コンパクトトップの条件は2つ
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ドライバーが飛んでほしいというのは常々思っているのですが、これがなかなか難しい。一生懸命振っても飛距離って伸びないんですよね。月刊ゴルフダイジェスト6月号の「中野麟太朗世界レベルへ」という記事に中野プロが飛距離を伸ばした方法が書かれていました。一体何を意識すれば飛ぶようになるのでしょうか。

月刊ゴルフダイジェスト2026年6月号で特集されていた「中野麟太朗プロのノーコック・コンパクトトップのスウィング」を実践!
記事によると中野プロが中2の時には220ヤードしか飛ばなかったそうです。中野プロは元々手首が曲がりにくく、コックをするのが難しかったのですが、以前は無理にコックを入れて打っていたそうで、それが手打ちに繋がり飛距離が出ていなかったそうなんです。しかし高校生の時に指導を受けた坂詰コーチから、手首が曲がらないのなら無理に曲げなくてもジョン・ラームのようなコンパクトなトップで飛ばせるというふうに言われ、それからノーコックで体主体のスウィングに変えたということなんです。それプラス、トレーニングにより体重が増して飛距離が300ヤード近くになったのだとか。僕も手首はあまり柔らかくないので、この話には興味がありますね。しかしノーコックで僕たちアマチュアでも飛ばせるのでしょうか。
中野プロによるとコンパクトトップの条件は2つあるそうです。まずは体自体は最大限回すこと。コックを入れないのでクラブが地面と平行になるまで行かなくても良いのですが、体はしっかりと回さないとダメということですね。

(左)このトップでは飛ばない(右)クラブが平行にならなくても、体はしっかりと回す
そしてもうひとつの条件は、切り返しは必ず下半身リードで行うこと。中野プロのイメージは丹田を少し左に移動させてから回転しているそうです。そうすることで自然と下半身リードになるそうです。

丹田を少し左に動かすイメージだと自然と下半身リードができる
インパクトを意識しない
この体をしっかり回転させて下半身リードで振るというスウィングで飛距離がかなり伸びたそうなのですが、同時にダウンスウィングで振り遅れるということが少し出るようになったそうです。そこで中野プロが意識したのが「インパクトを意識しない」こと。インパクトではなく「長いフォロー」を意識して、トップからそこだけを目指して振ることで振り遅れがなくなったということです。

インパクトではなく、長いフォローを意識して、そこを目指して振れば振り遅れない
また、テークバックで頭が下がらないようにすることも大事。頭が下がってしまうとインパクトでは反動で上がりやすくなってしまいます。そうなるとインパクトで伸び上がるような動きになってしまうので、構えた位置のまま頭が下がらないようにキープしているということです。

テークバックで頭が下がってしまうと、インパクトでは反動で伸び上がる動きになってしまう
もうひとつ、左わきを軽く締めたままテークバックすることも気をつけているそうです。そうすることでクラブが体の前から外れにくくなるということです。わきが開いたり閉じたりすると軌道が狂いやすいですからね。

左わきを軽く締めたままテークバックするとクラブが体の前から外れにくくなる
実際にやってみると……
これらのことをしっかりと意識してボールを打ってみました。まずしっかりと体を回転させることを意識しましたが、これが意外と大変でした。いかに今まで体を使わずに手でヒョイっと上げていたかということを思い知りました。そして下半身リードも難しい。トップから少しだけ丹田あたりを左に動かすというのがなかなか難しいんです。上体まで一緒に左に突っ込んでしまいがちなので注意が必要。
トップからは長いフォローを意識して一気に振りますが、これはイメージしやすいですね。インパクトを意識してしまうと、どうしても手で合わせるような動きになりがちなので、このイメージはとても良いと思いました。
何球かこのスウィングでボールを打ちましたが、確かにノーコックでも体がしっかり回っていれば飛距離はしっかりと出そうです。やはり手ではなく体を使って振るということが大事なんですね。そしてコンパクトなトップになることで、方向性のブレも少なくなりそうな感じがありました。
ただ、今までがかなり手打ちでやってきたので、かなり色々と意識しないとこのスウィングは難しいです。でも体をしっかりと回すことと、切り返しのイメージはぜひ取り入れていきたいと思ったので、今後は練習でも意識していこうと思いました。手打ち気味のスウィングで飛距離不足に悩んでいる人は、ぜひ一度このコンパクトスウィングを試してみてはいかがでしょうか。


