ビッグネームが明暗を分けた。
前週のシグネチャーイベントを休み、今大会の連覇に照準を合わせてきたシェフラーは5バーディ、2ボギーの3アンダー67をマークし、久常涼らと並びトップタイ。
「間違いなく今年一番のスタートを切れて本当にうれしい」と感情を込めた。「このコースはグリーン周りの難易度が非常に高い。グリーンの傾斜もきつくて、14番でグリーンの一番高い位置にあったピンに向かって(同伴プレーヤーの)フィッツパトリックのパットが右から左に切れたので僕は真ん中を狙ったら右に曲がりました。ああいうときは笑うしかないですね(苦笑)」

トップタイの好スタートを切ったシェフラー
「それもゴルフの一部です。良いことも悪いことも人生にはつきもの。僕らはすべてを受け入れなければならないのです」
思えば一昨年の全米プロでは大会2日目の早朝、逮捕劇があった。しかしそれを受け入れ、乗り越えて8位タイと健闘。彼の達観した人生観がゴルフに強さを与えているのだろう。
ギャラリーの大歓声を浴びながら初日のアドバンテージを最後まで活かし連覇を目指すつもりだ。
いっぽうマキロイは4オーバー74と大苦戦。105位タイと出遅れ「最悪」とファーストラウンドのプレーを切って捨てた。

マキロイは105位タイと大苦戦
「ティーショットが右に曲がり続けて修正しようとしたのですが、今度は力み過ぎて左にミスしてしまう。行ったり来たりを繰り返しました。ドライバーは特に自信があるだけに悔しいです」
昨年全米プロの初日にはドライバーの反発計数が基準値を上回り違反の認定。バックアップのドライバーへの切り替えを余儀なくされ「動揺した」というが、今年の初日は「風がこんなに強いとは思っていませんでした」とコンディションに阻まれた。
そんなマキロイ以上に不調だったのがデシャンボーだ。一緒に練習ラウンドをおこなったクラブプロのマイケル・ブロックはダスティン・ジョンソン、ラスムス・ホイガード、2人の飛ばし屋に挟まれながらイーブンパー70にスコアをまとめ34位タイと予選突破に一歩近づいたが、デシャンボーは最終9番をバーディで締めたものの5ボギー、1ダブルボギーと5オーバー76。まさかの135位タイで決勝ラウンド進出に赤信号が灯った。

デシャンボーは135位タイと沈む
選手たちは口々に「見た目には難しいと思わないかもしれないがフェアウェイは広く見えて傾斜があって実は狭い」(ジョン・ラーム)、「グリーン周りが厄介。ピンの位置もコースの難易度を上げていた」(スピース)とアロニミンクGCの攻略がいかに難しいかを指摘していた。
明日出遅れたビッグネームの巻き返しはあるのか? 混戦の上位から抜け出す選手はいるのか? 予断を許さない展開になりそうだ。
写真提供/PGAオブ・アメリカ
【動画】シェフラーの初日ハイライトをチェック【全米プロ公式YouTube】
Scottie Scheffler | Round 1 Highlights | 2026 PGA Championship
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