今回ピックアップするのは川上優大選手。レギュラーツアーでは未勝利ですが、ACNツアー(下部ツアー)で1勝を挙げています。ここ数年で、完全な「感覚派」だった以前とは少し異なるフィーリングが芽生え始めているといいます。個性的なファッションセンスも魅力的な川上選手の素顔に迫ります!
画像: Yuta-Kawakami 1993年生まれの33歳。東京都立川市出身。Golf Brothers所属

Yuta-Kawakami 1993年生まれの33歳。東京都立川市出身。Golf Brothers所属

GD ゴルフを始めたのは何歳の頃ですか?

川上 中学1年生くらいから本格的にやり始めました。

GD きっかけは?

川上 小さい頃からクラブは触っていたんですけど、父親が仕事関係でゴルフをすることが多くて、それで練習場なんかに一緒について行ったりしたのがきっかけでした。

GD その頃は子どもの遊び感覚だったということなんですね。

川上 そうですね。初めてゴルフクラブを握ったのは5歳くらいだったと思いますが、当時は野球もやっていました。本格的にゴルフのレッスンに通い始めたのが小学4年生の頃だったのですが、土日は野球の試合が入ることも多くて。土曜の午前にゴルフのレッスン、午後は野球、日曜は1日中野球、という生活でした。手前味噌ですが(笑)、野球のポジションがピッチャーとかキャッチャーとか重要なところをやらせてもらっていたので、ゴルフで野球を休むとなると監督からチームの軸がいなくなると困るって言われたこともありました。土曜の午前に試合が入っちゃったときは困りました。監督が言うように試合に負けるのも嫌だし、かと言って午前を休んでいるのに午後の試合にだけ出るのも気まずいっていうか。それでそのときゴルフを一回やめちゃったんです。

GD 野球に専念したんですね。

川上 小学校5年生、6年生は野球1本で、卒業するタイミングで野球からゴルフに完全に切り替えた感じです。

GD プロゴルファーになろうと決めたのはいつころだったんですか?

川上 小学校4年生の頃にプロになるって言っていたと思いますけど、それは子どもが野球選手になるとかパイロットになるとか、そういう感じだったと思います。現実的に意識し始めたのは中学3年生くらいだったと思います。

GD 高校、大学はどちらに進学したか教えてください。

川上 高校は堀越高等学校、大学は東京国際大学です。「どうすれば自分が一番ゴルフを上手くなれるか」「そのための最適な環境はどこか」という視点で進路を選びました。その延長線上にプロへの道があると考えていたんです。

GD 常に「ゴルフの上達」を軸に選択を重ねてきたわけですね。

川上 そうかもしれません。ゴルフが生活の一部となり、大人になるにつれて「プロゴルファー」が単なる夢ではなく、より現実的な目標へと変わっていきました。ゴルフありきの私生活であり、私生活ありきのゴルフという、自分にとって切り離せない存在になっていったのだと思います。

GD ところで、ウェアの着こなしについて聞きたいんですけど、川上選手と言えば派手なイメージがありますが、どんなこだわりがあるのか教えてもらえますか?

川上 そうですね。もちろん「GOTCHA GOLF」さんに契約してもらっているのもありますが、ウェアは僕にとってとても重要なアイテムです。基本的には人と被りたくないという考えはあります。プロゴルファーにとってはフィールドでは戦闘服のようなものですし、自分の色が出せると思っています。プレーをするためにモチベーションを上げる意味でも重要だと考えています。

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今も昔も感覚派であることは変わりがないという川上選手。個性的なファッションセンスだけでなく、ゴルフに対する考え方も少し個性的。以前は練習ラウンドをやらないタイプだったといい、その理由は①余計な情報を入れたくない、②本番で起こることに対しては、その場でしか判断することができないという考えから。現在は練習ラウンドを行うようになったものの、それも単なるコースチェックにとどまらない。思考やアプローチの一つひとつに明確なこだわりを持つその姿は、どこか「哲学者」のような深みを感じさせます。これから彼がどのように進化を遂げていくのか、目が離せません。

文/出島正登
写真/姉崎正

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