないかが重要になるだろう(撮影/姉崎正)
今大会、安定したプレーで上位に名を連ねているのが青木香奈子だ。初日をイーブンパーの10位タイで終えると、この第2ラウンドでもその粘り強さは健在だった。
「前半はショットが安定していて、5番、7番でバーディを奪えたのが大きかったです」と語るように、アウトコースを2アンダーの34で折り返す。後半、10番、12番、13番、15番とボギーを重ねたが、崩れきることなく73でホールアウト。通算1オーバーの7位タイと、トップを視界に捉える位置で予選を通過した。
自身の状態については「スウィングのテンポが速くならないように気をつけています。あしたも難しいコンディションになると思いますが、一打一打集中して、悔いのないゴルフをしたいです」と、最終日に向けて静かに闘志を燃やす。
姉の背中を追うホステスプロ、吉田鈴

昨年大会は姉の吉田優利が3日間合計13アンダーで圧倒的な優勝となった(撮影/姉崎正)
地元・千葉県出身のホステスプロとして、予選2日間を通じて大きな注目を集めているのが吉田鈴だ。
「難しいコンディションの中、よく耐えたかなと思います。自分のなかでシビアに、パーを積み重ねることを意識しました」と語る通り、この日は2番で9番アイアンを放ち、下りフックラインの2メートルを沈める見事なバーディを奪取。その後もボギーは1つのみに抑える盤石のゴルフで、青木と同じく通算1オーバーの7位タイに浮上した。
昨年、姉の吉田優利が優勝を飾ったこの舞台。「姉が勝った試合なので、いい成績を出したい気持ちはもちろんあります。飛距離を伸ばすために体重移動を右から左へしっかり移すスウィングの修正をしていますが、その成果も少しずつ出ています」と手応えを口にした。
首位には通算2アンダーの佐久間朱莉が立ち、1打差で神谷そら、笠りつ子が追う展開。パク、青木、吉田を含めた上位陣がわずか3打差以内にひしめき合う大混戦だ。最終日、「強運」を味方につけ、栄冠を勝ち取るのは果たして誰か。明日の戦いに注目だ。
【Vポイント×SMBC レディス 2日目順位表】
1位(-2):佐久間朱莉
2位タイ(-1):神谷そら、笠りつ子
4位タイ(E):パク・ヒョンギョン、鈴木愛、菅沼菜々
7位タイ(+1):青木香奈子、吉田鈴、イ・ミニョン、荒木優奈
11位タイ(+2):菅楓華、金田久美子





