サラリーマンを卒業し、車中泊で全国のゴルフ場制覇を目指す“ゴルフばか”こと木村公一さんの「ゴルフばか日誌」第131話。前回は北海道洞爺湖町(旧虻田町)にある道の駅「あぷた」で車中泊して終わっています。今回は室蘭ゴルフ倶楽部、北海道ポロトゴルフクラブ、安平ゴルフ倶楽部の3コースを攻略したお話です。

【室蘭GC】洋芝ラフの洗礼と井上誠一設計の自然あふれるコース

7月17日(金)、4時に起きて、5時10分出発。道の駅「あぷた」は眼下に虻田漁港と内浦湾を望む景勝地で、昼間は売店でウニやホタテなどの魚介類と無農薬野菜を売っているそう。

画像: 室蘭ゴルフ倶楽部 No.13(135Y・P3)

室蘭ゴルフ倶楽部 No.13(135Y・P3)

5時40分、伊達市内のセブン-イレブンで朝食。6時15分、室蘭GC到着。早く着き過ぎて誰もいない。6時45分、ようやく開けてもらった。スタートは8時インコース。それまでたっぷりパッティングの練習。

本日もソロでのラウンド。

10番パー5。なんの変哲もない真っすぐな484ヤードの打ち上げなのに、2打目OBでトリプル発進。11番パー4もダボ。ソロラウンドは同伴者に気を遣わないで済む反面、競う相手がいないのでダレる。100を切ればいいや、という安易な考えではいかん、と気を引き締めるが、12番パー5も5オン2パットのダボ。13、16、17番でパーを拾って前半46。

井上誠一の設計で、シンプル&オーソドックスなレイアウトが特徴。2026ジャパンブランドコレクションの10ページに「自然あふれる名門チャンピオンコース」とある。同感‼

ただ、戦略的コースとの記述には納得しかねる。私が戦略的と受け止めたのは5番のドッグレッグ・打ち上げ・ブラインドホールのみ。

それにしても北海道の洋芝のラフはハード。ラフに入れたら1ペナ、もしくはOBと同じと思わないといけない。打っても飛ばないし、下手をすると芝がヘッドに絡みついて手首を痛めそう。スコアメイクはフェアウェイキープが鉄則だが、北海道はとくにそう。

スルーでアウトに回り、1番パー4はパー発進。6番まで4オーバーでまずまず。と思いきや、上り3ホールでダフリ、チョロのダボ、ダボ、ボギーで自滅の45、トータル91。

11時半に終わり、シャワーだけ浴びて12時半出発。

12時40分、室蘭市内のセブン-イレブンに着いた途端に睡魔に襲われ40分も寝た。起きてチーズバーガー、カレーヌードル、ナナチキで昼食。

13時50分、イオン室蘭に着き、原稿、日程作りをして18時半出発。

19時、道の駅「みたら室蘭」に到着。ここは着工から14年かけた東日本最大のつり橋「白鳥大橋」を望む。昼間は食事処で室蘭焼き鳥やホタテの玉焼を味わえるらしいが、私が着くのは営業が終わってから。残念。21時就寝。

【北海道ポロトGC】視界ゼロの濃霧と極上モール温泉

7月18日(土)、4時半に起き、すぐ出発。昨夜から小雨が降り続く。霧が深くて寒い。気温20度。本州の猛暑よりマシか。

国道36号、通称「室蘭新道」を40キロほど走り、5時50分、セブン-イレブン白老本町店でしょうゆヌードル、バナナ、竹輪、枝豆スナックで朝食。6時17分出発。

6時27分、北海道ポロトGC到着。

コースは濃い霧に覆われ、150ヤード先までしか見えない。この霧と雨だと、同伴の3人はキャンセルかな、と予想したら、愛知県からの斉木さんがギリギリに到着。神奈川からの中村さんは「みんなキャンセルするだろうと、ずっと車内で迷って待機していたんですよ」と。電子部品商社の現役時代は転勤15回で、国内800カ所、海外400カ所制覇のゴルフ大好き人間。重役退任後、3回の外科手術を経て「飛ばなくなった」とか。でも、昔ハンデ5まで行った片鱗はいまなお健在でしたよ(笑)。

画像: 北海道ポロトゴルフクラブ No. 3(177Y・P3)。見ての通り一日中、150ヤード以上先は見えません

北海道ポロトゴルフクラブ No. 3(177Y・P3)。見ての通り一日中、150ヤード以上先は見えません

7時50分、インコースをスタート。100ヤード先は霧で真っ白。「真っすぐ打ちゃいいわ」と振り回したらパー発進。先が見えないほうがあれこれ考えずにいいショットが打てる。ゴルフにならない状況で100切りを狙うのもゴルフの醍醐味と言い聞かせる。

