大会史上最少ストロークを記録。ハイレベルな世界のアマチュアが激突

初日をトップタイで終えたマリア・ホセ・マリン(左)とオ・スミン(画像:大会提供)
ジョージア州のチャンピオンズ・リトリートGCで開幕した第7回「オーガスタナショナル女子アマチュア(ANWA)」の第1ラウンドは、大会の歴史を塗り替える記録的な幕開けとなった。
この日の平均スコア「72.22」は大会史上全ラウンドを通じて最も良く、9名がボギーなしのラウンドを達成、さらに31名がアンダーパーで終えるという、いずれも新記録となる極めてハイレベルな戦いが繰り広げられた。
首位には、ボギーなしの7アンダー「65」をマークしたマリア・ホセ・マリン(コロンビア)と17歳のオ・スミン(韓国)の2人が並んだ。マリンは今季米大学リーグで圧倒的な成績を残しており、一方のオ・スミンも今年アジア太平洋女子アマで準優勝するなど勢いに乗る実力者だ。3位タイには、初出場選手としての初日最少スコア「66」を叩き出したバネッサ・ボロビロス(カナダ)ら3名が1打差で追う展開となっている。
「お赤飯パワー」が炸裂!長澤愛羅がイーグル奪取で日本勢を牽引

日本勢の中で好スタートを切った長澤(画像:大会提供)
日本勢5名の中で最高のスタートを切ったのは、初出場の長澤愛羅だ。10番ホールからスタートした長澤は、後半の2番パー4で残り131ヤードから9番アイアンで放った第2打が直接カップインするイーグルを奪取。
「すごい『うおー』っていう歓声で、入ったんだって思いました」と振り返る会心のショットでスコアを伸ばした。
この快進撃を支えたのは、叔父が手作りしてくれた「お赤飯のおにぎり」だった。「お赤飯パワー」で2アンダー「70」をマークし、世界ランキング1位のキアラ・ロメロ(アメリカ)らと並ぶ15位タイの好位置につけた長澤は、「明日もアンダーで、60台を目指したい」と、聖地オーガスタでの決勝ラウンド進出へ向けて自信をのぞかせた。
耐えるゴルフを展開した日本勢。廣吉は32位タイ、後藤・岩永・梶谷も明日へ繋ぐ

左から後藤、岩永、梶谷、廣吉(画像:大会提供)
世界アマランク日本勢トップの廣吉優梨菜は、イーブンパー「72」の32位タイで初日を終えた。「思ったよりギャラリーがいて楽しかったが、出遅れた」と悔しさを見せたが、予選通過ラインの30位タイ付近に踏みとどまっている。
その他の日本勢は、後藤あいが1オーバー「73」の40位タイ、ナショナルチームの岩永杏奈は2オーバー「74」の49位タイ。2021年覇者の梶谷翼は、12オーバー「84」の72位と大きく出遅れる苦しい発進となった。しかし、決勝ラウンドへ進めるのは上位30位タイまで。明日の第2ラウンドでの巻き返しに聖地への望みを託す。
【第1ラウンド終了時点の日本人選手成績】
15位タイ(2アンダー):長澤 愛羅
32位タイ(E):廣吉 優梨菜
40位タイ(1オーバー):後藤 あい
49位タイ(2オーバー):岩永 杏奈
72位(12オーバー):梶谷 翼
明日行われる第2ラウンド終了後、上位30名(タイ含む)が、土曜日にオーガスタ・ナショナルで行われる決勝ラウンドへと進出する。日本勢の命運を握る2日目のティータイム(日本時間)は以下の通りだ。
【1番スタート】
午後9時46分:岩永 杏奈、アンナ・ファング、エヴァ・メリル
午後10時55分:アンナ・デービス、ポーラ・マルティン・サンペドロ、マリア・ホセ・マリン
午後11時07分:長澤 愛羅、アンディ・スミス、ウンソ・チョイ
【10番スタート】
午後9時00分:梶谷 翼、リリー・ライター、レーガン・ジビルスキ
午後9時23分:キアラ・ロメロ、アンドレア・リブエルタ、エイラ・ガリツキー
午後10時44分:廣吉 優梨菜、バネッサ・ボロビロス、グレース・キルクリース
午後11時07分:後藤 あい、ブルック・ビアマン、エミリー・オドウィン
※時間は大会公式ペアリングに基づく日本時間
世界ランク1位のキアラ・ロメロ(15位タイ)や、元女王アンナ・デービス(23位タイ)ら強豪がひしめく中、日本勢5名全員が「夢の舞台」へと駒を進めることを期待したい。

