ポイントランク上位30名のみに出場が許されるPGAツアーのレギュラーシーズン最終戦「ツアー選手権」初日、今大会初出場のミンウー・リーがノーボギーの「62」を叩き出し単独トップに立った。同組で回る予定だったJ・J・スパーンが背中痛(右肩甲骨痛)でスタート前に棄権したため、この日彼はたったひとりのラウンド。他を寄せ付けない“ひとり旅”でリーダーボードの最上段を射止めた。。
画像: ミンウー・リーがツアー選手権単独首位発進

ミンウー・リーがツアー選手権単独首位発進

プレーオフシリーズに入ったここ2週間をリーは「コースでこれほど落ち込んだことはないというくらい良くない状態でした。とても苦しかった」と振り返った。

確かにフェデックスセントジュード選手権では70人中55位タイ、BMW選手権も50人中47位と下位に沈んでいる。解決策を模索するなかで彼が決意したのが「アイアンのシャフトを変えること」だった。

「チームのメンバーも(大会直前に変えることを)かなり渋っていましたが、練習で使ってみるとイメージ通りのショットが打てた。本当にいい感触だったのです。それが好きスコアに繋がった最大の要因だと思います」

ドライバーに関しては以前から答えは出ていた。

「無理に真っすぐ打とうとしていましたが、決め打ちしないと左右どちらにも曲がってしまう。だからフェード一筋で行こうと決めました。ドローが必要なときのためにミニドライバーをバッグに入れています。球筋を決めたほうがシンプルだし、うまく機能してくれています」

「速く振り過ぎる傾向があった」アイアンは、重いシャフトでゆっくり振るように心がけた。3種類のシャフトをブラインドテストし感触が良かったものを大会前の火曜日にチョイスして装着。すると「ミスをしても許容範囲に収まるようになった」と好発進の鍵になった。

大会の舞台イーストレイクGCでの試合経験はないが「YouTubeを観てコースを研究してきた」とリー。「スコアメイクにはラフを避けることが重要。あえて距離を抑え、ラフを避けるのも賢明な選択です」とコースマネジメントにも抜かりはない。

ハンディ戦ではなくこの大会の勝者が年間王者の座に輝く一発勝負。フェデックスカップランキング21位(世界ランクは31位)のリーの下剋上なるのか注目だ。

来月のプレジデンツカップでリーのチームメイトでもある松山英樹は我慢のゴルフで1アンダー69、25位タイからのスタートとなった。

スコッティ・シェフラーは上がり連続バーディで5アンダー65、5位タイ発進。ディフェンディングチャンピオンのトミー・フリートウッドは1イーグル、2バーディの4アンダー66でファーストラウンドを終えている。

史上最多4度目の年間王者を狙うローリー・マキロイは2アンダー68、20位タイと出遅れた。

写真/Getty Images

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