進化した「VeloCore+」がもたらす圧倒的な安定感
独自技術である「VeloCore+(ベロコアプラス)」は、先端の剛性をさらに高め、ミスに対する強さを徹底的に追求している。初代よりも先端を締めることで、さらに精度の高い挙動を実現できたという。今作では、中間層に配置した独自の開繊クロス材「SPREAD TOW FABRIC」の角度を変更し、ねじれと曲げの剛性を向上させている。これにより、スウィング中の無駄な動きを抑え、より素直なしなりと高い操作性を両立させた。
フジクラの担当者は「飛距離の最大値や走りの鋭さといったどこか1箇所のみに秀でたタイプではないですね。とにかく『平均点が高い』こと、それが最大の特徴だと思います」と語る。ミスを許容範囲内に収めてくれるその安定感は、例えるなら一生を共にできる「結婚相手」のような信頼感であるという。特に切り返しで溜めが深いタイプにとって、新しい「TR」はより安定感を高めてくれる。
【シャフトの調子はこちら】
RED→先中調子
BLUE→中元調子
BLACK→元調子
山路晶:「タイミングの取りやすさ」が振りやすさに繋がった

山路は「26VENTUS TR BLUE」をテスト
山路晶は、テーラーメイドの最新モデル「Qi4D LS」に新しいベンタス TR ブルー(26 TR BLUE)を組み合わせている。
「感覚的には以前のモデルよりも『強い』という印象です。弾道は以前使っていたシャフトと比べて、少し低めから中弾道くらいに出ます。以前はツアーAD VFの6Sを使っていましたが、新しいベンタスはタイミングが取りやすく、ヘッドとの相性も非常に良かったので替えました。重量帯は変えていませんが、振りやすさが向上した感じです」と好印象。
青木香奈子:「棒」のようなフィーリングが好印象

青木は「26VENTUS TR BLUE」をテスト
「26 VENTUS TR」へ変更した青木香奈子は、飛距離性能と操作性の両面で確かな手応えを感じている。
「私はシャフトが『くにゃん』としなるのが苦手で、どちらかというと『棒』のような、余計な動きをしないフィーリングが好きなんです。このシャフトは自分のタイミングで打てるので、扱いやすかったので替えてみました。以前は『スピーダー NX GOLD』でしたけど、今のほうが中弾道で、風の影響を受けにくい強い球が打てています。私は低~中弾道の球筋が好きなので、イメージ通り打てています」と話す。
特筆すべきは、ドライバーの安心感がスウィング全体に影響している点だ。「シャフトが左に行きにくいので、左へのミスを怖がらなくて良くなりました。その分、アイアンで逃がし気味に打つ悪い癖も解消されてきました」と、ドライバーの安心感が14本のクラブ全体の流れを整える重要なピースとなっている。
鶴岡果恋:「ねじれない」安定感が平均飛距離を底上げ

鶴岡は「26VENTUS TR BLUE」をテスト
シャフトの過度な動きを嫌う鶴岡果恋も、前作からの進化を高く評価している。
「以前使用していたベンタスよりも過度なしなりを感じず、球がぶれない、ねじれないという安定感があると思います。飛距離自体が劇的に伸びたっていう感じでは無いのですが、左右のブレがなくなったことで、結果として平均飛距離が安定するようになりました」
一発の飛びよりも、実戦で重要となる「ミスの幅」を抑える性能が、彼女のスコアメイクを支えている。
穴井詩・阿部未悠:どんなコンディションでも崩れない「平均点の高さ」への信頼

穴井は「26VENTUS TR RED」をテスト
ツアー屈指の飛ばし屋、穴井詩が「26 VENTUS TR」に求めたのは信頼感だ。
「一言で言えば『平均点が高い』シャフトですね。どこが以前と比べてすごく良くなったということでは無いんですけど、ミスヒットした時でも、自分の許容範囲内に収まってくれる安心感があります。しなりは適度に感じますけど、しなりすぎて左に行くような怖さもない。どんなコンディションでも安定して結果を出してくれます」

阿部は「26VENTUS TR RED」をテスト
同じく「26VENTUS TR RED」を実践投入する阿部も穴井同様に振り心地に大きく違いは感じないが、安定感が以前より増したため実践投入を決めた1人。
テストしていた選手に話を聞くと、大きく振り心地に変化は無いが、ミスがミスじゃなくなるような安定感を感じている様子だ。
このNEWベンタスを取り入れた選手が上位に来た場合は、2打目をより良いポジションに置けているという証かもしれない。
なお、発売は6月4日を予定しているとのこと。
撮影/岡沢裕行

