
マスターズ2連覇を成し遂げたローリー・マキロイ(撮影/岩本芳弘)
連覇を決めたマキロイは18番グリーンからクラブハウスに向かう丘を上りながらロープの外にいた愛娘ポピーちゃんを呼び寄せ抱きしめた。妻エリカさんとハグ&キス。そして北アイルランドから応援に駆けつけた両親と抱き合って喜びを分かち合った。
「信じられません」。由緒正しいバトラーキャビンでフレッド・レドリー・オーガスタナショナルGC会長とキャスターのジム・ナンツに開口一番心境を語ったマキロイ。
「母がここに来るのは14年以来2度目です。本当は来て欲しくなかった。去年優勝してしまったので(笑)。でもこうして彼女の前で勝てて良かったです」

両親と妻、そして愛娘……家族もマキロイ優勝の瞬間を見守った(撮影/岩本芳弘)
屋外でおこなわれたグリーンジャケットセレモニーでは西日に照らされながら込み上げる涙を堪え、家族への感謝を滔々と口にした。
「エリカ、ポピー、ありがとう。キミたちが僕を信頼してくれたからできたこと。パー3コンテストも楽しかったね。ポピーはここで過ごす1週間が1年で一番好きになったみたいだ」

セレモニーでは涙を堪える姿も(撮影/岩本芳弘)
「そして父と母。世界で彼ら以上素晴らしい両親はいないと思っています。僕も2人を見習って娘にとって素晴らしい父親になりたいです」
最終日は前半ダブルボギーを叩き追う立場にもなった。17年待ち続けてやっとグリーンジャケットを手に入れた昨年も最終日にダボを叩きプレーオフにもつれこむ苦しい展開だった。
「今年も同じような状況で改めて難しさを実感しました。でも諦めず最後までしっかり踏ん張ることができました。努力が報われて良かった。去年の優勝がフロック(まぐれ)でなかったことを証明できた」
3月に背中を痛めたあとザ・プレーヤーズ選手権では48位タイに終わった。その後3週間試合に出ないで調整したのは、マスターズ連覇に向けた布石だった。
「オーガスタで過ごす時間が長ければ長いほど良いと思っていました。朝(フロリダの自宅で目覚め)ポピーを幼稚園に送ってから飛行機でオーガスタに飛んで練習して夜また帰ってくる。そんなことを何度も繰り返しました」。さすがスケールが大きい!
マスターズの連覇が24年ぶりなら大会前3週間休んでチャンピオンに輝いたのは13年のアダム・スコット以来13年ぶり。14年以来メジャー制覇から遠ざかり昨年待ちに待ったグリーンジャケットを獲得し史上6人目のキャリアグランドスラマーになったマキロイは36歳にして円熟期を迎えたように見える。
これからどれだけ記憶と記録に残るプレーを見せてくれるのだろう? 楽しみで仕方ない。
【動画】マキロイのウィニングパットを振り返る【マスターズ公式YouTube】
Rory McIlroy's Putt to Win the 2026 Masters
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