アメリカ西海岸、カリフォルニア州カールスバッド。一年を通して温暖な気候に恵まれたこの場所は、世界中の一流ゴルフブランドの本社が集結しているゴルフの中心地である。もちろん世界を牽引するテーラーメイドもそのひとつだ。今回、本社ビルに隣接するフィッティングの聖地「The KINGDOM(ザ・キングダム)」を訪問する機会を得た。これまで日本のメディアが足を踏み入れたことのないこの秘密のベールに包まれた施設に初潜入し、本誌ベテラン記者が究極のフィッティングをガチ体験してきた。

トッププロだけの極秘施設から、一般ゴルファーも体験できる開かれた「王国」へ

誌面連動スペシャル動画

【7月22日(水)20:00】公開予定!

動画の公開に先立ち、まずは下記の特別をお楽しみください。 公開時間になりましたら、こちらのエリアでそのままご視聴いただけます!

取材班を待っていたのは、想像をはるかに超える「最高のおもてなし」と、弾道を丸裸にする解析力、そしてゴルファーの夢を叶える施設の充実ぶりだった。

画像: マキロイら世界のトッププロが訪れてフィッティングを行う「ザ・キングダム」。限られた枠になるが一般ゴルファーも彼らと同様のフィッティング体験が可能

マキロイら世界のトッププロが訪れてフィッティングを行う「ザ・キングダム」。限られた枠になるが一般ゴルファーも彼らと同様のフィッティング体験が可能

「ザ・キングダム」はもともと、テーラーメイド契約プロのためだけに、最先端の技術を駆使したクラブフィッティングを行う専用の場として作られた閉ざされた施設だった。しかし、2005年にそのコンセプトを大きく一新する。それまで世界のトッププロだけに限定されていた特別なサービスを一般のゴルファーにも開放し、他では味わえない究極のゴルフ体験を提供するものへと生まれ変わったのだ。

とはいえ、誰もが簡単に体験できるわけではない。限られた枠で選ばれた少人数のゴルファーにのみ提供される、極めて貴重な体験であることに変わりはない。タイガー・ウッズ、ローリー・マキロイ、コリン・モリカワ、スコッティ・シェフラー、トミー・フリートウッド、ネリー・コルダといった、世界の超一流たちが足を踏み入れる特別な舞台。彼らと同じ場所でフィッティングを受けられるという事実に、重厚な扉を前にこちらの緊張感も高まっていく。

画像: 「K」の紋章と重厚な扉が印象的なエントランス

「K」の紋章と重厚な扉が印象的なエントランス

いきなり心を鷲づかみ! タイガーの隣に「マイロッカー」のサプライズ

重厚な扉を開け、足を踏み入れた瞬間から、いきなりテンションは最高潮に達する。日本のおもてなし文化が世界的に注目されている昨今だが、なかなかどうして、アメリカの「ゲストに喜んでもらおう」というおもてなしの心も本当に素晴らしい。

チームテーラーメイド面々の写真が壁一面でお出迎えしてくれる空間を抜け、最初にロッカールームを模した特別な部屋に通されたときのことだ。そこにはタイガー・ウッズのレプリカクラブが収められたロッカーがあり、そのすぐ隣に、私の名前がしっかりと刻まれたロッカーが用意されているではないか!

画像: タイガーのロッカーの隣に、ゲストのロッカーが用意されている。最高にテンションが上がる瞬間だ

タイガーのロッカーの隣に、ゲストのロッカーが用意されている。最高にテンションが上がる瞬間だ

「え、ウソでしょ!? タイガーの隣にマイロッカー?」

足を踏み入れるや否や、完全にガツンとやられてしまった。取材に来たつもりが、一瞬にしてVIP待遇のゲストへと変わる。ゴルフ人生の中で忘れられない場面のひとつになった。こんな幸せなことがあっていいのだろうか。

