男子プロ・木下稜介は「リリースしないで体を回す」スウィングに変更したことで、飛距離&安定感がアップしたのだという。シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが、木下流のスウィングを実際に試してみた!

木下稜介プロのスウィング改造4つのポイント

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。僕ももういい歳なのですが、それでもやっぱり少しでも飛ぶようになりたいと思っちゃうんですよね。月刊ゴルフダイジェスト10月号の「男子プロから”本物”を学ぶ」という特集に木下稜介プロが飛距離を伸ばした方法が書かれていました。なんでも35歳の今が一番飛んでいるのだとか。これは気になるので、試してみることにしました。

画像: 月刊ゴルフダイジェスト2026年10月号で特集されていた、木下稜介プロの「リリースしないで体を回すスウィング」を実践!

月刊ゴルフダイジェスト2026年10月号で特集されていた、木下稜介プロの「リリースしないで体を回すスウィング」を実践!

記事によると、木下稜介プロは33歳の時にドラコンプロの山崎(泰宏)プロに指導を受けるようになり、35歳の今では10ヤード飛距離が伸びているそうです。球筋もドローからフェードになり、飛距離と同時に安定感も増したのだとか。

木下プロが取り組んだスウィング改造のポイントとしては、まず「タメてリリース」から「リリースしないで体を回す」に変更したこと。以前は腕を体に引きつけてクラブをタメながら下ろし、インパクトでリリースしていたそうですが、現在は右腕を伸ばしたまま体を回すようにしているそうです。そのことで遠心力が増し、安定感もアップしたのだとか。

画像: (左)タメてリリースから(右)リリースしないで体を回すに変える

(左)タメてリリースから(右)リリースしないで体を回すに変える

そして2つ目のポイントは「大きな体重移動」から「その場で回転」にしたこと。今まではトップから体が左に大きく突っ込みながら打っていたそうですが、今は左耳のラインを軸にして、その場で体を回しているそうです。ボールより後方で打つというイメージですが、リリースをしないのでダフったりはしないそうです。

画像: (左)左耳のラインを軸にして(中)以前は左に大きく突っ込んでいた(右)その場で体を回すようにする

(左)左耳のラインを軸にして(中)以前は左に大きく突っ込んでいた(右)その場で体を回すようにする

3つ目はバックスウィングでは「コック」から「ノーコック」へ変えたこと。ダウンスウィングで右腕を伸ばすようにしているそうですが、バックスウィングですでにノーコックの意識で手首は軽く固めているのだとか。

そして最後に腰は「スライド」から「水平に回す」へと変更。体重移動をしていたときは腰が回らずに左にスライドしてしまうことがあったそうですが、そうなると軸が傾いてしまいます。今は腰を水平に回すようにしているそうです。

画像: (左)体重移動をして体をスライドさせるのではなく(右)腰を水平に回すようにする

(左)体重移動をして体をスライドさせるのではなく(右)腰を水平に回すようにする

右ひじを曲げず体を回す練習ドリル

これらのポイントを踏まえてまず素振りをしてみました。僕も結構インパクト付近では手でリリースをしてしまっているので、右腕を伸ばしたままリリースしないで体を回すというのは違和感があります。さらにその場で体を回すというのも、意外とかなり気にしないとできないですね。どうしても少し左に突っ込んでしまいます。何度か素振りをしていると、だんだん感覚はわかってくるようになります。しかしやはりまだ右腕を伸ばしたまま振るという感覚がなかなか難しい。

木下プロがこのスウィングのためにやっている練習方法が載っていたので、まずそれをやってみることにしました。8番アイアンを持ち、ひじを曲げずに腕と体を同調させてボールを打つというドリルです。ポイントはスウィング中は一度も右ひじを曲げずに伸ばしたまま、体の回転でボールを打つということ。ひじを曲げてしまい腕が体に近づくとリリースしないといけなくなり難しくなります。なるべく大きなアークを意識して振るとうまくいくということです。フォローまで腕は伸ばしたままです。

画像: ひじを曲げずに腕と体を同調させて打つ。スウィング中は一度もひじを曲げず、体の回転でボールを打つ

ひじを曲げずに腕と体を同調させて打つ。スウィング中は一度もひじを曲げず、体の回転でボールを打つ

やってみましたが、ずっと腕を伸ばしたままというのがやはりなかなか難しいです。しかもしっかりと体を回していかないとボールに上手くコンタクトできません。「腕を伸ばしたまま」と「体をしっかり回す」というのはセットじゃないと上手く打てませんね。

最初はなかなか上手くミートできませんでしたが、何度もやっているうちにそこそこ当たるようになってきました。とにかく腕は伸ばしたままで体を回すことでスウィングするというような感覚だと上手くいくようです。腕は何もしない感覚ですね。

ドリルをやって、少しは腕を伸ばしたまま打つという感覚がわかったので、ドライバーショットをしてみました。いや〜やっぱり難しいです。どうしてもトップで腕が曲がってしまって、その分インパクトでリリースをしてしまいます。肩甲骨などの柔軟性が低いので、ある程度は仕方がないのかもしれません。自分の中では精一杯腕を伸ばしたままで体を回転させていくと、腕をあまり使わずに打つという感覚が少しわかるような気がします。

しかしどうしても少し左に突っ込んでしまうので、かなりその場で回るという意識を強く持たないとダメですね。何度か打ってもなかなかいい当たりにはなりませんが、これができるようになると手打ちの悪い癖が直り、安定感はアップすると思います。体の回転が速くなれば、ヘッドスピードもアップすると思うので、そうなれば飛距離もアップするのではないでしょうか。

木下プロが取り組んだという飛距離アップの方法を試してみましたが、やはり簡単にすぐできるようなことではありませんでした。しかしこれをやれば、腕を使わず体の回転でボールをとらえるというスウィングが身に付くのは間違いなさそうです。僕は手打ちの悪い癖があるので、まずは片手で腕を伸ばしたまま打つドリルをコツコツやることで、少しずつ身につけていこうかと思います。皆さんもぜひ一度ドリルだけでも試してみてはいかがでしょうか。

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