2026年4月16日、茨城県の利根パークゴルフ場(6780ヤード・パー70)を舞台とするACNツアー第2戦「ニュータス カップ in 利根パークゴルフ場」の2日目が終了した。フラットな河川敷コースで熾烈なバーディ合戦が繰り広げられる中、通算11アンダーで首位に並び立ったのが、杉原大河(65-64)とチョウ・ラクヒョン(63-66)の2人だ。なお、初日のギャラリー数が410人から560人に上方修正され、2日間の累計は1122人を記録。ACNツアー初の河川敷開催に対する地元ファンの注目度の高さがうかがえる。

杉原大河はACNツアー開幕戦の雪辱を誓う「ほぼ100点」の猛攻

ACNツアー開幕戦「Novil Cup」で、最終日に1イーグル・5バーディ・ノーボギーという完璧に近いゴルフで優勝争いを演じながらも、それを上回る1イーグル・9バーディ・2ボギーの大内智文に競り負け4打差の2位と、涙を飲んだ杉原大河。彼にとって今大会は、早くも訪れた雪辱の絶好機である。

画像: 杉原大河(写真は26年東建ホームメイトカップ、撮影/姉崎正)

杉原大河(写真は26年東建ホームメイトカップ、撮影/姉崎正)

その鬱憤を晴らすかのように、今大会での杉原は圧巻の爆発力を見せつけている。2日間で奪った「バーディ以上」の数は実に16個を数え、全選手中トップという驚異的な攻撃力を誇る。このビッグスコアを強力に支えているのが、杉原の代名詞ともいえるドライバーの飛距離……はもちろんだが、全体2位となる「1.4231」という平均パット数だ。グリーン上での圧倒的なパフォーマンスが、スコアボードの上位に君臨し続ける原動力となっている。加えて、パーオン率も「72.2237%(2位)」を記録し、ショットの精度も高く維持している。

杉原は「ドッグレッグが多いコースはあまり得意ではなく、このコースは真っすぐなホールが多くて好き」と、コースとの相性の良さを口にする。自身が毎試合の目標として掲げる「パーオン18回中14回(77.778%)」のノルマには届かなかった(この日は18回中12回だった)ものの、「そういった面は減点だが、内容的にはほぼ100点に近い」と自信に満ちた表情で語った。

チョウ・ラクヒョンは新パターと「日本愛」で挑む初V

杉原の爆発力に対し、持ち前の安定感で対抗するのが韓国・ソウル出身のチョウ・ラクヒョンだ。

画像: チョウ・ラクヒョン(写真は26年東建ホームメイトカップ、撮影/姉崎正)

チョウ・ラクヒョン(写真は26年東建ホームメイトカップ、撮影/姉崎正)

彼のスタッツを見ると、パーキープ率が「94.444%(7位タイ)」と、ボギーを極限まで叩かない堅実なマネジメントが光る。さらにパーオン率も「69.445%(4位タイ)」と安定してチャンスを作り続けている。好調の要因は、グリーン上での決断にあった。「(ACNツアー開幕戦の)Novil Cupと(レギュラーツアーの)東建ホームメイトカップでパッティングに苦しみ、パターを変えた。それが今週のグリーンに合っている」と、新たな相棒が躍進を支えている。

プライベートでは、妻が日本に長く住んでおり、自身も3月末から兵庫県小野市で生活を始めたばかり。「日本が好き。妻が日本語を話せるので、僕も練習中」と語る親しみやすい素顔を持つ男が、ツアー初優勝へ向けて静かに闘志を燃やしている。

追撃する実力者たちと最終日の鍵

首位の2人を追う顔ぶれも極めて強力だ。2打差の通算9アンダーには中里光之介とルーキーの小田祥平が不気味に控え、3打差の通算8アンダーには初日首位の川上優大や宇喜多飛翔ら6名がひしめく大混戦となっている。

最終日の命運を握るのは、やはり河川敷特有の自然環境だろう。チョウが「今日のバック9は風が強く吹いていたので難しかった」と語ったように、風への対応力と我慢強さが勝負の分かれ目となる。 最終ラウンドの熱戦の模様は、JGTOのYouTubeチャンネル「JGTO TV」にて朝9時から生中継される。杉原のリベンジか、チョウの初戴冠か、それとも後続の逆転劇か。見逃せない最終日が幕を開ける。

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