サラリーマンを卒業し、車中泊で全国のゴルフ場制覇を目指す“ゴルフばか”こと木村公一さんの「ゴルフばか日誌」第133話。前回は道の駅「メルヘンの丘めまんべつ」で車中泊して終わっています。今回は、網走カントリークラブ、女満別ゴルフコース、根室ゴルフクラブの3コースを攻略したお話です。

【網走CC】生涯初! 敷地内完全無人の早朝セルフプレー。オーナー手作りの9ホールを大満喫

7月23日(木)、おかしな夢を見て3時に目が覚め、3時20分に出発。5分後、セブン-イレブン 女満別店で朝食を摂って出発。

4時10分、網走CCに到着。誰もいないし、門も閉まっている。「あれ、間違えたかな?」と一瞬不安になったが、門の外に1人乗りカートが停まっていて「木村様用」との貼り紙があり、あ、そうだ。「準備しておくからセルフでやってください」と2日前の電話で言われたんだわ、とようやく気付く。

というのも、スタートは4時半だから。ゴルフ場の敷地内にまったく無人の状態でプレーするのは、生涯1842ラウンド目で初めて。前回お話したゴルフのダブルヘッダーを思い付いたがゆえの早朝スタート。

このコースは9ホールを2周する。網走にあるゴルフ場で、自然の地形をそのまま生かしたレイアウトで、各ホールともアップダウンあり、ブラインドありで、めっちゃ面白い。やる前に、手引きカートでやってもよいと思ったが、スタートしてすぐ、絶対無理、と感じた。「でも、バブルの時代は、手引きカートの人達が行列をつくったんですよ」とは、終わってから聞いたオーナーの弁。

前半、青ティーから2531ヤードのパー35、後半白ティーから2384ヤードのパー35で、計4915ヤードのパー70。北海道のゴルファーの中には、「あそこはショートコースだ」と言う人もいたが、このコースの面白さがわからないようでは、ゴルフはまだまだ(笑)。ともあれ、せっかくだから9ホールを全詳述します。

1番256ヤードのパー4。2オン2パットのパー。2番144ヤードのパー3。UFO77でショートしてバンカーに入れてボギー。3番440ヤードのパー5はUFO33→33→88で木に当たり、77で転がしてオン。2パットのボギー。

4番149ヤードの谷越え打ち下ろしパー3は88で届かずに寄せワンのパー。5番342ヤードのパー4は、2打目でグリーンを間違えたが、寄せワンのパー。6番278ヤードのパー4は33→99で2オン2パットのパー。7番269ヤードの打ち上げ・ブラインドのパー4は3オン1パットのパー。8番260ヤードのパー4は33→AAでグリーンオーバー、寄らず入らずのボギー。9番393ヤードの打ち上げ、左ドッグレッグのパー4は2打目がロストしてトリプルの前半41。

画像: 網走カントリークラブ No.8(260Y・P4)

網走カントリークラブ No.8(260Y・P4)

後半は同じホールをティーとグリーンを変えてもう1周し、2オーバーの37でトータル78。

グリーンがかなり傷んでいるが、オーナー家族でのメンテナンスではやむなしか。でも、このコース、もう1度、各ホールのヤーデージをチェックしてみて。上手くいけば60歳代でのエイジシュート達成が可能に思えませんか? 私は関東の高級コースより、このコースのほうが100倍も楽しいと思いましたが。

7時に終わってスタート地点に戻るとオーナーがいて、改めて挨拶。ゴルフ場経営、税金、人件費、メンテナンス機械への支出、ゴルフ業界の未来などモロモロを聞かせてもらう。日程を変更して網走にきてよかった~、としみじみ感じたラウンドでした。

7時40分に出発して、8時、セブン-イレブン 女満別店の駐車場で20分ほど爆睡。起きてカレーヌードルビッグなどで朝食。その後、ラウンドメモなどを書いて時間調整し、本日のダブルヘッダー第2試合会場となる女満別GCへ向け、10時45分出発。

