ドライバー用と比べたらFW専用シャフトの性能は落ちる?
GD アマチュアのフェアウェイウッド(FW)のリシャフト率はどれくらいなのでしょうか?
今井 1〜2割といったところじゃないでしょうか。ドライバーと比べると、それほど高くはありません。
GD ドライバーに関しては、プロの影響で4割近くまで上がってきている印象ですが、FWに関してはそこまでいっていない。
今井 やはり「FWまでは手が回らない」というのが本音でしょうね。
GD しかし、番手が長くなるほどシャフトの性能が打球に影響してくるわけですから、FWのリシャフトも重要だと思うんです。ただ、FWのリシャフトは難しいですよね。ドライバーと同じシャフトがいいのか、それともFW専用に設計されたモノがいいのか。
今井 プロはドライバー用のシャフトをFWにも使いますが、アマチュアはまずFW専用シャフトを試してみるのがおすすめです。

バランスを「D-0」にするために、錘(おもり)を4グラムプラスして調整しました。4グラムまでなら重心に影響を及ぼしません

ホーゼル内をドリルでもむことで、フェースがかぶらないように調整しました
GD ドライバー用とFW用では、具体的に何が違うんですか?
今井 一番の違いは、ミスヒットしたときの「当たり負け」ですね。FW用はシャフトの先端側が硬めに作られているので、ミスをカバーしてしっかりと球を拾ってくれる設計になっています。ただ、ドライバー用に比べると種類が多くないので、性能を細分化して選ぶのが難しいという側面はあります。
GD 価格の問題もあります。ドライバー用は高価格帯が多いので、もし合わなかったときのことを考えると財布へのダメージも大きい。
今井 本数分かかりますからね。「3Wと5W」「5Wと7W」というように、複数本をまとめてリシャフトすることが多いため、費用も2倍、3倍に膨らんでしまいます。
GD その点、FW専用シャフトはドライバー用の半額程度の費用で済みます。ただ、値段が半分ということは、性能も半分になってしまうのでしょうか?
今井 それが一概にそうとは言えないんですよ。球の打ちやすさや難易度で比べたら、FW専用シャフトは「地面にある球を打つこと」に特化しています。費用対効果(コスパ)で言えば、むしろこちらの方が高いとすら言えます。

フェースがかぶらないようシャフトを右下から挿します。マスキングテープで固定し接着が完了するのを待ちます
GD リシャフトの目的はあくまで「今より結果を良くすること」です。いくら高価格の高性能なシャフトを入れても、打てなければ意味がない。そう考えると、「FW専用よりもドライバー用のほうが優秀」とは言い切れないわけですね。
今井 まさにその通りです。FWのリシャフトを希望されるお客様には、まずUSTマミヤの「アッタスMB-FW」を打ってもらうようにしています。このシャフトは2019年発売のモデルですが、非常にクセがなくて、試打された方のほとんどにマッチする名作なんですよ。
GD その話、工房界隈では有名ですよね。FWのシャフト選びは「6割がドライバー用、3割がFW専用、残りの1割が地クラブ系」と言われていますが、ドライバー用を選ぶ6割の人は様々な銘柄に分散します。そのため、単一の銘柄で見ると、実は「アッタスMB-FW」がシェア1位だという話を聞いたことがあります。
今井 「アッタスMB-FW」がここまで支持されている理由は、使われている素材にあります。東レが開発した「トレカM40X」という素材は、「硬いのに強い」という相反する特徴を持っています。これを先端部に採用することで、圧倒的に当たり負けしないシャフトに仕上がっているんです。「トレカM40X」は本来、ハイエンドなドライバー用シャフトに使われる高価な素材ですが、それを惜しみなくFW専用に採用したことがヒットの要因でしょう。
GD 「トレカM40X」ですか……。調べてみると、「ツアーAD VF」や「UB」、フジクラの「ダイヤモンドスピーダー」、USTマミヤでも「LIN-Q」や「アッタスV2」など、そうそうたるモデルに使われていますが、これらのシャフトって、プロがFWに挿していませんか?
今井 そうですね。特に「ツアー AD VF」はFWにも大人気です。
GD 「ツアーAD UB」も、先日YouTubeで超有名プロがFWに入れているのを見ました。
今井 プロが「ツアーAD VF」や「UB」といった最新のドライバー用シャフトをFWに使うのは、その「トレカM40X」がもたらす圧倒的な強さと安定感を求めているからだと思います。プロはヘッドスピードが速いですから、FWであってもドライバーと同じフィーリングで思い切り叩きたい。先端に「トレカM40X」のような超高強度素材が使われていれば、芝の抵抗に負けず、左への引っ掛け(チーピン)を防ぐ防波堤になってくれます。
しかし、アマチュアがそのまま真似してしまうと、オーバースペックで球が上がらなくなったり、コスト面での負担が大きすぎたりします。だからこそ、同じ高級素材を使いながらも、地面から球を拾いやすい設計に落とし込んだ「アッタスMB-FW」が、アマチュアにとっての「最高コスパの正解」として君臨しているのだと思います。

