全米オープンの興奮冷めやらぬPGAツアーは今週コネチカット州TPCリバーハイランドを舞台に今季最後のシグネチャーイベント、トラベラーズ選手権を開催。大会前の降雨でソフトになったコースのアドバンテージを活かしスコッティ・シャフラーやマット・フィッツパトリックら強豪がスコアを伸ばしたが、彼らを1打抑え7アンダー63で単独トップに立ったのが、まだツアー優勝のないエリック・コールだった。

13番パー5、およそ20メートルのアプローチを沈めイーグルを奪うと14番のバーディで6アンダー。さらに17番ではバンカーに捕まりながら池越えのセカンドショットを5メートルに寄せ、ジャストタッチで沈めて頭一つ抜け出した。

「スタートしたときのコンディションは最高でした。風が弱くグリーンもかなり柔らかったのでバーディを狙える状況でした。ステディなプレーでチャンスを作り続けてそのうちいくつかが決まってくれたので良かったです」

画像: エリック・コールがトラベラーズ選手権初日を単独トップで終えた

エリック・コールがトラベラーズ選手権初日を単独トップで終えた

2週間前のRBCカナディアンオープンで予選落ちを喫するまではかなり好調だった。5月のチャールズ・シュワブチャレンジではプレーオフに進出し敗れはしたものの、4月から6月にかけトップ10が4回。初優勝のときは近づいて来ているように思える。

「もちろん誰もが優勝を目指しているし、僕も勝ちたいと思っています。ただいまは優勝のチャンスがある位置につけるよう頑張っているところ。そういう状況が増えれば自ずと勝利の可能性も高まるでしょうから」

史上2番目の年長記録(35歳)でルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた遅咲き。下積み時代ミニツアーで56勝を挙げ、レギュラーツアーに定着した後も時間が許せばミニツアーでプレーしてきた鉄人だが、昨年の今大会では棄権という、思わぬ事態に見舞われた。

「胃腸炎にかかってしまったんです。僕にはアジソン病(副腎皮質からのホルモン分泌が低下する病気)という持病があって体にストレスがかかると健康な人のようにはホルモンを分泌できなってしまうんです」

そのため急性副腎不全を起こし胃腸炎を発症。最終ラウンドを棄権し一晩病院のベッドで過ごさなればならなかった。

「調子も良かったしプレーしたかったのにとても残念でした。リベンジといえるかどうかは分かりませんが、こうして体調が回復してこのコースに戻ってくることができてうれしいです。今年はもう去年のようなことが起きないよう祈っています」

大会はまだ始まったばかり。2日目以降もバーディの奪い合いになるだろう。結果はわからないが昨年のリベンジとツアー初優勝を目指し遅咲きの鉄人が頂点を目指す戦いに挑む。

日本勢は松山英樹が3アンダー67で20位タイ、久常涼は2アンダー68の32位タイからのスタートとなった。

写真/Getty Images

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画像: PGA TOUR Highlights | Round 1 | Travelers Championship | 2026 www.youtube.com

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