プロゴルファー・小浦和也、33歳。2023年に初シードを獲得したものの、2024年はそれを維持することができなかった。2025年も思った成績を残せず、今年は出場機会が限られるが、今年こそはプロとして悲願の初勝利を狙う。
画像: 小浦和也-Kazuya Koura 宮崎県出身で1993年生まれの33歳。専修大学卒業

小浦和也-Kazuya Koura 宮崎県出身で1993年生まれの33歳。専修大学卒業

GD ゴルフを始めたのは何歳ですか?

小浦 9歳の時に始めました。

GDn きっかけは?

小浦 いい意味でも悪い意味でもパンチの効いた父親の影響です。でも父親に付いて練習場に行くのが楽しかったことは覚えています。

GD 高校は地元宮崎でゴルフで有名な日章学園ですよね? 小学3年生で始めて、ずっとゴルフ1本ですか?

小浦 そうですね。でも中学の時は兄がレスリングをやっていたのもあって、体力をつけるために僕もレスリングをやっていたんです。でも、目の前で先輩が骨を折るのを見て、それで「僕はトレーニングだけにします」って言って、試合はもちろんスパーリングなんかもせずに、ひたすらトレーニングばかりやっていました。

GD それはゴルフのためってことですよね?

小浦 はい。父親からの勧めもありましたけど。

GD ジュニア時代はかなり父親からの指導は厳しかったと聞きましたが?

小浦 厳しかったと思います。本人は愛の鞭的な感覚だったとは思いますが、子供の頃にはわかりませんよね(笑)。一回、大雨の時に練習場に置いてきぼりにされたことがあって。たぶんやる気がないような気の抜けたことをやって怒らせたんだと記憶していますが、家までは20キロはあって、しかも真っ暗で警報が出ていそうな雨だったんです。母親も流石に心配で、迎えに行くって言ったらしいですけど、父親が止めて。それでなんとか歩いて帰ってきたんですけど、家まで残り3キロほどのところで限界に。それで公衆電話から母親に電話をして迎えにきてもらったことがあります。

GD 年齢的に保護されてもおかしくないですよね?

小浦 甘えることは許されなかったですね(笑)。でも、今は本当に仲がいいですし、応援もしてくれています。

GD 小浦プロは学生時代に難病を患ったと聞いていますが?

小浦 はい。大学2年になる頃だったと思いますが、血が止まらない病気になってしまって。完治しない病気らしくて、今も定期的に検査を受けながら経過観察ではあるんです。

GD ゴルフへの影響は?

小浦 血が止まらないことはヤバいと思いますが、症状自体はないのでゴルフへの影響がどこまであったかは実感がないんです。

GD 2023年に悲願の初シード獲得から、この2年は苦しいシーズンを送っていますが、改めて今年の目標を聞かせてください。

小浦 もちろん優勝です。アマチュア時代は優勝することができていますが、プロになってからは勝てていないので、とにかく優勝したいですね。でも、できることをコツコツと積み重ねることは忘れず、自分ができることをしっかりやっていきたいと思います。

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病名は特発性血小板減少性紫斑病という難病で、小浦自身は症状が無いと話しているが、少なからず精神的な部分でも影響は大きかったことは予想できる。ナショナルチームに選出されたほか、朝日杯日本学生ゴルフ選手権で2度優勝、2年連続日本オープンのローアマなど数々のアマチュアタイトルを手にしてきた小浦。同世代ではもっとも将来を期待されていた一人だっただけに、その病気への仲間のショックも大きかったに違いない。もちろん今も体は万全ではないが、そこもいい意味で付き合っていくと割り切れている部分もあると小浦は語る。多くの経験を経て、技術的にも精神的にも強さを身につけている小浦プロの初優勝に期待したい。

文/出島正登
写真/有原裕晶

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