自分にぴったりの“運命シャフト”を見つけることができれば、ドライバーの飛距離や安定感がアップする。月刊ゴルフダイジェスト9月号では56モデルを分類解説している。「みんなのゴルフダイジェスト」では今回、腕利きフィッターである小倉勇人氏と小西勇輝プロが注目した「ヘッド+シャフト」の組み合わせを紹介する!

「同じヘッドでも球の強さや高さが変わる。シャフトの影響って大きいですね」(小西プロ)

40通りに及ぶヘッド&シャフトの組み合わせを打ち終えて、小倉氏はこう述べる。

「同じヘッドでも、シャフトの種類や特性によって、振り心地やヘッドスピードも変われば、打ち出し高さや弾道、打点、初速も変わりました。と同時に、同じシャフトでもヘッドの重心によって振り心地が変わります。シャフトの特性を生かすヘッドもあれば、主張が強いヘッドもある。そういう意味でも、ヘッドとシャフトのマッチングは大事」

競技アマチュアの専門コーチ、小西プロはこう続ける。

「生徒さんのホームコースの対策として、例えば林間コースでは木の上を風が吹いているので高さを抑えるシャフトがいいですよ、ということをアドバイスします。そういうことも考えて、ヘッドとシャフトの組み合わせを選ぶことが大事だと思います」

小倉氏が注目した「ヘッド+シャフト」4選

画像: 試打者/小倉勇人氏:練習場「ユニオンGC」内「リル ガレージ」店長兼フィッター(ドライバーHS:41〜42m/s)

試打者/小倉勇人氏:練習場「ユニオンGC」内「リル ガレージ」店長兼フィッター(ドライバーHS:41〜42m/s)

“似たもの同士”で相乗効果が期待できる(小倉氏)

「程よくやさしい同士のQUANTUM MAXとNXゴールド、動かない同士のG440 KとツアーAD FIは、お互いの良さを支え合う好相性のコンビですね」

画像: QUANTUM MAX ●ヘッド重さ:201.2g●重心距離:41.1mm●重心深度:41.6mm●フェース高さ:54.4mm●SS高さ:33.7mm●低重心率:61.9%●ヘッド左右MOI:5051gcm²●ネック軸回りMOI:8105gcm²

QUANTUM MAX ●ヘッド重さ:201.2g●重心距離:41.1mm●重心深度:41.6mm●フェース高さ:54.4mm●SS高さ:33.7mm●低重心率:61.9%●ヘッド左右MOI:5051gcm²●ネック軸回りMOI:8105gcm²

①QUANTUM MAX × スピーダー NXゴールド
やさしさ、低スピン性能、寛容性が程よいヘッドと、適度につかまって球を上げるシャフトのコンビで、幅広い人が打てる。

小倉氏初速打ち出し角スピン量最高到達点キャリー
スピーダー NX GOLD57.3m/s14.3度3098rpm27.5m212.8Y
ツアーAD FI58.4m/s12.2度2843rpm26.7m214.7Y
ディアマナ RB58.8m/s11.5度3034rpm25.3m215.1Y
LIN-Q PowerCore58.9m/s11.2度3206rpm25.9m208.5Y
画像1: G440 K●ヘッド重さ:201.1g●重心距離:46.0mm●重心深度:50.6mm●フェース高さ:52.8mm●SS高さ:35.7mm●低重心率:67.6%●ヘッド左右MOI:5955gcm²●ネック軸回りMOI:10675gcm²

G440 K●ヘッド重さ:201.1g●重心距離:46.0mm●重心深度:50.6mm●フェース高さ:52.8mm●SS高さ:35.7mm●低重心率:67.6%●ヘッド左右MOI:5955gcm²●ネック軸回りMOI:10675gcm²

②G440 K × ツアーAD FI
MOI(慣性モーメント)がかなり大きくて球が曲がりにくいヘッドの特性を、動きが少ないシャフトが生かしてスピンを抑えた強弾道に。

小倉氏初速打ち出し角スピン量最高到達点キャリー
スピーダー NX GOLD57.1m/s14.6度3435rpm29.2m210.4Y
ツアーAD FI58.4m/s12.5度3267rpm32.4m212.7Y
ディアマナ RB57.3m/s12.7度3360rpm29.5m209.5Y
LIN-Q PowerCore58.2m/s11.0度3082rpm27.9m216.4Y
画像1: Qi4D LS●ヘッド重さ:200.4g●重心距離:39.2mm●重心深度:35.0mm●フェース高さ:55.0mm●SS高さ:32.3mm●低重心率:58.7%●ヘッド左右MOI:4066gcm²●ネック軸回りMOI:6509gcm²

