ヤマハレディースオープン葛城(葛城GC山名C)の3日目が4日に行われ、プロ3年目の吉澤柚月が5アンダーの「67」をマークし、トータル4アンダーでホールアウト。6位タイに浮上した。最終日は首位の荒木優奈と仲村果乃を3打差で追う。3日目首位スタートの菅楓華は5アンダーの4位タイ、2位スタートの女王・佐久間朱莉は吉澤と同じ4アンダー6位タイに後退した。
画像: 6位タイに浮上したプロ3年目の吉澤柚月(撮影/有原裕晶)

6位タイに浮上したプロ3年目の吉澤柚月(撮影/有原裕晶)

吉澤は5バーディ・ノーボギーのラウンドを「90点」と自己採点した。

3番パー5。90ヤード地点からの3打目を1メートルにつけて最初のバーディを奪うと、7番パー3では5メートル、9番パー4では10メートルのロングパットを見事に沈めた。後半に入っても勢いは止まらず、10番パー4では125ヤードを9番アイアンで30センチにピタリとつけ、12番パー4でも130ヤードから3メートルにつけ、そのバーディパットを沈めて確実にスコアを伸ばした。

画像: ショットが好調の吉澤(撮影/有原裕晶)

ショットが好調の吉澤(撮影/有原裕晶)

好調の要因は、2月のタイ合宿で重点的に取り組んだ「100ヤード以内」の練習にある。そのために自己への先行投資として数百万もする弾道計測器「トラックマン」を購入し、10ヤード刻みでデータと自身の感覚のすり合わせを行った。48度、52度、58度の3本のウェッジを使い分け、スウィングの振り幅を基準に距離を打ち分ける。

「振り幅と、クラブを短く持ったり、ちょっと長く持ったりとかで、あんまりスピードは変えないでやっています」

100ヤードは48度で打ち、ちょうど振り幅だけでは距離を出しにくい苦手の40ヤードや60ヤードは、58度を短く持つなどして対応している。

カラオケ好きで知られる吉澤は、ラウンド中も頭の中で曲を口ずさんでいるという。気合を入れるならAdoの「私は最強」で、今大会の初日はMrs. GREEN APPLEの曲を、2日目からはM!LKの「爆裂愛してる」を選び、脳内で「ば・く・れ・つ」とリフレインさせてリズムを刻んだ。これが功を奏し、初日終了時の5オーバーから、残り2日間でスコアを9つ伸ばす快進撃につながった。

また、1月のプロアマ大会でもらった服部道子の著書『好転力 心をシンプルにすればうまくいく』(世界文化社)からも大きな刺激を受けた。「嫌いなことから逃げない」という教えに感銘を受け、苦手だった走り込みを継続するようになった。

これまでのオフはスウィングを変えることに取り組んだが、3カ月の短い時間では変えることは難しい。それよりも新たな練習法や意識改革の変化で、今シーズンのいいスタートを切ることに成功した。

ただ、昨年のQTファイナルは76位。レギュラーツアーへの出場は、推薦しかない。少ない出場機会でポイントを増やし、第1回リランキング突破、そしてシード獲得を目論む。それでも、ツアー初戦の「台湾ホンハイレディース」でも13位に入り、明日次第では、その目論みは大きく前進する。

最終日、文字通り「私は最強~」と18番グリーンで絶叫する姿が見られるか、楽しみだ。

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