
BMW日本ゴルフツアー選手権森ビルカップで優勝を飾った45歳の岩田寛(撮影/岡沢裕行)
岩田は、優勝スピーチで「衰えていない。毎日が全盛期です」と宣言したが、今世界では「衰えない45歳」が躍動中だ。
まずはアダム・スコット。今年の全米オープンでメジャー連続出場100回目という偉業を達成。1回出るのでさえ難しいメジャーに25年間出続けているのだから恐れ入る。
ジャスティン・ローズも45歳にして今年すでにファーマーズインシュランスオープンでPGAツアー通算13勝目を挙げて世界ランクは目下6位。さらに全盛期は過ぎたかと思われていたブラント・スネデカーは、5月のワンフライトマートルビーチクラシックで8年ぶりツアー10勝目を挙げて周囲を驚かせた。80年の1月生まれのため、すでに46歳になったが同世代のセルヒオ・ガルシアもLIVでランキング10位と健闘している。
そんな彼らに共通するのは若い頃の体形をそのまま維持しているということ。岩田は20年ほど前からフィジカルトレーナーと契約し体を鍛え、試合のない日には必ずジムに通い、地道な努力を重ねてきた。ケガなくメジャーに出続けているスコットも然り。ボディコンディショニングコーチと組んで体幹を強化しながらヨガで柔軟性、空手で瞬発力を養っている。「最近は食生活も変えて砂糖を一切取らなくなった」のだとか。ローズは、本人が「移動式ヘルスセンター」と呼ぶ改造RV車を所有。クルマの内部を自分仕様に改装して細胞を活性化するためのマシンや有酸素運動のためのバイクなどを設え、試合中も含めて日々活用している。
かつて「ジム通い? バカらしい」と揶揄された時代から80年間体を鍛え続けるゲーリー・プレーヤーの信念は今や当たり前になった。45歳の中年黄金世代もシニアになるまで第一線を走り続けるだろう。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年6月30日号「バック9」より
