
今季初優勝、通算3勝目を飾った高橋彩華(撮影/有原裕晶)
18番のショットインイーグルでトップに並ぶ

プレーオフ2ホール目でバーディパットを沈め優勝(撮影/有原裕晶)
首位と4打差で最終日を迎えた高橋は、正規の18番ホールでショットインイーグルを奪い、8アンダーに浮上。トップの荒木と仲村に土壇場で追いついた。入った瞬間、両手を挙げながら何度も小刻みにジャンプして、キャディとハイタッチ。喜びをあらわにした。
【高橋 彩華】プレーオフに持ち込んだ18番の劇的イーグル|ヤマハレディースオープン葛城
youtube.com「手前からでも転がるし、少し奥に落ちても戻るから、とりあえずしっかり打てばどっちにしろ寄るはずだという感じでした」と、残り89Yの3打目を54度でピン奥からバックスピンをかけカップインさせることに成功した。
グリーンに上がってボールを拾い上げ、リーダーボードを確認すると自身が首位に立っていたことに気づいたという。
「あれ? ってびっくりした」と首位に並んだことに驚きを見せ、ラウンド前には「変なプレーをせず、トップ10で終われたらいいねと話していた」と、無欲の状態でプレーに臨むほどだった。
荒木優奈、仲村果乃と3人のプレーオフを制す

荒木優奈、仲村果乃と3人のプレーオフを制す(撮影/有原裕晶)
通算8アンダーで並んだ荒木、仲村とのプレーオフ。高橋はプレーオフを待つ間を「嫌な感じだった」と明かしたものの、冷静に得意のウェッジでチャンスを作った。18番で行われたプレーオフ1ホール目では、残り80ヤードを58度のウェッジで2メートルにつけてバーディを奪取。パーの荒木は脱落。続く2ホール目、高橋は残り70ヤードを同じく58度で80センチに寄せた。このバーディパットを「下りのボール1個外すスライスで、距離の割には簡単じゃなかったです」という微妙なラインを沈読み切り、パーとした仲村を下して優勝を決めた。
開幕前には頭痛などで食事も睡眠もとれない原因不明の体調不良に見舞われていたという。「自分の納得するショットが全然いっていなかった」と不調を感じていた時期があり、キャディとも「こんな調子の中でトップ10に入れたらすごいよと言いながらやっていた」と話した。それだけに今回の逆転優勝には「初めて追い上げで優勝できたので嬉しいですし、勝てたんだって感じでした」と喜びを噛み締めた。
この勝利は、オフの猛練習の成果であるという。昨季が1勝止まりだった悔しさから、「去年以上の成績を出すには去年より練習しなきゃダメだと思いました」と、周囲が止めるほど自身に負荷をかけた。タイでの3週間の合宿では、休みはほぼ1日のみであったという。
「ショートゲームを1日3〜5時間」行い、ウェッジの距離感を徹底的に磨いた。「こんなにやって正解だったのかと思うほどきつかったです。最後はあれだけ練習したんだからという気持ちでプレーしまし」と、練習の成果が自信につながったと話した。
さらに今年からパッティングコーチをつけて精度を向上させたことも勝因の一つに挙げ、「年間複数回優勝をしたい」と、今後の目標を掲げた。