Qi4D LS●ヘッド重さ:200.4g●重心距離:39.2mm●重心深度:35.0mm●フェース高さ:55.0mm●SS高さ:32.3mm●低重心率:58.7%●ヘッド左右MOI:4066gcm²●ネック軸回りMOI:6509gcm²

③Qi4D LS × ディアマナ RB
強振してもアバれず球が上がりやすいシャフトと、動きやすくスピンが少ないヘッド。飛ばしの可能性を感じるコンビだ。

小倉氏初速打ち出し角スピン量最高到達点キャリー
スピーダー NX GOLD57.1m/s15.2度3061rpm30.7m210.8Y
ツアーAD FI59.8m/s10.8度2812rpm20.7m205.4Y
ディアマナ RB59.7m/s11.9度3116rpm25.0m220.1Y
LIN-Q PowerCore57.4m/s14.2度2996rpm27.5m213.4Y
画像1: RS DUO RS MAX●ヘッド重さ:201.9g●重心距離:40.4mm●重心深度:39.6mm●フェース高さ:55.5mm●SS高さ:35.6mm●低重心率:64.1%●ヘッド左右MOI:4940gcm²●ネック軸回りMOI:7922gcm²

RS DUO RS MAX●ヘッド重さ:201.9g●重心距離:40.4mm●重心深度:39.6mm●フェース高さ:55.5mm●SS高さ:35.6mm●低重心率:64.1%●ヘッド左右MOI:4940gcm²●ネック軸回りMOI:7922gcm²

④RS MAX × LIN-Q PowerCore ブルー
適度に動きやすいけどミスにも強いバランス系のヘッドと厚く当たりやすいシャフトのやさしく飛ばせる組み合わせ。

小倉氏初速打ち出し角スピン量最高到達点キャリー
スピーダー NX GOLD59.3m/s13.5度3291rpm25.3m214.1Y
ツアーAD FI59.1m/s12.3度3141rpm24.4m212.9Y
ディアマナ RB58.4m/s13.9度3345rpm28.4m209.3Y
LIN-Q PowerCore59.3m/s12.5度3227rpm30.6m217.2Y

小西プロが注目した「ヘッド+シャフト」4選

画像: 試打者/小西勇輝プロ:競技ゴルファー専門コーチ(ドライバーHS:47〜48m/s)

試打者/小西勇輝プロ:競技ゴルファー専門コーチ(ドライバーHS:47〜48m/s)

18Hを通して結果が出るクラブが必要です(小西プロ)

「飛ぶだけではなく、競技でプレッシャーがかかったときや疲れてきたときでも、ある程度の“幅”の中に収まるヘッド&シャフトじゃなければスコアは出せません」

画像2: RS DUO RS MAX●ヘッド重さ:201.9g●重心距離:40.4mm●重心深度:39.6mm●フェース高さ:55.5mm●SS高さ:35.6mm●低重心率:64.1%●ヘッド左右MOI:4940gcm²●ネック軸回りMOI:7922gcm²

RS DUO RS MAX●ヘッド重さ:201.9g●重心距離:40.4mm●重心深度:39.6mm●フェース高さ:55.5mm●SS高さ:35.6mm●低重心率:64.1%●ヘッド左右MOI:4940gcm²●ネック軸回りMOI:7922gcm²

①RS MAX × スピーダー NX ゴールド
どんな力感で振ってもしなりを感じやすいシャフトと、適度にやさしいヘッドのコンビで、ストレスなく打てる。

小西プロ初速打ち出し角スピン量最高到達点キャリー
スピーダー NX GOLD67.7m/s14.3度3498rpm36.7m252.7Y
ツアーAD FI66.9m/s13.5度3223rpm35.1m251.5Y
ディアマナ RB67.1m/s16.0度3543rpm39.2m244.5Y
LIN-Q PowerCore67.3m/s13.6度3350rpm39.0m248.2Y
画像2: G440 K●ヘッド重さ:201.1g●重心距離:46.0mm●重心深度:50.6mm●フェース高さ:52.8mm●SS高さ:35.7mm●低重心率:67.6%●ヘッド左右MOI:5955gcm²●ネック軸回りMOI:10675gcm²

