
25年、国内で2勝を挙げて賞金王に輝いた23歳の金子駆大
この勝利が海外で注目されたのは彼の独特なスウィングと、日本から欧州を経て世界に羽ばたく育成システムだった。DPワールドツアーのホームページでは「ユニークなスウィングを持つ23歳のカネコは、昨季の日本ツアー賞金王の資格で出場権を獲得。初参戦以来、快進撃を続けている」と伝え、今季出場12試合で10回予選通過、「直近のスーダルオープンで2位タイに入った勢いのまま戴冠を果たした」と報じている。
SNSでは独特といわれる金子のスウィング動画が多数上がり「バックスウィングの頭の動きに注目!」「テークバックの短さはラームばり」などの注釈が。クラブを引くと同時に頭を後方に回しインパクトではボールを見ないノールック打法は、個性派が少なくなった近年のゴルフ界では珍しいユニークなスウィングと注目された。
【動画】たびたび欧州ツアー公式SNSに取り上げられている金子駆大のスウィング【DPワールドツアー公式インスタグラム】
ゴルフ専門ネットメディアの「Flushing it」は「この勝利でカネコはレース・トゥ・ドバイのポイントランク11位に浮上し、来季のPGAツアー参戦に近づいた。日本から欧州を経てPGAツアーに移行する経由システムが効果を発揮」と、アルプスの山並みをバックにトロフィーを掲げる金子の写真とともに綴っている。
また、DPワールドツアーのホームページで改めて特集が組まれた。日本人として青木功が1983年に欧州ツアーで優勝してから長い年月のブランクを経て、16年に松山英樹がPGAツアーで3勝。それ以降「日本勢は世界の舞台で目覚ましい活躍を収めてきた。才能は国境を超える」と報じた。
23年にフランスで優勝した久常涼をはじめ、星野陸也、中島啓太、桂川有人、金子を取り上げ「5人に共通しているのはいずれも早期に好成績を収めている点。慣れ親しんだホームグラウンドから世界の舞台に難なく順応した」と評した。
女子だけでなく日本男児も世界で注目されている。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年6月23日号「バック9」より