霧中のゴルフは、群馬の赤城山、榛名山麓、大分の別府や福島の白河高原などで何度も経験済み。ただ、これまではハーフの途中で霧は晴れたが、今回は最後までずっと。

富澤誠造設計は相性がいいから安心、といっても霧で見えないから、レイアウトはよく覚えていない。ラフは、昨日までのゴルフ場に比べると短いので打ちやすい。反面、グリーンが異常に重く、カップの10センチ手前で必ず止まる。結局、ダボ2回にボギーとパーが絡んで前半47。

後半は寄せが上手くいき、パーとボギーの繰り返しで46のトータル93。斉木さん47・48の95。中村さん53・48の101。

4時間のラウンド中、霧と雨でずぶ濡れ。12時に終わり、着替えてランチ。たまには精のつくものを食べないと、とジンギスカンを奮発。

画像: 看板に偽り無し、私のゴルフ場温泉ベスト5以内間違いなし

看板に偽り無し、私のゴルフ場温泉ベスト5以内間違いなし

13時に入ったお風呂には「モール温泉」との表示。黒くてツルツル、ヌルヌルして、とても気持ちよかった。見た目は東京・大田区の池上温泉に、群馬・初穂CCのぬるぬる感を合わせた印象。気に入りました。

13時50分に出発。14時43分、苫小牧市内のセブン-イレブンに着き、夕食の食材を買い、15時50分に出発して、16時、苫小牧市内の道の駅「ウトナイ湖」に到着。国道36号線に面し、新千歳空港や苫小牧フェリーターミナルに近く、アクセスのよい道の駅。だから駐車場はほぼ満車。

ここも昼間は、特産のホッキガイを使ったカレーやちらし寿司が人気だそうだが、やはり私は食べられず。車内で夕食を摂り、原稿を書いて21時就寝。外はずっと雨。

【安平GC】豪雨とクローバーラフとの格闘

7月19日(日)、5時に起きて5時半出発。目の前のローソン苫小牧ウトナイ店で梅しそわかめおにぎり、カップチャンポンを買って車内で朝食。食べ終わって7時23分出発。

画像: 安平ゴルフ倶楽部 No.16(145Y・P3)

安平ゴルフ倶楽部 No.16(145Y・P3)

7時50分、安平(あびら)GC到着。雨だからやはり閑散としている。

スタートは8時57分のアウト。ゆっくり着替えて、ゆっくりトイレを済ませ、ゆっくりパットの練習。雨で同伴者はキャンセルかな、と思ったら、昨日一緒にラウンドした斉木さんが夜に追加エントリー。札幌の杉山さんもキャンセルせずにご来場。

雨は昨日よりひどいが、霧はない。S・バレステロスの設計で、アウト8番以外のパー4とパー5は全部右ドッグレッグだから、1打目の落とし場所に気を遣う。ラフはクローバーだらけで、球がクローバーの下に隠れて探すのにひと苦労。諦めずに探すと結構見つかる。同伴者のボールは(笑)。まあ、昨日のラフよりはマシか。カートにはモニターが付いていないので、ピン位置がわからず、全部グリーンセンター狙い。

1番パー5はトリ発進。2番パー3はパー。グリーンは上からは速いが、下からは強めに打てる。で、パーセーブは18ホールで4個のみ。

というわけで、はむいち45・49の94。

斉木さん52・49の101。当たると異常に飛ぶ杉山さん62・48の110。

13時に終わり、ぐちゃぐちゃに濡れ、くたくたに疲れた体を風呂でゆっくり癒して14時15分出発。

14時半、安平町のローソンで帯広名物の豚丼弁当を買い、車内で遅いランチ。

15時10分、苫小牧市内のコインランドリーで10日分の洗濯と乾燥。待っている間にゴルフメモをまとめる。

17時20分出発。20分後、苫小牧市内のローソンで夕食の食材を買い、17時50分、道の駅「ウトナイ湖」に着き、食べて、原稿を書いて21時就寝。以下次号。

●日本のゴルフ場:1412カ所。
●今回の総走行距離:183キロ
●今回の必要経費:室蘭GC8680円、北海道ポロトGC8530円、安平GC8680円、ガソリン代3019円、飲食費5249円、洗濯代2000円、合計3万6578円。

次回は北海道ドリームカントリークラブ、旭川メモリアルカントリークラブ、紋別カントリークラブの3コースを攻略する予定です。

著者プロフィール/木村公一
2024年6月末でサラリーマン生活を卒業。在勤時代から"下道&車中泊"で2100を超える全国のゴルフ場完全制覇に挑戦中。「はむいち」と自己紹介する自身の愛称は、漫画『釣りバカ日誌』のハマちゃんにちなんで「ゴルフばか」

編集/高橋健二

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