G440 K●ヘッド重さ:201.1g●重心距離:46.0mm●重心深度:50.6mm●フェース高さ:52.8mm●SS高さ:35.7mm●低重心率:67.6%●ヘッド左右MOI:5955gcm²●ネック軸回りMOI:10675gcm²

②G440 K × ツアーAD FI
“ネジれない同士”のヘッドとシャフトのベストマッチで、ターゲットへストレートな弾道で安定して飛ばせた。

小西プロ初速打ち出し角スピン量最高到達点キャリー
スピーダー NX GOLD67.8m/s14.2度3469rpm40.7m243.2Y
ツアーAD FI67.1m/s14.8度3114rpm38.7m254.6Y
ディアマナ RB66.9m/s15.2度3506rpm41.3m246.6Y
LIN-Q PowerCore66.8m/s12.8度3538rpm30.6m245.7Y
画像: OPTM LS●ヘッド重さ:202.1g●重心距離:40.8mm●重心深度:38.2mm●フェース高さ:57.0mm●SS高さ:36.0mm●低重心率:63.2%●ヘッド左右MOI:4381gcm²●ネック軸回りMOI:7143gcm²

OPTM LS●ヘッド重さ:202.1g●重心距離:40.8mm●重心深度:38.2mm●フェース高さ:57.0mm●SS高さ:36.0mm●低重心率:63.2%●ヘッド左右MOI:4381gcm²●ネック軸回りMOI:7143gcm²

③OPTM LS × ディアマナ RB
球のつかまりを抑えたヘッドとシャフトの組み合わせ。プレッシャーがかかっても、左のミスを気にせず振り抜ける。

小西プロ初速打ち出し角スピン量最高到達点キャリー
スピーダー NX GOLD68.1m/s13.3度3056rpm37.0m254.7Y
ツアーAD FI67.0m/s13.4度3335rpm37.8m242.2Y
ディアマナ RB67.8m/s15.0度2894rpm33.6m250.6Y
LIN-Q PowerCore67.9m/s14.7度2859rpm34.4m255.0Y
画像2: Qi4D LS●ヘッド重さ:200.4g●重心距離:39.2mm●重心深度:35.0mm●フェース高さ:55.0mm●SS高さ:32.3mm●低重心率:58.7%●ヘッド左右MOI:4066gcm²●ネック軸回りMOI:6509gcm²

Qi4D LS●ヘッド重さ:200.4g●重心距離:39.2mm●重心深度:35.0mm●フェース高さ:55.0mm●SS高さ:32.3mm●低重心率:58.7%●ヘッド左右MOI:4066gcm²●ネック軸回りMOI:6509gcm²

④Qi4D LS × LIN-Q PowerCore ブルー
操作しやすくてスピンが少ないヘッドと、球がつかまりすぎないシャフトのコンビ。強い球でキャリーを伸ばした。

小西プロ初速打ち出し角スピン量最高到達点キャリー
スピーダー NX GOLD68.4m/s12.1度2787rpm37.4m260.7Y
ツアーAD FI67.7m/s12.3度2885rpm29.5m254.1Y
ディアマナ RB67.7m/s15.2度2909rpm39.8m251.7Y
LIN-Q PowerCore66.9m/s12.7度2837rpm33.7m259.8Y

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誌面では4本のシャフトと10個のヘッドの組み合わせ解説の他、桑木志帆や佐久間朱莉ら活躍中のプロたちがなぜそのヘッドとシャフトを選んでいるのか、堀口宜篤コーチがスウィングとの相性を解き明かしている。そして「フジクラ工場・潜入取材」では、職人技とカーボンシートの巻き方から生まれるシャフト性能の秘密に迫っている。その中でも「56モデル完全分類シャフト図鑑」に注目!「手元が動く」「中元が動く」「ダブルキック」など、一番動くポイント別に全モデルを徹底仕分け。同一モデル(ツアーAD PT)の重量・フレックス違いで飛距離が40ヤードも変わる衝撃の試打検証や、フィッティングの極意まで、自分にベストな1本が必ず見つかる永久保存版の内容となっている。

取材・文/新井田聡
写真/有原裕晶

※月刊ゴルフダイジェスト9月号「運命シャフトの見つけ方!」より


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