「3日間でボギー1つ」を支えた抜群のマネジメント

新しいウェッジで調子が上向いた桑木志帆(撮影/岡沢裕行)
今週の桑木は、彼女らしい安定感のあるゴルフを展開した。アウトコースでは3番(パー5)、4番(パー3)で連続バーディを奪い、後半も12番、17番(パー5)で着実にスコアを伸ばして「68」をマーク。最後までボギーを叩かない粘り強さを見せた。
「開幕してから調子はそんなに悪くなかったのですが、なかなか噛み合わなくて悔しい毎日でした。やっと自分らしいプレーができてきて、それが結果に反映されて良かったです」と安堵の表情を見せる。特に、自分を信じて継続してきた取り組みが「全部噛み合ってきている」と話し、大きなミスをしないマネジメント能力の向上にも確かな手応えを感じている様子だった。
未発表の最新ウェッジ『バイティングスピン2』を実戦投入

桑木のバッグに新たに追加されたブリヂストンの新作ウェッジ(撮影/岡沢裕行)
今週、桑木のバッグには新たな武器が加わっていた。ブリヂストンの未発表モデルで「BITING SPIN2」と刻印のあるウェッジの48度と52度だ。
実戦投入のきっかけについて桑木は、「(新しいモデルが)出ると言って持ってきてもらった際、打ってみたらフィーリングが非常に良かったため」と明かす。特に気に入っている点は、抜群の「抜け」と「スピン性能」だ。
「抜けが凄く良くて、スピンもやっぱりしっかりかかります。私は(ヘッドを)上から入れるタイプなのですが、その時に刺さらずに抜けてくれるのが良いですね」と語り、バウンスもかなり気に入っている様子だ。

48度、52度同様にソール全面が削られ、振り幅が短いアプローチでの抜けも向上している(撮影/岡沢裕行)
ソールの後ろ側が削られた特殊な形状になっており、芝との抵抗が少なくなり、スムーズな抜けを実現しているという。桑木が練習量を積み、信頼を寄せている52度のウェッジにおいて、この「刺さりにくい」という安心感は、難易度の高いグリーン周りの攻略において大きなアドバンテージとなったのだろう。
メジャー大会へ向けて「ボギーを打たない」自分のゴルフを貫く

写真は練習日に撮影(撮影/岡沢裕行)
次週には今季初のメジャー大会が控えている。「ボギーやダボを打たないのが自分の一年の目標」と掲げる桑木にとって、今大会で示した安定感はこれ以上ない自信となったはずだ。
「良い感じでやってこれているので、しっかり練習して備えたい。来週も難しいと思うので、頭を使いながら頑張ります」
新たな武器であるウェッジを手に、さらなる高みを目指す桑木。技術、道具、マネジメント。すべてが噛み合い始めた彼女が、メジャーという舞台でどのような活躍を見せるのか。その戦いから目が離せない。



