全国から問い合わせが殺到するという、知る人ぞ知る人気ショップ「ゴルフステージ成城」。そのクラブナビゲーターである吉田朋広氏が、注目ギアを徹底解説する企画。今回はアスリートに大人気のテーラーメイド「Qi4D」に焦点を当て、ヘッドスピード(以下HS)42m/s以下のゴルファーにオススメのカスタムシャフトを検証する。

前回はHS43m/s以上のハードヒッターに向けたシャフト選びをお届けしましたが、今回は「HS42m/s以下のゴルファー」にオススメしたい、テーラーメイドのメーカーカスタム対応シャフトをご紹介します。

スウィングタイプによって選択肢は多岐にわたりますが、今回もあえて“この1本”を厳選させていただきました。

ヘッドはQi4Dシリーズのコアモデル「Qi4D」。ネーミングの由来である「4D」=「フェース」「ヘッド」「フィッティング」「シャフト」という4つの次元すべてにシンクロする究極のパートナーとして、私が選んだのはフジクラの「SPEEDER NX GOLD 50SR」です。

画像: SPEEDER NX GOLD 50SR

SPEEDER NX GOLD 50SR

2025年9月5日に発売された「SPEEDER NX GOLD」は、大ヒットシリーズの5代目となる最新作。「しなりとトルクの黄金比率」をコンセプトに、NX史上最高の初速と最強弾道を実現したモデルです。高初速で人気の「GREEN」をベースに新テクノロジー「DHX」を搭載し、よりスムーズな振り心地へと進化した中調子シャフトとなっています。

それでは早速、この「SPEEDER NX GOLD」が、なぜQi4Dの“4つのDIMENSION”に最適なのかを解説していきましょう。

ポイント1:フェース

Qi4Dのフェースは、第5世代へと進化した60層のカーボンフェースです。タテの曲面(ロール)を最適化し、バックスピンのバラツキを抑えることに成功しているのは前回も解説した通り。しかし、この硬いカーボン素材のポテンシャルを引き出すには、HS42m/s以下のゴルファーにとって「分厚いインパクト」を作ることが不可欠になります。

「SPEEDER NX GOLD」は、穏やかな挙動の中調子でありながら、NXシリーズらしく先端部分の程よい動きを感じられるのが特徴です。インパクトエリアでヘッドを少し前に押し出してくれるため、ボールをしっかりとらえ、硬いカーボンフェース面にボールを“押し込む”ことができます。スウィングエネルギーをロスなく伝え、分厚いインパクトを実現してくれる。まさに理想的な相性と言えるでしょう。

画像: Qi4D

Qi4D

ポイント2:ヘッド

Qi4Dのヘッドは、ダウンスウィングで空力効果を発揮する「エアロシェイプ」と、4つのウェイトで弾道を操る「TAS(トラジェクトリー・アジャスタメント・システム)」がキーテクノロジーです。

大慣性モーメントヘッドに合わせて設計された「SPEEDER NX GOLD」は、絶妙なしなりと、ねじれを感じさせないトルクコントロールにより、自然とクラブスピードを引き上げてくれます。

また、TASでウェイトポジションを変更すると重心位置が変わり、通常はシャフトの挙動にも影響が出やすいものですが、先端剛性が高められているためその影響をほとんど受けません。インパクトの安定性を保ちながら、ヘッドの空力特性を最大限に活かし、「振りやすく、当てやすい」という圧倒的な一体感をもたらしてくれます。HS42m/s以下でもヘッドスピードを落とさず振り切れる、抜群の組み合わせです。

ポイント3:フィッティング

フィッティングの要となるのは、先述の「TAS」と、テーラーメイド伝統の「ロフトスリーブ」による弾道調整機能です。ロフト角±2度、ライ角を最大4度アップライトに変更できるこの機能は、コースやレイアウトに合わせて理想の弾道を作るために最大限活用したいところです。

画像: ポイント3:フィッティング

フジクラは女子ツアーでのドライバーシャフト使用率No.1を誇り、そのプレーヤーの全員がスリーブ機能搭載ヘッドを使用しています。つまり、「SPEEDER NX GOLD」には、さまざまなスリーブ付きヘッドに対応してきた膨大なノウハウが詰め込まれているのです。

新搭載の「DHX」によりねじれ剛性と先端の硬度が保たれているため、大慣性モーメント特有の“先重り感”も気になりません。スリーブやウェイトをどう調整してもシャフトのフィーリングが変わらないため、自分にとってのベストポジションを非常に見つけやすいはずです。

ポイント4:シャフト

最後のポイントは、テーラーメイドが1100万件以上のショットデータを分析して導き出した純正シャフト「新REAX」との関係性です。

新REAXはヘッドローテーションの傾向に合わせて3種類に分類されていますが、最も多くのゴルファー(約60%)が該当するのが、標準的なローテーションを持つ「MR」です。手元側に剛性を持たせつつ切り返しのタイミングが取りやすい中調子で、純正ながらアスリートも叩ける仕上がりになっています。

画像: Qi4DとSPEEDER NX GOLDの50Sと50SR

Qi4DとSPEEDER NX GOLDの50Sと50SR

しかし、Qi4Dを手にするゴルファーは、さらなるパフォーマンスの高みを求めているはず。そこでおすすめしたいのが「SPEEDER NX GOLD」へのリシャフトです。「最新ヘッド×最新シャフトが常に正解」とは限りませんが、この組み合わせは例外です。

画像: ポイント4:シャフト

カタログ上は中調子ですが、手元側に程よいたわみがあるため、中元調子のようなタイミングの取りやすさがあります。手元から中間部までの剛性差がなだらかで気持ち良く振り抜ける一方、中間から先端にかけてはしっかりとした剛性感を保持。「DHX」がもたらすハリとしなり感が絶妙で、ヘッド位置を感じながら飛球線方向へ力強くヘッドを押し出してくれます。

NXシリーズ特有のつかまり感がありながらも、決して“つかまり過ぎない”絶妙なバランス。女子ツアー使用率トップという事実が、その完成度を実証しています。HS42m/s以下のゴルファーがQi4Dのポテンシャルを最大限に引き出すための「究極の1本」として、自信を持っておすすめします。

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