
安岡幸紀
コーチ歴14年。PGAティーチングプロA級。ゴルフ歴28年目にして左打ちに挑戦し、半年で70台を出す偉業を達成。アプローチ専門コーチとしても活動
「2回目のラウンドで125を叩いてスイッチが入りました」(安岡プロ)
左打ちを始めて半年後にスコアを70台に到達させる――。一見無謀な目標を達成したのがアプローチ専門の安岡幸紀コーチだ。だが、なぜこの挑戦が始まったのか。鍵は“Breakthrough Golf”にある。それはプロ選手にはトレーナーやコーチなど多くの人が携わるが、それを一般向けに落とし込み、目標達成をサポートするチームのこと。そのコーチ陣の一人である安岡コーチが自ら、左打ちでその効果を実証するのが、今回の目的だった。
スタートはまさに初心者レベル。ティーショットは林に消え、シャンクは止まらず、バンカーから池へ打ち込む始末。クラブを置き忘れるほど余裕もなかったのだ。
9月に始め、最初の2カ月はスコアを気にせずスウィング作りに専念。短期間で結果を出すため、ただ球を打つだけではなく、脳や神経系統に働きかけてパフォーマンス向上を図る「機能神経学」を導入、“感覚器”へアプローチした。
11月頃にはスウィングスピードが急激に上がり、飛距離は250から270ヤードにアップ。だが、体に負荷がかかり脇腹を負傷。
「1週間ほどショット練習を控え、10ヤードのアプローチやパターの練習に専念しました。その後、ラッキー続きでベスト80が出ましたが、感覚的に70台が出せるゴルフではなく、焦りはありましたね」(安岡コーチ・以下同)

2回目のラウンドで大叩きして以来、旅行先でさえも練習場を探して練習し、常に危機感を抱いていたという。その甲斐もあってか当初の目標は、3月中に70台を出すことだったが、1カ月前倒しの2月に達成した
期限が迫った1月。ラウンド数は9回に上り、2度目の80を出すも70台には一歩及ばず。
「フェアウェイにボールを残すというマネジメントを徹底しました。早く70台を出して終わらせたい一心でラウンドしてました(笑)」
そして迎えた2月の4ラウンド目、好ショットを連発し、徹底したマネジメントで、ついに76を達成したのだった。
左打ちのスウィング
右打ちのスウィング
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短期間でスコアを劇的に縮めるために、彼らは一体どのような“魔法”を使ったのか? 後半で明かされるのは、ただがむしゃらに球を打つ従来の練習法ではない。スウィング作りの根底として取り入れた、脳や神経系統に働きかけてパフォーマンス向上を図る「機能神経学」の全貌だ。
平衡感覚や空間認知力を鍛える独自のトレーニングから、理想のスウィングをあえて追求せず「フェード一本」に絞り込んだ徹底的なマネジメント術まで、7人のチーム体制で導き出した最速上達の秘密に迫る。スコアの壁に悩むすべてのアマチュアゴルファーへ。プロ自身が身をもって証明した、最速で上達を果たすための究極のメソッドは「後半」で。
後編はMyゴルへ続く 有料記事になります
週刊ゴルフダイジェスト2026年7月21日号より



