国内女子ツアーから挑戦者が続出している米国女子ツアー、LPGA。すでに日本人のメジャーチャンピオンも誕生しているが、ツアーの裏話、選手たちの知られざる一面をレックス倉本がお届け!
画像: 賞レースを牽引する女王ネリー・コルダ! 桑木志帆のメジャー制覇で勢いづく日本勢

レックス倉本

名古屋GC所属。高校卒業後、米国にゴルフ留学して、世界中のツアーを転戦。解説者に転身後は現地から情報を発信。現在はU-NEXTを中心にLPGAやPGAツアーの解説を担当

今季のLPGAツアーのタイトルの行方

今年最後のメジャーAIG全英女子オープンは桑木志帆選手が優勝し、日本勢7人目のメジャー勝者が誕生しました。全英女子終了時で今季のLPGAツアーは残り11試合。ここからは最終戦CMEグループツアー選手権の出場枠争い、最優秀選手争い、新人王争いなど、それぞれのアワードの行方が注目されてきます。
 

メジャー5試合の活躍が争われる「アニカ・メジャーアワード」はネリー・コルダが韓国のユ・ヘランを僅差で上回り2024年以来の2度目の受賞。ともにメジャー2勝を挙げましたが、全英女子ではコルダの4位に対してヘランは6位、この差で決着がつきました。
 

新人賞争いは日本の原英莉花選手が韓国のファン・ユーミンを逆転して現在トップ。彼女の勢い、実力を考えたらこのままの逃げ切りは濃厚で、西郷真央選手、山下美夢有選手に続き3年連続の日本勢のタイトル獲得、そして来年は桑木選手が参戦してくるので、早くも4年連続の期待も高まってきました。
 

最終戦CMEグループツアー選手権の出場枠を争う戦いにも注目です。何といっても優勝者には400万ドル( 約6億4000万円)というビッグイベント。出場枠はわずか60人。現在のランキングではコルダがトップ、それをヘラン、キム・ヒョージュ、山下選手が追う展開です。今後の各試合の優勝者には500、2位が320、10位で70と予選通過者にはポイントが与えられます。
 

日本勢は60位の中に9人が入っています。それを圏外から渋野日向子選手、吉田優利選手が追いかける展開。その中で復調の兆しが見えてきたのが現在101位の笹生優花選手。去年から始まった大スランプの出口がようやく見え始めてきました。全英女子では12位タイ、これは2024年9月のクローガークイーンシティ選手権以来のトップ15フィニッシュです。最終日の68はここ4試合で3回目(67含む)、明らかに調子を上げています。メジャー2勝の実力者、現在60位との差は約200ポイントですが、本来の実力が戻れば、決して難しい差ではありません。いよいよツアー終盤戦、日本勢のタイトル争い、それぞれの目標に向けた戦いに注目です。

画像: 最優秀選手、最少年間平均ストローク(ベアトロフィ)では8月13日時点でともにネリー・コルダがリードし、それをユ・ヘランが追いかける展開。山下美夢有選手も最優秀選手争いで4位、ベアトロフィでは5位とまだまだ射程圏内です

最優秀選手、最少年間平均ストローク(ベアトロフィ)では8月13日時点でともにネリー・コルダがリードし、それをユ・ヘランが追いかける展開。山下美夢有選手も最優秀選手争いで4位、ベアトロフィでは5位とまだまだ射程圏内です

PHOTO/Getty Images
※週刊ゴルフダイジェスト9月1日号より


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