今回の作業は「アッタスMB‐FW」(55S)へのリシャフトでした。フェース角は5Wがマイナス4.0度、7Wがマイナス3.2度に調整。「構えやすいFW」になりました。7Wのみ「0.5インチ」チップカットしたことで、振動数は5Wが264cpm、7Wが269cpmとなり振り感の統一もできました
GD プロはドライバーと同じフィーリングと、圧倒的な左へのミス排除を狙って高価なドライバー用を挿す。一方でアマチュアは、費用対効果と「地面からの拾いやすさ」を最優先して、まずはFW専用シャフトを試すのがセオリー、ということですね。
今井 リシャフトというと、「プロと同じもの」や「高価なもの」を選びたくなりますが、FWに関しては「自分の目的に合っているか」が何より大切です。ティーアップして打つドライバーと、地面にある球を打つFWでは、シャフトに求められる役割が根本的に違いますからね。
もし、今お使いのFWに「苦手意識がある」「球が上がらない」と感じているなら、まずは「アッタスMB-FW」のような扱いやすいFW専用シャフトを試してみてください。「ツアークオリティのクラブ工房(ゴルファーズラウンジ by tantanto.)」では随時フィッティングを行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせいただければと思います。
【ツアークオリティのクラブ工房からのお知らせ】
東京・赤坂の「ツアークオリティのクラブ工房(ゴルファーズラウンジ by tantanto.)」では、ウェイト調整のような小さなお悩みから、他店で断られた作業、本格的なリシャフトまで幅広く対応しています。「工房ってなんだか敷居が高い……」と感じる方も、まずは気軽にご相談ください!
■「アッタスMB」リシャフトキャンペーン
・FW:1本 18,000円(税込)
・HY(ユーティリティ):1本 13,000円(税込)
※料金に含まれるもの:組み直し作業、長さ、バランスなどの各種調整。グリップ代は別途。再利用可能な場合は無料で対応いたします。
■ウェッジ1本から大歓迎!「リシャフト&調整」キャンペーン実施中
料金:6,000円〜(1本、税込)
※料金に含まれるもの:組み直し作業、長さ・ライ角・ロフト・バランスなどの各種調整。グリップ代は別途。再利用可能な場合は無料で対応いたします。ご希望のシャフト銘柄によって料金が異なる場合があります。
■フィッティング料金
料金:5,000円(40分、税込)
※キャンペーンご利用者限定の特別料金
※フィッティング後に商品発注となるため、作業は別日となります。
【工房へのアクセス・ご利用方法】
場所:東京都港区赤坂2-13-18 コリンズ33 B1F(バーディ赤坂24内)
※「作業立ち合い」をご希望の方は、事前に日時のご予約をお願いします。
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