今やマスターズウィークの風物詩となったジョン・デーリーのオーガスタ訪問。といっても試合に出るわけではない。彼はいったい現地で何をしている?
画像: メジャー2勝のジョン・デーリー

メジャー2勝のジョン・デーリー

メジャー2勝のデーリーは06年を最後にマスターズに出場していないが、ここ20年コースに近いスポーツバーHootersの駐車場にキャンピングカーを停めてオリジナルグッズを販売し、ファンと交流を深めてきた。

昨年Hootersが閉店、建物は取り壊されたがデーリーは通りを挟んだ向かいの『トップドーグタバーン』を新たな縄張りに決めて大々的な“ファンミーティング”を開催していた。

かつては「メジャーチャンピオンがマスターズに乗じて小商い!?」と揶揄されたが、今やその人気は凄まじく国内外のファンが長蛇の列を作っている。白髪と長い髭を蓄えた彼の似顔絵つきTシャツやロゴ入りキャップを購入したファンには漏れなく本人がサインし写真撮影に応じる。「腰が痛い」と苦笑いしながら朝の9時から5時まで立ちっ放し。「オーガスタも人も最高だよ。大好きだ」と笑顔。

アルコール依存症とがんを克服、くもに噛まれ敗血症を発症したことも。10年で10回以上の手術を受けながらよみがえった不死身の男は今でもタバコを手放すすることはない。

婚約者のアンナさんと元キャディのランス・オドムがグッズ販売を手伝い、驚くなかれ1時間に2万ドル(約320万円)を売り上げ「24年は1週間で78万ドル相当(1億2000万円以上)を販売した」(オドム氏)という。

今年は新たに初日と2日目の夜にシミュレーター付きのドライビングレンジでショットを披露するイベントにも参加した。

格式張ったゴルフ界とは一線を画すデーリーの型破りなところがまたファンを魅了する。映画にも出演して俳優顔負けの演技も話題になったが、マスターズ翌週には全米プロシニアで本業に戻った。父にそっくりな息子(大学生)は主催者推薦で今年のプエルトリコオープンでツアーデビューを飾った。“悪童”で鳴らしたレジェンドの話題は尽きない。

※週刊ゴルフダイジェスト2026年5月5日号「バック9」より


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