グラファイトデザイン「秩父」とは?
いきなりですが、みなさんは「TOUR AD」ブランドで有名なグラファイトデザインから「秩父」というモデルが販売されていることを知っていますか?
グラファイトデザインの本社がある埼玉県秩父市は、埼玉県の南西部に位置し、県内で最も広い面積がある市です。有名な三峯神社や秩父神社があり、日本二百名山の一つに数えられる「武甲山」、ユネスコの無形文化遺産に登録されている「秩父夜祭」や羊山公園の「芝桜」等、数えきれないほど多くの自然と観光名所があります。その埼玉県秩父市をグラファイトデザインの先代社長は様々な理由から創業の地として選び、「秩父」を名に冠したシャフトブランドを作りました。
初代モデルはプレミアムラインのシャフトとして2017年に誕生。シャフトデザインに「秩父夜祭」や「和同開珎」、「芝桜」等、秩父市にまつわるものを採用しています。

初代モデル「秩父」
今回検証する「秩父 弐」はその名の通り「秩父」の2代目のモデルとして2023年9月に発売されました。プレミアムラインにふさわしくドライバー用、FW用、UT用、IRON用まで用意されています。
その「秩父 弐」のドライバーシャフトにはR、SR、Sの3つのフレックス用意されています。
R/40グラム/トルク7.5/先調子/振動数186CPM
SR/42グラム/トルク 7.4/先調子/振動数204CPM
S/44グラム/トルク7.3/先調子/振動数217CPM
秩父 弐 Rフレックス
まず、Rフレックスから検証します。
ワッグルした瞬間から先端部分に大きなしなりを感じます。先調子の表記通りシャフトの中間部分のやや先から大きくしなりを感じられます。手元部分はややハリがあり、中間部分にかけて徐々に軟らかくなり先端部分がもっとも軟らかく、大きくしなります。

二代目「秩父 弐」
パワーがなくても切り返しがしやすくスムーズに加速させることができます。また、確実にボールをとらえる先端部分の動きはインパクト時にフェースが開かないのでプッシュアウトにもなりにくいだけでなく、ドロー回転がかかりやすいので右へのミスを大幅に低減してくれるでしょう。打ち出し角度も高く、バックスピン量は極端に低くなるように設計されていませんので、キャリー不足に悩んでいる方にメリットがあります。シャフトのしなりを使ってボールをとらえる感覚をヘッドスピードが速くない方にも体感できるでしょう。
200ヤードを狙って行くための要素が満たされているフレックスです。
秩父 弐 SRフレックス
Rフレックスに比べてシャフト中間部分から先端部分にかけてのしなりはやや小さくなりますが、確実にボールをとらえる動きは先調子のイメージ通りのものです。設計が新しいこともあり、シャフト先端部分の剛性感はしっかりしていますので、先端部分の動きのイメージに対してインパクトは当たり負けを感じない仕上がりです。

吉田氏によるシャフト評価①
軽量のプレミアムラインモデルの「秩父 弐」は新たな素材である高強度の液晶ポリマー繊維の「ベクトラン」を導入し、素材の特性である耐衝撃、振動減衰性を生かして設計されています。そのおかげで余分なねじれを抑えられ、多くのゴルファーが軽量シャフトに思い描く「頼りなさ」は全く感じません。スウィングテンポがゆっくりの方にもしなり戻りのイメージと振りやすさのバランスが感じられます。「秩父 弐」のシャフト特性がわかりやすい基準となるフレックスです。
秩父 弐 Sフレックス
手元部分の剛性はややしっかりとしたものになります。切り返しのレスポンスが良く、先調子ながら先端部分が極端に走るわけでなく、穏やかでスムーズなしなり戻りでインパクトエリアにヘッドを導いてくれます。
先端部分の動きでフェースが開くことなくインパクトできる「秩父 弐」の特長はそのままに、高い強度の素材で補強されている先端剛性は、インパクト時にヘッドが押し戻されるような感覚もなく、スウィングエネルギーを確実にボールに伝えてくれます。

秩父 弐 Sフレックス
先端部分の高い強度のおかげで、打点ブレに強く、強弾道でボールの吹け上がりを抑えてくれ、キャリーとランのバランスの良い弾道を実現してくれます。シャフトのしなるポイントがわかればインパクトでしっかりと叩いていけるイメージも持っています。
ヘッドスピードが落ちてきたことでの飛距離ダウンに悩んでいるゴルファーはもちろんですが、最近の低重心の低スピン設計のヘッドで弾道が安定しないという悩みをお持ちの方にもオススメです。

吉田氏によるシャフト評価②
他にないフィーリングを持つ唯一無二の存在のフレックスです。40グラム台の軽量シャフトを検討されているゴルファーにはぜひ試打してほしいと思います。


