米イリノイ州TPCディアランを舞台におこなわれたPGAツアーのジョンディアクラシックは、最終日に「62」をマークしたクリス・ゴッタラップが5打差を逆転し今季3勝目を挙げた。大会前注目を集めたプロデビュー戦のジャクソン・コイブンが予選落ちに終わり、最後は出場選手のなかで世界ランク最上位(14位)のゴッタラップが有終の美を飾った。そんななか久常涼にも海外メディアは注目していた。

久常が予選ラウンドを4位タイでクリアしたとき、現地放送局の解説者は彼を絶賛した。

第2ラウンドの13番。428ヤードのパー4でフェアウェイバンカーから残り112ヤードを直接カップに沈めイーグルを奪うと解説者は「この打球音。なんて素晴らしいんだ!」と絶賛。

「彼がウェストコーストスウィング(1月末から2月)で3試合連続トップ10(ファーマーズインシュランスOP2位タイ、WMフェニックスOP10位タイ、AT&Tペブルビーチ8位タイ)に入ったときから今年絶対勝つと思っていた」「今週はチャンス。彼は“週末危険な男”になりそうだ」。現地メディアも久常の勝利は時間の問題と考えているようだ。

画像: ジョンディアクラシック9位タイフィニッシュとなった久常涼

ジョンディアクラシック9位タイフィニッシュとなった久常涼

しかし週末は、3日目の序盤に3連続バーディと最高の滑り出しを見せながら、出入りの激しいゴルフで2アンダー68。最終日も5バーディを奪ったが伸ばし合いの展開についていけず、勝ったクリス・ゴッタラップに4打及ばず9位タイにとどまり、初勝利はお預けに。

優勝したゴッタラップは、最終組より1時間も前にホールアウト。彼のスコアに上位陣が追いつけず、唯一通算20アンダーで並んでいたベン・コールズが18番のセカンドショットを左の池に打ち込みダブルボギーを叩いて万事休す。

画像: クリス・ゴッタラップが今季3勝目を挙げた

クリス・ゴッタラップが今季3勝目を挙げた

そのシーンを、プレーオフに備え練習場でウォーミングアップしていたゴッタラップがモニターで確認すると、キャディを務めた弟と抱き合い「一生忘れられない特別な瞬間になりました」と歓喜した。

「まったく優勝は考えていませんでした。予想外です。でも出だしから7ホールで5つバーディが獲れて、いいスタートを切ることができた。そのままの勢いを最後までキープできて良かったです」

次週のジェネシス・スコットランドオープンで連覇に挑む前に「いい準備がしたい」と考えていた大会で優勝。「その通りいい準備ができました。気温的にもゴルフの調子的に温まっています(笑)!」と2週連続Vも視野に入れている。

それにしても、昨年スコットランドでローリー・マキロイを破って勝ったときには完全に伏兵扱いだったが、今年すでに3勝とその勢いは凄まじい。

出場85試合目ですでに5勝。今回の優勝で世界ランクも14位から7位に浮上した。昨年単独3位に入った全英オープンで今年もなにかやってくれそうだ。

写真/Getty Images

【動画】ゴッタラップの最終日ハイライトをチェック【PGAツアー公式YouTube】

画像: Chris Gotterup shoots EPIC 62 for comeback win | Round 4 | John Deere Classic | 2026 www.youtube.com

Chris Gotterup shoots EPIC 62 for comeback win | Round 4 | John Deere Classic | 2026

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