
トラベラーズ選手権最終日「61」をマークしたコリン・モリカワ。首位タイには一打届かず、3位でのフィニッシュとなった
試合が中断する直前、激しい雨が降りしきるなか最終18番のティーショットを左のフェアウェイバンカーに打ち込んだモリカワ。
残り140ヤード。9番アイアンかピッチングウェッジかで迷った。ボールは足元より下。まだケガが完治していない背中に負担がかかる厄介な状況だった。バンカーの淵に踵がかかったがそれを逆にアドバンテージに変え、下半身を踏ん張って9番を振り抜いた。
「しっかりコンタクトすることだけを考えて放ったショットでしたが、完璧に捉えることができました」
2.5メートルのパットを沈め、この日9つ目のバーディ奪取に成功。9アンダー61とし、通算20アンダーで一躍クラブハウスリーダーに躍り出た。
「バーディで締めくくれたのは本当にうれしかったです。今朝妻に『今日は61を出す』と宣言したのですが目標を達成できました。まだ残りの選手がいるけれどチャンスは作れたのであとは待つだけです」
惜しむらくはワンオン可能な15番と17番(3.5メートルがカップに蹴られた)でバーディを逃したこと。それでも満足のいくプレーの達成感に身を委ねながらアイスクリームサンドイッチで腹ごしらえして待機した。
直後にプレーが中断され、待ち時間は2時間を優に超えた。そしてシェフラーとホブランが17番を終え、21アンダーとした時点でモリカワの勝利の可能性は消えた。18番で2人ともボギーを叩くことは考えられなかったから。
案の定18番でシェフラーが8.3メートル、ホブランが7.3メートルのバーディチャンスにつけ、結果両者ともパーでホールアウト。決着はプレーオフに持ち越された。
PGAツアー史上最大の逆転劇は、99年カーヌスティでおこなわれた全英オープンでポール・ローリーが作った10打差の逆転V。
続いてスチュワート・シンクが04年に9打差をひっくり返したことがあるが、もし今回モリカワが9打差を逆転していれば史上2番目の記録に並ぶところだった。
「良いプレーをしていたときは大抵最終組に近い位置で優勝争いをしていたので、これまでこんなに長く待つ状況はありませんでした」
「徐々に背中と腰の状態が回復して、こうしていい感触で好スコアをマークすることができたので、この経験を全英オープンで活かしこの状況をできるだけ長く維持したいと思います」
優勝には届かなかったがモリカワは気持ちを切り替え2度目のクラレッドジャグ(全英OPの優勝トロフィー)に照準を合わせた。
写真/Getty Images
【動画】トラベラーズ選手権最終日のハイライトをチェック【PGAツアー公式YouTube】
PGA TOUR Highlights | Sunday | Travelers Championship
www.youtube.com

