
TOUR AD EK(5Sで試打)
「次世代の『ツアーAD』である、『GC』『FI』にスピード感をプラスした“新世代走り系シャフト”と謳われている『ツアーAD EK』。手に取って驚いたのが、そのシックなデザイン。走り系のシャフトといえば派手なカラーリングが多い気がしますが、この『EK』は、落ち着いた色合いでグッと締まって見えます。
これまで派手な色が苦手で、走り系に手を出さなかったというゴルファーでも、これならすんなりバッグに入れられそうです。
5Sを振ってみると、まず手元側のしっかり感に気づきます。グラファイトデザインの手元がしっかりした走り系というと『CQ』や、古くは『EV』などを思い浮かべる方もいるでしょう。しかし、この『EK』はそういったモデルとは一味違います」(石井)

「TOUR AD EK」を試打した石井良介プロ
「ピュンピュンとものすごいスピードで加速するような極端な挙動ではなく、ものすごく『まったり』『まろやか』な走り系なのです。いわゆるシャフトに強い張り感があるピンピンしたタイプではなく、ゆったりと戻ってきてくれます。
スウィング中、切り返しの瞬間にタイミングを取るポイントが、“カチャッ”とハマる感覚があります。そこから先は、まるでシャフトがレールの上を走っていくかのようなスムーズな加速感が得られます。手元でグッと力を入れて切り返してもシャフトがしっかり我慢してくれるため、暴れたりねじれたり、変な方向に行く怖さがありません。シャフト自体のしっかり感はありつつも、自分の意思に合わせて動いて仕事をしてくれるので、とにかくタイミングが取りやすいんです。
特筆すべきはインパクトの感触です。とにかく分厚い! ボールとフェースが接触して、長く押している感覚があります。芯を食っている感覚がこれまでのモデルとは全然違っていて、ボールにしっかりと力を伝えられているのが手に取るようにわかります。
振っていて気持ちがよく、適正なスピン量もキープできるので、ついつい『もっと振りたくなっちゃう』ほど振りやすい仕上がりです。
弾道としては、この打ち出しの高さでありながらスピン量が少ないため、当然キャリーは伸びます。『PT』などの従来のつかまるモデルともまた違う感覚で、しっかり球を押してくれるこの挙動は、まさに“新世代走り系”。言い得て妙ですね」(石井)

試打計測はトラックマン4で行った
◎TOUR AD EK
試打3球のデータ
①HS●43.8m/s 初速●65.2m/s 打ち出し角●12.3度 スピン量●2220rpm ミート率●1.49 キャリー●236.6Y トータル●267.8Y
②HS●44.4m/s 初速●65.9m/s 打ち出し角●12.1度 スピン量●2810rpm ミート率●1.49 キャリー●241.9Y トータル●262.8Y
③HS●43.5m/s 初速●64.6m/s 打ち出し角●10.8度 スピン量●2640rpm ミート率●1.49 キャリー●231.8Y トータル●261.1Y
※ドライバーヘッド/テーラーメイド Qi4D(10.5度)
「最近のドライバーはロースピン系のヘッドが多いですが、そういったヘッドと合わせてもシャフトが球の高さを出してくれるので相性は抜群です。
最近ちょっと球が低くなってきていると悩んでいる方には、高さを出せる候補の一本になるはずです。『CQ』のスピード感よりもさらに扱いやすさが増しており、しっかり叩けるのに手元がつぶれない安心感があります。
動いてつかまえてくれる、そして球の高さも出してくれるのに暴れず、とても使いやすい。先調子系が苦手という方でも試してみる価値は十分にありますし、幅広いゴルファーの武器になる、そんなポテンシャルを秘めたシャフトだと感じました」(石井)
試打動画はこちらから
【グラファイトデザイン編】ゴルフダイジェスト特別企画 石井良介が真夏の新シャフト一気打ち!
youtu.be撮影/三木崇徳、野村知也
協力/上総モナークCC、Tee-up Lab