さらにモニターには「週刊ゴルフダイジェスト」のロゴが掲示されているなど、心憎い演出が随所に散りばめられていた。

画像: 「ザ・キングダム」の記念グッズや「SUN DAY RED」のウェアなどが購入できる

「ザ・キングダム」の記念グッズや「SUN DAY RED」のウェアなどが購入できる

特別感にあふれる雰囲気のいいハウス内は、まさに至れり尽くせりの空間。そこには、限定の記念グッズが販売されているショップスペースがあり、タイガーが着用する「SUN DAY RED」のウェアも充実している。仲間に自慢できるキングダムのロゴ入りグッズも多数揃っており、まさに「ゴルファーの王国」の名にふさわしい充実ぶりだ。

一流コースと遜色ない、340ヤード超の広大な天然芝のフィールド

ハウスを抜けた先には、全長340ヤードの広大なフィールドが突然目の前に現れる。屋内施設の落ち着いた空間から、カールスバッドの眩しい陽光のもとへ飛び出すこの強烈なコントラストも、訪れる者の心を動かすために考え尽くされた演出とすら感じる。

画像: 全長340ヤードにおよぶ広大なフィールドには、一流コースに引けを取らないメンテナンスが施されたグリーンやバンカーもある

全長340ヤードにおよぶ広大なフィールドには、一流コースに引けを取らないメンテナンスが施されたグリーンやバンカーもある

「ああ、ここがフィッティングの聖地なんだ」と改めて実感する瞬間だ。もちろん、天然芝の上から直接ボールを打てる広いスペースが確保されており、その先には一流のゴルフコースとまったく遜色ない完璧にメンテナンスされたグリーンやバンカーも準備されている。豪快にドライバーを飛ばせるだけでなく、高品質のグリーンでは実戦さながらの環境でウェッジの性能を堪能できるのだ。

「準備ができたらフィッティングを始めましょう。あなたの打席は奥に用意しています」

案内されたのは、トッププロがフィッティングする際に実際に使用するという、少し離れた“お忍び”のような特別なエリア。そこは広大な「ザ・キングダム」のフィールドの中でも、グリーンに近い左サイドの特別な空間だ。打席のプレートにもしっかりと私の名前が記されており、またしてもおもてなしの心に触れる。

熟練フィッターと最新機器が導く「キングダムマジック」

今回のフィッティングは、ヘッドとシャフトの性能を熟知する2人の専門家が付きっきりで行ってくれる。マスターフィッターのデュエイン氏とクラブカスタマイズに精通するマシュー氏だ。

画像: フィッティングを担当してくれたデュエインさん(左)とマシューさん(右)

フィッティングを担当してくれたデュエインさん(左)とマシューさん(右)

計測には、最先端の弾道測定器「GCクワッド」と「トラックマン」が併用され、妥協なきデータが収集されていく。まずは現在のスペックに近いドライバーを手に取り、計測開始。

彼らは打点と弾道から瞬時にスウィング特性を診断した。

「ヘッドは『Qi4D』のコアモデルで合っています。あなたのフェースローテーションは中間(ミッド)なので、中調子の『青系』がマッチします」とデュエイン氏は語る。

画像: ドライバーは「Qi4D」のコアモデル、10.5度がベストフィット!

ドライバーは「Qi4D」のコアモデル、10.5度がベストフィット!

用意されたシャフトに替えると、一気につかまった弾道が3球連続でまったく同じ方向へ飛んでいったのだ。フィッター陣からも「打ち出し角、スピン量、打点、すべて完璧です!」と拍手が沸き起こる。

彼らのフィッティングはフィーリングも重視し、対話を通じて最適解へと導いてくれる。その人のタイプが分かれば、分類された同カテゴリーのシャフトの中から硬度違いなどで絞っていくだけなので、最適解への到達がスピーディだ。

