全国から問い合わせが殺到するという、知る人ぞ知る人気ショップ「ゴルフステージ成城」。そのクラブナビゲーターである吉田朋広氏が、注目ギアを徹底解説する企画。今回はアスリートに大人気のテーラーメイド「Qi4D」に焦点を当て、ヘッドスピード(HS)43m/s以上のゴルファーにオススメのカスタムシャフトを検証する。

1月29日に発売されたテーラーメイド「Qi4D」シリーズは、アスリートゴルファーからの支持も厚く、順調なセールスを記録しています。Qiシリーズ3代目となる本作のヘッドラインナップは、ロースピンの「LS」、コアモデルの「Qi4D」、大慣性モーメントの「MAX」、軽量設計の「MAX LITE」の4種類。中でも一番人気なのが、コアモデルです。

画像: テーラーメイド「Qi4D」

テーラーメイド「Qi4D」

名称にある「4D」は、「フェース」「ヘッド」「フィッティング」「シャフト」という4つのDIMENSION(次元)に由来します。特に今回は純正シャフトの開発に注力しており、1100万件以上の膨大なショットデータを分析。そこから導き出された「HR」「MR」「LR」という3つのラインナップで、あらゆるゴルファーを最適にカバーしています。

一方で、ヘッドスピードの速いアスリートゴルファーの中には「純正ではやや物足りない」と感じる方がいるのも事実。もちろん、メーカーカスタムも豊富に用意されています。そこで今回は、テーラーメイドのカスタムオーダー可能な中から、HS43m/s以上のアスリートに向けて「これぞ」というオススメの1本を厳選しました。

スウィングタイプによって無数の選択肢がある中で、あえて1モデルに絞るのは至難の業です。しかし、私が着目したのは本作のネーミングの由来である「4 DIMENSION」。この4つの次元すべてと見事にシンクロするシャフトとして、フジクラの「26 VENTUS TR BLUE」を選びました。

同モデルは、2026年1月29日に発売されたVENTUSシリーズの最新作。「24 VENTUS BLUE」をベースに各セクションを強化した、ツアーレイテッド(TR)バージョンです。中元調子で最も使用者が多いブルー系統の最新シャフトが、いかにQi4Dと相性が良いのか、4つの次元に沿って解説します。

画像: 26 VENTUS BLUE TR

26 VENTUS BLUE TR

ポイント1:フェース

Qi4Dのフェース最大のポイントは、「STEALTH」から数えて第5世代となったカーボンフェースです。

ロール(縦の曲面)に着目し、スピン量のバラツキを抑えることに成功しています。特にスピンが増えやすいフェース下部でのヒット時にもスピンを低減させ、スイートエリアを拡大。左右のブレも少なく、安定性が飛躍的に向上しました。

画像: VELOCORE PLUS

VELOCORE PLUS

一方の「26 VENTUS TR BLUE」も、プロ・アスリート向けの設計により先端剛性が高く、インパクトエリアでの挙動が極めて安定しています。さらに「VELOCORE PLUS」テクノロジーにより打点ブレに非常に強いため、ハードヒッターが強く叩きにいってもスピンが増えすぎません。バックスピンを適正化するカーボンフェースとの相乗効果で、ヘッドのパフォーマンスを余すことなく引き出せる理想的なマッチングです。

ポイント2:ヘッド

ヘッドの要は、空力効果を発揮するエアロシェイプと、そこに搭載された「TAS(トラジェクトリー・アジャスタメント・システム)」です。コアモデルには4つのウェイトがあり、ポジションを入れ替えることで重心位置を自在に変化させられます。

重心が変わるとヘッドやシャフトの挙動も変化しやすくなりますが、各セクションが強化された強靭な「26 VENTUS TR BLUE」なら、ウェイトを変えてもシャフトのフィーリングに与える影響はごくわずか。エアロシェイプヘッドの安定性と相まって、プレーヤーが求めるイメージ通りの弾道をブレずに打ち出せます。

画像: 26 VENTUS TR BLUE

26 VENTUS TR BLUE

ポイント3:フィッティング

「TAS」と「ロフトスリーブ(±2度のロフト調整、最大4度のアップライト設定)」の組み合わせによる細かな調整機能も大きな武器です。

ただ、スリーブのポジションを変えると、必然的にシャフトの向きも変わってしまいます。しかし「26 VENTUS TR BLUE」は、開発段階からスリーブ装着を前提に設計されているため、向きが変わることによるスパイン(背骨)フィーリングの変化を最小限に抑えられます。コースやスウィングに合わせて微調整を行いたいアスリートにとって、これは非常に大きな安心感となるはずです。

ポイント4:シャフト

テーラーメイドの新純正シャフト「REAX」のデータ分析によると、ゴルファーの約60%が、標準的なヘッドローテーションを持つ「MR(MID ROTATION)」に属するといいます。純正のMRシャフトは、手元の剛性を確保しつつ、切り返しのタイミングが取りやすい中調子。先端も純正としてはしっかりしており、叩ける安心感があります。

そして「26 VENTUS TR BLUE」は、まさにこの「MR」タイプのゴルファーの中で、さらに強いシャフトを求めるHS43m/s以上のアスリートにドンピシャの1本です。

最外層に独自のクロス材(SPREAD TOW FABRIC)を採用して高い剛性感を実現し、先端の「VELOCORE PLUS」がハードなインパクトにも当たり負けしない強靭さを生み出します。

画像: 吉田氏によるシャフト評価①

吉田氏によるシャフト評価①

高い剛性を持つ中元調子の「26 VENTUS TR BLUE」は、純正では物足りないハードヒッターにとって、これ以上ない頼もしいマッチングと言えます。重量帯も50、60、70g台と揃っており、もしブルー系統が合わないスウィングタイプの方でも「RED」や「BLACK」が用意されているため、必ず自分に合ったシャフトが見つかるはずです。

画像: 吉田氏によるシャフト評価②

吉田氏によるシャフト評価②

次回は、ヘッドスピード43m/s以下のゴルファーに向けて、最適なカスタムシャフトのマッチングを考察したいと思います。

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