荒天に見舞われたPGAツアーのバレロテキサスオープンは3日連続サスペンデッドとなり迎えた最終日、最終組が30ホールを消化しなければならない過酷な状況となった。そんななか初日から好調なプレーを続け第3ラウンドがサスペンデッドとなった時点で暫定3位タイにつけていた久常涼が一時トップに並びかける健闘を見せた。しかし最終的にはスコアを伸ばせず通算13アンダー8位タイ。優勝すればマスターズ出場権が手に入るところだったがそれを逃し悔しさを募らせた。

終始トップに迫る久常のプレーには勢いがあった。勝ってマスターズ切符を勝ち取るのでは? という期待が大きく膨らんだ。しかし雨が降ったり止んだり、強い風が巻く難コンディションに「ジャッジが上手くいかなかった」と唇を噛みしめた。

ワンオン可能な17番でグリーン右にティーショットを外しながらも1メートルに寄せてバーディを奪ったが、最終18番ではアプローチを寄せきれず惜しくもボギー。イーブンパー72でトップ5を目前で逃し8位タイに終わった。

【動画】久常涼、第4Rの17番ホールバーディ【U-NEXTゴルフ公式X】

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4日間を通してパーオン率75パーセントで全体の1位。グリーンを狙うショットのストローク・ゲインド(SG)は+6.965で堂々の1位。SG:パッティングも+4.088(12位)とデータ面では勝ってもおかしくなかった。

画像: 優勝に近い若手の一人へと成長した久常涼(PHOTO/Getty Images)

優勝に近い若手の一人へと成長した久常涼(PHOTO/Getty Images)

だが掴みかけた初優勝は指先からこぼれ落ちた。ラウンド後のインタビューでは「ホントね、今週は優勝の見える位置でプレーできていたんで残念。悔しいです」と全身に無念さを滲ませた。

マスターズの出場権は逃したが現時点でネクスト10(有資格者を除く今季のポイントランク上位10名にRBCヘリテイジの出場資格が与えられる)の3位に浮上し次回のシグネチャーイベントの出場を確定させている。

【動画・11分30秒】テキサスOP3Rハイライト、12番久常涼の約16mのロングパットバーディは07:13〜【PGAツアー公式YouTube】

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最近の久常は上位で戦って当たり前という雰囲気を醸し出している。自らの手で掴み取った自信というオーラを纏っているのだ。「いつ勝ってもおかしくない」。それは本人もライバルもファンも感じていること。

次週のマスターズで21年以来2度目のマスターズ優勝を狙う松山英樹は、厳しいコンディションのなか最終ラウンドを2アンダー70にまとめ21位タイ。メジャー前の調整をまずまずの形で終えている。

勝ったのは最終ラウンドで1イーグル、4バーディ、1ボギーの5アンダー67をマークしたJ.J.スパーン。

【動画】これがメジャーチャンピオンだ! J.J.スパーン、17番のイーグルで優勝を手繰り寄せる【PGAツアー公式X】

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22年にツアー初優勝を飾った思い出の大会で昨年の全米オープン以来となる通算3勝目を達成すると「全米オープンに勝ったことで期待する気持ちもあったし今季は自分にプレッシャーをかけ過ぎてしまった。去年とは別人になっていたんです。でも数週間前から肩の力を抜いてプレッシャーを少しでも減らそうと頑張ってきました。大変でしたけど乗り越えられて良かった」と声を弾ませた。

ザ・プレーヤーズ選手権以来、優勝争いに絡んでいるラドビッグ・アバーグは5位タイに終わったがマスターズでは何かやってくれそうだ。

【動画】「3Wでアイアンみたいな止まり方!」 アバーグ、306Yの17番を約3mにつけるスーパーショット【PGAツアー公式X】

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