画像: 弾道計測とともにスウィング動画も撮影。振り心地などのフィーリング面も考慮しながら最適解に近づいていく

弾道計測とともにスウィング動画も撮影。振り心地などのフィーリング面も考慮しながら最適解に近づいていく

方向安定性が増すだけでなく、自信を持って振ることでスウィングもアグレッシブになる。結果としてボール初速も3マイル/時アップし、飛距離も伸びた。これが「キングダムマジック」なのか。

すべてのクラブを完璧に仕上げる圧倒的な総合力と工房

同様に、FW&UT、アイアンとフィッティングは進み、いずれも自分では絶対にたどり着かないであろうモデルとスペックが抽出された。ウェッジは一流のメンテナンスが施されたグリーンとバンカーを使うことによって、スピンの入り方やソールの抜けがより明確にわかるより実戦に即した内容。パターはストローク、打点、球の転がりを解析し、よりカップインの確率が高い最適な一本へと導いてくれる。

さらに素晴らしいのは、即時に組み立て可能な「工房」にフィッターが入り、なんとその日のうちに最適スペックのクラブを組み上げてしまうのだ。フィッティングした即日に自分に合わせたクラブを持ち帰れる。これこそ最高のホスピタリティだろう。

画像: 「ザ・キングダム」で組み上げたセッティング。ドライバーは「Qi4D」の10.5度、FWは「Qi4D」の3HL、「Qi4D TOUR」の7W、「Qi4D」の9Wの3本体制。アイアンは「P770」(4I~9I)。PW代わりにMG5の46度。52、56、60度はプロトタイプ(黒塗り部分)。パターは「Spider TOUR」※9Wと4Iは入れ替えて使用

「ザ・キングダム」で組み上げたセッティング。ドライバーは「Qi4D」の10.5度、FWは「Qi4D」の3HL、「Qi4D TOUR」の7W、「Qi4D」の9Wの3本体制。アイアンは「P770」(4I~9I)。PW代わりにMG5の46度。52、56、60度はプロトタイプ(黒塗り部分)。パターは「Spider TOUR」※9Wと4Iは入れ替えて使用

究極のフィッティング体験翌日、新しく組み上がったばかりの14本を携え、近くのアヴィアラGCでラウンドを行うと、ハーフでなんと「36」という信じられないスコアが出た!

ドライバー(Qi4D)では狙った所に飛んでいく快感を久しぶりに味わえ、アイアン(P770)は芯が広く打ち損じてもグリーン近くまで運べる。ウェッジ(MG5&プロトタイプ)は面白いようにスピンが入り、パター(スパイダー ツアー)はストロークの安定感が半端なく、自分史上最多となる「ハーフ3バーディ」の立役者となった。

想像をはるかに超える「最高のおもてなし」と、妥協なき解析力、そしてゴルファーの夢を叶える完璧な施設。「ザ・キングダム」は、名実ともにすべてのゴルファーにとっての「王国」であった。

画像: 昨年10月にオープンした「TaylorMade Fitting Lab Tokyo」で「ザ・キングダム」と同じメソッドのフィッティングが受けられる。東京駅八重洲口や東京メトロ銀座線・京橋駅からのアクセスも抜群によく、都内からだけではなく、遠方からでも足を運びやすい。併設するプレミアムストアも見逃せない

昨年10月にオープンした「TaylorMade Fitting Lab Tokyo」で「ザ・キングダム」と同じメソッドのフィッティングが受けられる。東京駅八重洲口や東京メトロ銀座線・京橋駅からのアクセスも抜群によく、都内からだけではなく、遠方からでも足を運びやすい。併設するプレミアムストアも見逃せない

実はこのキングダム流のフィッティングは、昨年、東京八重洲にオープンした「TaylorMade Fitting Lab Tokyo」で体験可能。自身のゴルフを次のレベルへと引き上げたいと願うなら、ぜひ一度、この世界基準のフィッティングを味わってみてはいかがだろうか。

撮影/田邉安啓


This article is a sponsored article by
''.