
米下部ツアーOccuNetクラシックで3位に入った石川遼
キャリア通算7度目のエースが飛び出したのは舞台のソーンブレードクラブ4番パー3。142ヤード設定のホールでティーショットをカップに沈め、23年の中日クラウンズ以来のホールインワン。アメリカでは13年のプエルトリコオープン、15年のクイッケンローンズ・ナショナル(両方ともPGAツアー)以来3度目。70-68-70-68で回り通算7アンダー、トップ10にあと一歩の12位タイに入った。
昨年「上に行きたいという気持ちしかない」と予選会に挑み、2次予選を突破して臨んだ最終予選。なんとか34位タイに入りコーンフェリーツアーの出場権をつかんだ。シーズン終了時にポイントランク20位以内に入ればPGAツアー復帰が叶うが、今季はまだトップ10が2回でポイントランクは30位。現状はランク21位から60位までに与えられるコーンフェリーツアーのシード権(来季)圏内で“昇格シード”を狙っている状況だ。
かつてローリー・マキロイ、リッキー・ファウラーとともに世界の「3R」(名前の頭文字)と呼ばれた石川。10代で世界の注目を集め、マスターズやアーノルド・パーマー招待などに招かれ「18歳でマスターズ制覇」を目標に掲げていた。怖いもの知らずだったあの頃、マキロイやファウラーと並び称されるだけの勢いがあった。
しかし13年にアメリカでの本格参戦を果たすとシードに届かず17年にツアーカードを失い撤退を余儀なくされた。そして34歳になった彼は再びPGAツアーを目指し奮闘を続けている。
今やアメリカで「リョウ」といえばツアー最年少のシード選手、久常涼だと思っている人も少なくない。だが、データでは今季グリーンを狙うショットの貢献度が全体の6位、パーオン率は76パーセント超えの3位とショットの精度は抜群。弱点のショートゲーム(SG:アラウンド・ザ・グリーンが「-0.154(100位)」、SG:パッティングが「-0.286(105位) 」)を強化すれば結果はついてくるはずだ。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年6月30日号「バック9」より一部加筆修正しています

