今年で第80回大会を迎える「チャールズ・シュワブチャレンジ」が5月28日に開幕。本大会を配信するU-NEXTが丸山茂樹プロとの名コンビでお馴染み・杉ちゃんこと杉澤伸章キャディに見どころを詳しく聞き「みんなのゴルフダイジェスト」に寄稿してくれた。大会の注目ポイントをおさらいしよう!

「チャールズ・シュワブチャレンジ」は初開催から一度も会場を変えず、テキサス州のコロニアルカントリークラブで行われる。コロニアルカントリークラブはテキサス州の伝説的プロ、ベン・ホーガンがこの地で行われる大会で通算5勝を挙げたことから、ベン・ホーガンの聖地として有名で、コース全体が「ホーガンズ・アレイ(ホーガンの庭)」と呼ばれている。

「このコースの最大の特徴は難所『ホリブル・ホースシュー』ですね。ホリブル・ホースシュー(Horrible Horseshoe=恐怖の馬の蹄鉄)は3番(パー4)、4番(パー3)、5番(パー4)の連続した3ホールのことを指すのですが、コース内で最も難易度が高いんです。3番は強烈なドロー、5番は精密なフェードを打たなければ、フェアウェイをキープできません。さらに、コース全体の特徴としてグリーンが小さいのでフェアウェイから攻めていきたいけど、そのフェアウェイも狭いのでティーショットとセカンドショットでチャンスメイクできるかが大事になってきます。つまり、このコースはショットの左右の打ち分けと高低のコントロール(高く上げて止める球や風の下を通す低い球)が求められるので全ての技術が高いレベルで揃ったオールラウンダーが圧倒的に有利になるでしょう」(杉澤伸章キャディ、以下同)

杉澤キャディには優勝候補に推したいオールラウンダーなダークホースがいるという。

画像: 杉澤キャディ、一押しのアレックス・スモーリー

杉澤キャディ、一押しのアレックス・スモーリー

「注目選手は、ショット、ショートゲーム、パッティングの全てを兼ね備えたアレックス・スモーリーですね。アレックス・スモーリーはPGAツアーでの優勝経験はないものの、直近の全米プロゴルフ選手権でも2位に入賞するなど、直近5試合で3度のトップ10入りを記録する好調ぶりを見せています。非常に優れたオールラウンドプレーヤーのアレックス・スモーリーがこのコースにどうアジャストしていくかが楽しみですね」

2018年、NCAA選手権(アメリカの大学スポーツを統括するNCAAが主催する学生ゴルフの全米選手権)でスコッティ・シェフラーに「5アンド4(ゴルフのマッチプレーで、5ホール残して4アップしたため、その時点で勝ちが決まった状態)」という、信じられない大差をつけて勝利した経歴もあるアレックス・スモーリー。この学生時代から今に至るまで彼を支え続けた母親の存在がある。

「アレックス・スモーリーの母親のマリアさんは名門デューク大学で博士号を取得した元・分析化学の専門家。彼が打つ全てのショットにおいてピンまでの正確な距離、使用したクラブ、風向き、風速、ライ(芝の状態)、傾斜、標高など利用可能なあらゆる変数を記録しているんです。『感覚』ではなく『精密なデータ』を基準にゴルフを叩き込まれたからこそ、今の『ピンポイントにエリアを狙う、狂いのないショットメーカー』としてのベースが出来上がったわけです」

チャールズ・シュワブチャレンジは、松山英樹や若手のホープ、久常涼を始めとする日本勢5人が乗り込む。スモーリー親子も強敵だが日本勢の活躍からも目が離せない。

U-NEXT/窪山京真
写真/PGAオブ・アメリカ


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