1990年代後半に登場した「スピーダー」。2014年からは、「スピーダー エボリューション」シリーズを毎年リリースしてきたが、2021年から「スピーダーNX」シリーズに生まれ変わった。
画像: SPEEDER NX WHITE

SPEEDER NX WHITE

振りやすくて
少しつかまえたい人へ

フジクラ独自の3次元モーションキャプチャシステム「enso(エンソ)」による、長年の蓄積データから導き出された、次世代のスピーダー、「スピーダーNX」

従来のEI分布にトルク分布を組み合わせることで、2次元から3次元設計に進化した。第1世代は中調子の「ブルー」、中調子の「グリーン」、先中調子の「ブラック」の3モデルだったが、「ブルー」の後継である、第2世代の「バイオレット」で新たなテクノロジー「DHX」が導入された。

「通常、シャフトには0度、90度、45度の角度でカーボンシートを入れるのですが、『DHX』では45度以外の斜めの角度層を導入しています。この『DHX』によって『バイオレット』、『ゴールド』では、ヘッドスピードが上がるという効果を謳っていました」(飯田浩治氏・以下同)

画像: スピーダーの最新作「SPEEDER NX WHITE」開発ストーリー。「走るのに打点を揃える」、このトレードオフに挑んだ意欲作【石井良介プロの試打インプレ付き】

飯田浩治氏/藤倉コンポジット株式会社 ACP事業部 営業部 プロモーションチーム リーダー

「しかし、今回の『ホワイト』を開発するにあたり『DHX』の角度を見直し、さらなる検証を行いました。その結果、ヘッドスピードが上がるだけでなく、ボールのバラつき(打点ブレ)を抑えて、打点を揃えるような効果がより顕著に表れることが分かりました。

前作の『ブラック』は、『振り心地は中調子のように感じさせつつ、結果的に先中調子の動き(つかまりや上がりやすさ)を出す』というコンセプトで作られていました。対して、今回の『ホワイト』は、シャフトの形状通りに素直にしなるのが特徴です。

手元の太い部分はしっかりとしていて、先に向かって細くなる部分がしなるという、クセのない素直な先中調子に仕上がっています。コスメも『エボリューションⅦ』以来となる久しぶりの白。黒い部分にはラメも入れています」

画像: 振りやすくて 少しつかまえたい人へ


「『スピーダーNX』シリーズは、3年に1度のモデルチェンジですが、前作よりいいとか、飛ぶ、飛ばないより、打ち比べて振りやすいというのが大事。今回の『ホワイト』は、ボールを上げたい、少しつかまえたい、スピンを少し増やしたい、そんなゴルファーに向いていると思います」

SPEEDER NX WHITE
試打インプレッション

このシャフトを、YouTube・しだるTVでお馴染みの試打職人こと石井良介プロが試打。試打スペックは、SPEEDER NX WHITE(60S)×テーラーメイドQi4D(10.5度)。以下、石井プロによる試打レポート。

画像: SPEEDER NX WHITEを試打する石井プロ

SPEEDER NX WHITEを試打する石井プロ

つかまる、上がる、バラつかない
“スピーダー”の疾走感が帰ってきた!

「まず目を引くのが、その名の通り真っ白なコスメティック。アドレスしてワッグルしてみると、シャフトの残像がホワンホワンと軟らかく動くのが第一印象でした。『これはスウィング中にしっかり動いて、走って、球をつかまえてくれるんだろうな』と、打つ前からかなり期待させてくれます。

実際に打ってみると、しっかり球がつかまるのにスピンは少なめ。最近の『NXシリーズ』といえば、『ゴールド』や『バイオレット』など、それぞれ特徴のあるシャフトでしたが、今回の『ホワイト』は全くの別物。

手元側はしっかりしているんですが、真ん中から先がしなやかに動く、いわゆる先中調子から先調子に近いフィーリングを感じます。少し極端な言い方かもしれませんが、このシャフトは『放っておけばつかまる』んです。プレーヤー自身が無理に球をつかまえにいかなくても、勝手にシャフトがしなって、仕事をしてくれます。

しかも、しなる方向が横に動いている感覚があり、トウダウンして下に垂れる感じがしません。だから、ヘッドがあらぬ方向を向いてしまうような暴れる感じが一切なく、しっかり球をつかまえて高さを出してくれる頼もしさがあります。

面白いのは、ワッグルしたときにはすごく軟らかさを感じるのに、実際に打ってみると極端な軟らかさや頼りなさは感じない点です。これはおそらく、トルクを微調整してシャフトの感じ方を変える技術や、今シリーズに搭載されている『DHX』というテクノロジーがしっかり効いている証拠だと思います。カーボンシートの巻き方の向きを変えることで、スウィング中の不要なねじれを抑え、シャフトが暴れるのを防いでくれているのでしょう。

白いカラーリングの効果もあってかクラブ全体が軽く感じられ、シャフトのたわみを感じやすいので、スウィング中の無駄な力みも消してくれます。何もしなくても打ち出しが高く出てくれて、しかも弾道がバラつかず安定してつかまります。そして何より、初速がしっかり出るんです」

◎SPEEDER NX WHITE
試打3球のデータ

①HS●42.5m/s 初速●63.2m/s 打ち出し角●13.1度 スピン量●2360rpm ミート率●1.49 キャリー●230.8Y トータル●258.7Y
②HS●42.7m/s 初速●63.6m/s 打ち出し角●12.2度 スピン量●2170rpm ミート率●1.49 キャリー●228.0Y トータル●260.3Y
③HS●43.9m/s 初速●65.3m/s 打ち出し角●12.1度 スピン量●2220rpm ミート率●1.49 キャリー●234.3Y トータル●266.4Y

画像: 実際のコースでも試打を行った。「打っていて気持ちいい疾走感があります」(石井プロ)

実際のコースでも試打を行った。「打っていて気持ちいい疾走感があります」(石井プロ)

「シャフト自体が『動こう、動こう』としてくれるので、こちらがほんの少し入力してあげるだけで、心地よく走ってくれます。打っていて感じるこの気持ちいい疾走感。まさに『スピーダー』だなと、久々にスピーダー本来の持ち味を思い起こさせてくれる一本です。球を高く上げて、しっかりつかまえて飛ばしたいゴルファーには、この爽快な走りをぜひ体感してほしいです」

フジクラ「SPEEDER NX WHITE」試打動画はこちらから

画像: 【藤倉コンポジット編】ゴルフダイジェスト特別企画 石井良介が真夏の新シャフト一気打ち! youtu.be

【藤倉コンポジット編】ゴルフダイジェスト特別企画 石井良介が真夏の新シャフト一気打ち!

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PHOTO/Takanori Miki、Tomoya Nomura
THANKS/上総モナークCC Tee-up Lab


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