
タイトリストの「パフォーマンス」ボール4モデル。AVX(手前左)、TOUR SOFT(手前右)、VELOCITY(後ろ左)、TRUFEEL(後ろ右)(Ph/Hiroaki Arihara)
AVX:飛距離とスピンを高次元で両立。プロV1ファミリーに最も近いボール
AVXは、低く抑えた弾道で飛距離性能に長けたボールでありながら、「飛ぶボールは止まらない」という常識を覆し、ショートゲームでのスピン性能もしっかり確保しているのが最大の特徴。

AVX ホワイト
「もっと飛ばしたいけれど、グリーン周りでスピンが入らずにスコアを崩すことは避けたい」という欲張り派や、プロV1よりも打感がさらにソフトなので、軟らかな打感が好みの本格志向にも合いそう。
3月に発売されたニューAVXは、ドライバーやロングゲームでの低く突き進む飛距離性能はそのままに、空力性能を一層最適化してミドルアイアンは高弾道になり、新しいウレタンカバーによってグリーン周りでのスピン性能にもより磨きが掛かっている。
このような性能を持つだけあって、「パフォーマンス」ボールのカテゴリーの中、プロV1ファミリーに最も近いポジションにあり、プロV1ファミリーを中心とするタイトリストのボールフィッティングでも、AVXは選択肢の一つとして、常にラインナップされている。

AVX イエロー、AVX エイム360°
ちなみにAVXとは、「Alternative to Pro V1 and Pro V1x」の略で、直訳すると「プロV1、およびプロV1xに代わる、もう一つの選択肢(Alternative)」
TOUR SOFT:プロV1譲りの空力性能を持つ“隠れた名器”
タイトリストのボール担当が、「隠れた名器」と太鼓判を押し、「最強の2ピース」とまで言い切るのが、このツアーソフト。3月に発売したニューモデルでは、コアとカバーの全要素を進化させている。

TOUR SOFT ホワイト
最大の特徴は、プロV1への採用も検討していたという優れた空力性能を持つ、新しい386ディンプルを採用していること。この空力デザインを得たことで、ショット時の空気抵抗が格段に抑えられ、ドライバーショットの飛距離が最大化。
アイアンショットは、サイズも含めて一新したコアと独自のエラストマーカバーによって高打ち出しの高弾道性能が安定。グリーンへの落下角度を保って狙ったエリアへしっかり止まるスコアリング性能を向上させている。
1ダース4400円前後(※編集部調べ/以下同)の価格ながら、「飛ばしだけの2ピース」とは違うトータルパフォーマンスを有するツアーソフト。「隠れた名器」と言われる由縁だろう。

TOUR SOFTイエロー、TOUR SOFT エイム・ブルー
「Tour(ツアークラスの性能)」+「Soft(ソフトな打感)」の名の通り、この価格帯で作ることができる限りの飛距離とスピン、そして、ソフト打感好みのユーザーに寄り添った軟らかな打感。ある意味、かなり贅沢なボールだ。
VELOCITY:圧倒的な飛距離。でも「タイト」はそれで終わらない
3つ目のベロシティは、とにかく「飛距離」。1ダース3000円台後半(※編集部調べ)の価格で、コスパ良く飛ばしたい人へ向けたボール。

VELOCITY ホワイト
2月に発売したニューモデルでは、よりソフトに配合された新コアと新しい350ディンプルによって、ボール初速が向上し、風に強い低く突き抜ける弾道での飛距離性能がさらに高まっている。ドライバーだけでなく、あらゆるショットの飛距離を最大化させてくれる。

VELOCITY グリーン、VELOCITY オレンジ
ベロシティとは、速度(Velocity)の意で、ボール初速による飛距離性能を表すネーミングだが、「ただのディスタンス系ボール」で終わらせないのがタイトリスト。前モデルよりも耐久性を高め、グリーン周りでのスピン性能も向上させているという。タイトリストのボール開発のプライドとして、「飛ぶだけでOK」のボールは、絶対に作らないからだ。
TRUFEEL:最もソフトな打感。このボールも“自社製造”、“外注”はしない
タイトリスト史上、最もソフトな打感を持つのがトゥルーフィール。そして、1ダース3000円以下(※編集部調べ)のエントリー価格帯ながら、このボールも設計から製造まで一貫して自社で行っている。

TRUFEEL ホワイト
一般的なゴルフボールメーカーは、この価格帯のモデルについては、コスト優先で製造を外注するのが常識。しかし、タイトリストはそれを良しとせずに、「自社の基準に満たないものは、タイトリストのロゴを入れて世には出さない」という徹底ぶりで自社工場で製造し高品質を維持する。
設計開発も同様だという。プロV1を手掛けるのと同じ開発チームが担当し、「低価格モデルだから、性能はそこそこで」の妥協はなく、製造コスト内に収める制約を抱えつつも、「飛んで、止まる」の最大化を追求。

TRUFEEL イエロー、TRUFEEL エイム360°
ソフトな打感を維持しつつ、グリーン周りでも、「タイトらしい」性能を担保。世界で最もこだわって作られた「1ダース3000円」のボールと言えるだろう。
最後に、パッケージ“文言”の秘密
最後に、タイトリストのすべてのボールパッケージには、「SOLD THROUGH GOLF PRO SHOPS」という文言が印字されている。「(ゴルフ場に入っている)プロゴルファーが運営するプロショップを通じて販売する」との意味。さらに説明すると、「ゴルフのプロが認めたボールを、プロの目利きにより、個々のアマチュアに適したボールを販売します」との想いが込められ、この言葉は90年以上前の創業時からパッケージに刻まれているという。

「SOLD THROUGH GOLF PRO SHOPS」、タイトリストボールすべてのパッケージに入る
プロV1だけじゃない、AVX・TOUR SOFT・VELOCITY・TRUFEELも、やはりタイトリストボールクオリティ。「タイトのボールは敷居が高くて・・・」という方、まずは、この4モデルから選んで試してはいかが?
各ボールのAIMデザインやカラーリングのこだわりについては、また別の機会に。
