
ハワイラウンドで2勝と松山は相性が良かっただけに悔やまれる
ツアーは27年以降のスケジュールを見直す作業を進めており、今回、マウイ島のカパルア・プランテーションCで開催されていたザ・セントリーと、オアフ島のワイアラエCC開催のソニーオープン・イン・ハワイの2試合をスケジュールから外すことを明らかにした。
ザ・セントリーは今年マウイ島の水資源をめぐる影響で中止されており、ハワイでの開催はソニーオープン・イン・ハワイのみだった。ハワイアンオープンの名称で行われていた83年には、青木功が最終ホールで劇的なショットインイーグルを決めて日本人初の米ツアー優勝者に輝き海外の扉を開いたことは言うまでもない。
22年には松山英樹がラッセル・ヘンリーとのプレーオフを制し、日本勢として2人目の同大会チャンピオンが誕生。ドローとフェードを巧みに打ち分けて奪ったイーグルでの決着は今でも語り継がれる名シーンだ。
また、松山は25年のザ・セントリーでPGAツアー史上最多アンダーパー記録(72H)の通算35アンダーで優勝。ハワイと日本人ゴルファーは切っても切れない間柄だった。
米ゴルフダイジェスト誌の調べによると、ハワイ開催の試合は年間スケジュールの中でもっともコストがかかるといわれている。本土から離れているため物流、運営、財政などさまざまな面で複雑な問題が存在し、カパルアに関しては人口密度の低い山岳地帯ということもあり集客が少ないのが致命的だった。
一方、避寒地として人気のオアフ島開催のソニーオープンは日本人観光客も多く、それなりに観客を集めたが、収益を上げるには至っていなかった。
セントリーは、ファーマーズインシュランスオープンの冠スポンサーが契約を終えたため、トーリーパインズで開催される大会のスポンサーになる可能性がある。そして、ソニーオープンはPGAツアーチャンピオンズでの開催が検討されている。
現時点で27年のツアー開幕戦は1月下旬のジ・アメリカン・エキスプレスが予定されている。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年5月12・19日号「バック9」より
