「食いつきと弾き」が同居する打感と、構えやすいシルバーフェース

タイトリストの最新フェアウェイメタル「GTS(ジーティーエス)」シリーズ
「GTS」フェアウェイメタルの最大の特徴は、前作のブラックから「シルバー」へと変更されたフェース面にある。この視覚的な変化は、単なるデザインの刷新ではない。
タイトリストのクラブプロモーション シニアディレクターであるJJ・ヴァン・ウェゼンビーク氏は「ロフトが見えやすくなったことで、よりボールを打ち込めるようになり、結果としてショット全体の質が向上した」とその意図を説明する。
実際に「GTS3」フェアウェイメタルの15度を実戦投入した幡地隆寛も、この恩恵を実感している一人だ。「前作では黒だったフェース面がシルバーになったことで、ストレート感が強調されスクエアに構えやすい」と評価。さらに打感についても「食い付き感がある軟らかい打感なのに弾き感もあって、ドライバーに似ている感覚です」と、GTSシリーズの一貫したフィーリングを絶賛している。ソールの抜けの良さや座りの向上も相まって、プロの厳しい要求に応える仕上がりとなっている。
プレーヤーのスタイルで選べる「GTS2」と「GTS3」
パフォーマンスを底上げする内部テクノロジーも大きく進化した。クラウン部分には「ラップアラウンド・コンポジットクラウン」を採用し、さらなる低重心化を実現。これにより、高弾道・低スピンの力強い球筋と、高い許容性が両立されている。
ラインナップは、プレースタイルに合わせて選べる2モデルだ。
「GTS2」は、GTS3よりもシャローフェースかつ大型のヘッド形状を採用。フェアウェイメタルを“払い打つ”タイプのプレーヤーに最適だという。特筆すべきは、新しいデュアルウェイトシステムにより、「2」モデルとして初めてトウ・ヒール方向の重心調整が可能になった点だ。これにより、より細やかな弾道チューニングが実現する。
一方の「GTS3」は、ディープフェースかつややコンパクトなヘッド形状。ターフを取るようにダウンブローに打ち込むプレーヤー向けに設計されており、よりソリッドな打感と精度の高いコントロール性能を提供する。両モデルとも芝の上からの抜けを良くするフラットソール設計が施されている。
ドライバーと同じく、プロたちがバッグに入れ始めている「GTS」フェアウェイメタル。シルバーフェースがもたらす構えやすさと、進化した低重心設計が、アマチュアゴルファーの強力な武器になるか、注目だ。
GTSフェアウェイメタル ラインナップ・スペック
● 発売日:2026年6月11日(公式オンラインショップでは5月15日より先行発売)
● 価格(税込):6万9300円(TENSEI 1K White 65 RIP、TENSEI 1K Blue 55 RIP、TENSEI 1K Red 55/45 RIP)
● 搭載テクノロジー(全モデル共通):
① ラップアラウンド・コンポジットクラウン:クラウンからヘッド側面までコンポジット素材を拡大し、約16gの余剰重量を生み出して重量をヘッド下部へ最適配分。より低い重心設計を実現し、高弾道・低スピンに加えて深重心化による高い許容性を発揮する。
② デュアル・ウェイト・システム:交換可能なヒールとトウのフラットウェイトによって、フェース全体の重心位置を細かく調整可能。プレーヤーごとの最適化を実現し、パフォーマンスを引き出す。
③ 鍛造Lカップフェース:高強度ステンレススチールインサートをフェース下部まで回り込ませた設計を採用。芝の上からのショットで重要となる低い打点位置においても、ボールスピードと打ち出し条件を維持し、打音・打感も向上させている。
④ 調整機能:SUREFITホーゼル、SUREFIT CGに全モデル対応。選択スペックによってはカスタム対応
各モデルの詳細スペック
シャローフェース・大型ヘッドで払い打ちタイプに
GTS2 フェアウェイメタル
● ロフト角:13.5度、15.0度、16.5度、18.0度、21.0度(すべて左用あり)
※13.5度を除くすべてのロフトで、前作「GT2」よりもさらにシャローな形状を採用。
● ウェイト(デュアルウェイト):ヒール側 11g、トウ側 5g
※「2」モデル初のトウ・ヒール重心調整機能を搭載。
ディープフェース・コンパクトヘッド。ダウンブロータイプや弾道を操作したいプレーヤーに
GTS3 フェアウェイメタル
● ロフト角:15.0度、16.5度、18.0度、21.0度
● ウェイト(デュアルウェイト):ヒール側 11g、トウ側 5g
