トップタイからスタートした第2ラウンド。前半2アンダー34と順調だったマキロイだが15年前にトリプルボギーを叩いた鬼門10番でボギー。その時点でパトリック・リードに並ばれた。
しかし12番パー3でティーショットを2メートル弱につけバーディ。それをきっかけにマキロイ劇場がスタートした。
13番パー5ではティーショットを右の林に打ち込んだが「刻んでバーディを獲るにはどうすれば良いか?」に集中し3打目勝負で目論見通りのバーディ。
15番も同じく右に曲げ林から絶好のポジションに刻んでバーディ。「以前なら林のなかからグリーンに乗せてヒーローになろうと思っていた」がいまは「いい距離にレイアップすれば必ずチャンスはある」と思えるようになった。
やはり林に打ち込んだ17番ではグリーン右手前からのアプローチがカップに吸い込まれ本人も驚くチップインバーディ。18番でもバーディを決め上がり4連続バーディで後続を引き離し6打差をつけた。

「完璧なゴルフは必要ない」と話すマキロイは2位に6打差で週末を迎える(撮影/岩本芳弘)
「まぁ、終盤はゾーンに入っていた、とまではいわなくても流れに乗ることができました。ショットをミスしてもショートゲームでカバーできる。良いスコアを出すのに完璧なゴルフは必要ない。それをメイソン(ハウエル/同組で回った昨年の全米アマ覇者)も学んでくれたと思います。デビューした頃の僕はプロは絶対にミスしないもの、と思い込んでいましたがそれは違いますから」
「マキロイが負けるなんて考えられない」とフレッド・カプルスがいえば、詰めかけたパトロンも彼の勝利を疑っていない。それだけに明日はややプレッシャーがかかるはずだが……。
「今日コースを出たら明日コースに戻るまでゴルフのことは考えません。携帯も切ってテニスの試合を見たり、娘のポピーと『ズートピア2』の続きを観るかもしれません」
ちなみに昨年は『プラダを着た悪魔』を観ながら寝落ちしたといっていた。

LIVゴルフ2連勝で挑んだマスターズは予選落ちに終わったブライソン・デシャンボー(写真は26年マスターズ初日、撮影/岩本芳弘)
一方ゲーリー・プレーヤーが「活躍して欲しいNo.1」に挙げたブライソン・デシャンボーは苦戦。初日11番でトリプルボギーを叩いて大きく出遅れ、挽回を誓った2日目は17番終了時点でカットラインに1打余裕の通算3オーバーだった。ところが18番で悪夢が。
ティーショットを右の林に打ち込み2打目がグリーン手前のバンカーにつかまり1打で脱出できず今大会2個目のトリプルボギー。コメントも残さずオーガスタを後にした。
LIVゴルフで2大会連続優勝し、好調のままマスターズ制覇を目指したが傷心の予選落ち。人気者が明暗を分けた。




