
7W、9Wのアマチュアにとってのメリットとは?(写真はイメージ)
ぜひ一度は試したい
クラブフィッター小倉です。今回はツアープロのクラブ事情についてです。USPGAをはじめ、世界のツアープロのバッグをのぞいてみると、7Wを入れているプロが増えています。
もともと女子ツアーでは一定の人気があったクラブですが、最近は性別関係なく人気が高まっています。この背景には、ヘッドはもちろん、ボールの進化が影響しています。
ひと昔前の7Wはどちらかというとパワーのないゴルファーがしっかり高さを出して打てるお助けクラブ的なポジションでした。ツアープロでも使用するゴルファーが少なく、フェアウェイウッドよりも短くボールをミートしやすいユーティリティというジャンルが誕生したこともあり、あまり注目されませんでした。
またヘッドが小ぶりでロフト角が多いウッドは、構造的につかまりやすくなるため、左のミスを嫌う上級者には好まれないという側面もありました。潮目が変わったのが10年ほど前からです。飛距離を追求するクラブの進化の中で、低重心化の流れが大きくなり、それはドライバーに限らずフェアウェイウッドにも波及していきます。
さらにボールも、ツアープロが使用するハイパフォーマンス系のボールは、ヘッドスピードが速い、つまり長いクラブを使用している時には飛距離性能を高めるために低スピンに、ヘッドスピードが遅い、短いクラブを使用している時にはコントロール性能を高めるため、よりスピンがかかるように進化します。
すると飛距離も欲しいが、コントロール性能もある程度必要なフェアウェイウッドでは、ヘッドスピードが50m/s以上あるパワーヒッターでも、高さは出せても一定のエリアへボールを止めるために必要なスピン量が確保できず、コントロールが難しくなってしまったようです。そこでスピン量を確保するためにロフトの多い7Wが好まれるようになったというのが現在の7Wの人気の理由です。
最近は、ツアープロも使用するようになったためか、メーカーのラインアップが非常に増えてきています。従来通りのつかまりが良く、楽に高さが稼げるモデルから、アスリートでも使用できるつかまり性能を抑え、コントロール性能の高いモデルもあり、選びやすくなっています。
かくいう私も7Wの愛用者です。楽に高さが出るので非常に扱いやすく、以前から4モデルほど使用していますが、非常に重宝しています。あまりに便利なので、最近は9Wもバッグに入れました。
最近は、純正シャフトでもラインアップが増えているため、カスタムシャフトを選ばなくても自分に合ったフェアウェイウッドを選びやすくなっています。今まで選択肢になかったゴルファーにぜひ一度触ってもらいたいですね。
