振り遅れとタメはどう違う?
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ドライバーショットを飛ばすにはタメがあった方がいいのはわかっているのですが、これがなかなか難しい。無理にタメようとしても振り遅れてしまう感じがするし……。週刊ゴルフダイジェスト6/2号に「“振り遅れ”と“タメ”はどう違う?」という記事がありました。振り遅れないで振る方法やドリルが紹介されていたのでやってみました。

週刊ゴルフダイジェスト2026年6月2日号で特集されていた「振り遅れずにタメを作る方法」を実践!
この記事で解説をしてくれている武田登行プロによると、飛ばすためにはタメが必要ですが、いざタメを作ろうとして手首の角度をキープしながらクラブを振り下ろすと“振り遅れ”と指摘されることも多いと言います。タメも振り遅れも手首の角度をキープしながらダウンスウィングでクラブを下ろしてくることに変わりはないそうなのですが、では振り遅れとタメでは何が違うのでしょうか。
武田プロによると、その違いはインパクトでの“肩のライン”だと言っています。振り遅れの場合はターゲットに対して肩のラインが開いてしまうんです。つまり上体が先行し過ぎて、腕とクラブが遅れてインパクトしてしまうということなんですね。これでは腕が体の正面から外れてしまい、フェースターンも間に合わないのでボールがつかまらず、コスリ球やスライスになってしまいます。
振り遅れずにタメを作るためには、インパクトで肩のラインをターゲットに対してスクエアにすることが大事なんです。肩のラインを開かずにインパクトすることができれば、腕は体の正面から外れることがなく、インパクトゾーンでクラブヘッドがシャフトのしなりによって加速しながら手元を追い越して行きます。そうするとダウンスウィングで溜めたエネルギーを一気にボールに伝えることができるんですね。

(左)肩が開かずクラブを下ろし、スクエアでインパクトできれば振り遅れない。(右)上体が先行しすぎて肩のラインが開いてはダメ
インパクトで肩のラインをスクエアにするための3つのポイント
では、何を気をつければ肩のラインがスクエアになるのでしょうか。大事なポイントは3つあって、まず1つ目はテークバック。多くのゴルファーはテークバックで左肩を回そうとして、下半身を含めた体全体を回してしまいます。そうすると上体と下半身の捻転差が生まれないので、クラブを下ろすときに上体と下半身が一緒に回ってしまいます。これ、僕もそうなっているような気がします。
テークバックでは下半身はできるだけ回さず、左手をできるだけ長く使うイメージで左肩を回すというのが大事だそうです。

(左)肩を回そうとして体全体を回してしまうと上体と下半身の捻転差が生まれない。(右)下半身はあまり回さず左手をできるだけ長く使うイメージで左肩を回す
2つ目のポイントはダウンスウィングでの“ふところ”。テークバックでは大きく胸を張り、ダウンスウィングでは開いた胸を閉じて背中を丸めます。こうすると左わきに大きな“ふところ”ができるんですね。スイカが入るくらいの大きなふところをイメージしてクラブを下ろしましょう、と武田プロは言っています。

テークバックで胸を張り、ダウンスウィングでは開いた胸を閉じて背中を丸める
そして3つ目のポイントがダウンスウィングでの顔の向き。ダウンスウィングでは右を向いたままクラブを下ろすことを意識すると、肩のラインが開くことを防止できるそうです。さらにビハインド・ザ・ボールになり、クラブヘッドの動きと引っ張り合うカウンター動作も生まれるので飛距離も伸びるということです。このダウンスウィングでの顔の向きが3つのポイントの中で一番大事で効果的だと武田プロは言っています。

ダウンスウィングでは右を向いたままクラブを下ろすと肩のラインが開かない
実際にやってみると……
3つのポイントをチェックしながらボールを打ってみましたが、確かに右を向いたままクラブを下ろすというのは効果が高そうだし、意外とやりやすいと思いました。確かにヘッドと頭が引っ張り合ってくれる感覚もありますね。
下半身をあまり回さず左手をできるだけ長く使うというテークバックもなかなかいいかもしれません。上体と下半身が一緒に回ってしまう人は試してみる価値があるような気がします。この動きと右を向いたままクラブを下ろすという動きができれば、かなり振り遅れは防止できそうに感じました。しかしふところを意識する動きは、僕にはなかなか難しいですね。ダウンスウィングで背中を丸めるというのが上手くできません。イメージはなんとなくできるのですが、実際に動きとなると難しいです。ふところができると手の通り道ができて、いい位置からインパクトできるとは思うんですけどね。これはもうちょっと練習が必要なようです。
今回、振り遅れを解消するためのポイント3つをやってみましたが、確かに少しボールのつかまりが良くなりました。球も強くなったので飛距離が伸びそうな感じはします。振り遅れてボールがつかまらないと悩んでいる人は、この3つのポイントを意識してみてはいかがでしょうか。
この記事には他にも振り遅れ解消のためのドリルも紹介されているので、気になる方はチェックしてみてください。