【女満別GC】ダブルヘッダー第2戦! 初級者にも優しいブルーグラス芝で気分よく90切り

11時、女満別GC到着。元は西武グループが関わってオープンしたゴルフ場で、女満別空港からクルマで10分と、東京から日帰りも可能なアクセスのよさ。

スタートは30分早めてくれて、11時40分のインに。目の前に網走湖を、遠くに阿寒・知床の山々を眺望する丘陵コースで、フェアウェイやラフはブルーグラス種ゆえ、ボールが浮きやすく、初級者でもあまり苦労しない、とはコースのパンフレットに。グリーンはペンA-1で、転がりがよく、速い。設計はロバート・C・ウォーカー。グリーンは砲台が多く、グリーン回りにガードバンカー多数。まあ、真っすぐ打てるホールは皆無(笑)。

というわけで、前半は13番456ヤードのパー5で、2打目ブラインドでOBを叩いてトリを打った以外はパーとボギーの46。

画像: 女満別ゴルフコース No.14(144Y・P3)

女満別ゴルフコース No.14(144Y・P3)

後半は4番339ヤードのパー4で2オン、10メートルの上りパットを1発で入れてバーディを獲ったほか、7番パー3と9番パー4でパーを獲って42のトータル88。ダブルヘッダーでの90切りはすこぶる気分よし。

終わってシャワーを浴び、15時半に出発。

さあ、一路、根室だ。

18時、セブン-イレブン 根室厚床店に着いて駐車場で20分仮眠。起きてカップうどん、キャベツ、レモンサワー、食パンなどを買い、18時45分、道の駅「スワン44ねむろ」に着いて、食べて、飲んで、21時就寝。

【根室GC】日本最東端で断水ハプニング! 海霧と強風が立ち塞がる“真のリンクス”の洗礼

7月24日(金)、5時に起きて、5時半出発。途中のセブン-イレブン 根室光洋町店で朝食を、と思ったら、根室市一帯が断水。カップみそ汁を買った後に、そういわれて、生まれて初めて水で溶いた味噌汁を頂く。味は、う~ん、まあなんとかなるわ、としか(笑)。

竹輪とハム、それに食パンで朝食。トイレもダメで、ずっと我慢し、6時半、根室GC到着。

当然ながらスタッフは誰もいない。

ご存じ、日本最東端のゴルフ場。目の前に広がるコースには、セパレートする木が1本もなく、だだっ広い草っ原。東側は根室海峡で、その先はオホーツク海。海霧の名所で、ゴルフ場も霧に包まれる日が多いとか。

7時にスタッフが到着。8時のアウトスタートを7時40分に早めてくれた。

気温16度。昨日は霧で、本日は小雨の強風。寒くて、体感温度は10度前後か。長袖を持参していないので、半袖シャツを2枚重ね着するが、それでも寒い。

1番パー4はダボ発進。2~3番は連続パー。4番428ヤードのパー4は、左OBを連発したうえ、左右のグリーンを間違えるミスで10。その後、4連続パーを獲るも、9番パー5でボギーを叩いて前半45。

画像: 根室ゴルフクラブ No.1(347Y・P4)

根室ゴルフクラブ No.1(347Y・P4)

9ホールを2周する後半は、13番(前半の4番)の433ヤード・パー4で、またしても大叩き。ラフ→テンプラ→テンプラが続いて5オン2パットのトリ。18番がパーなら90を切れるぞと頑張ってみたものの、アゲインストの強風に打ちのめされて5オン2パットのダボ。結局、46を叩いてトータル91。

遮る木がないので、潮を含んだ海風はモロに立ち塞がり、これぞリンクス、という自然の脅威をいやというほど堪能しました。

10時半に終わり、10時50分に出発。

絶品タラバガニ寿司からの……フェリーに間に合え! 函館港へ向けた671キロ・決死の11時間ドライブ

11時、イオン根室店の隣にある人気寿司店「祭囃子」に入店。が、根室市内はまだ断水が続いていて「汁物はありませんがよろしいですか?」と。もちろん、寿司だけで結構です、と。北海道遠征中、1度くらいは値段を気にせずに豪遊したいと、計3400円分の寿司を腹いっぱい食べる。とりわけ、根室産タラバガニの腹肉、通称「ふんどし」は絶品でした。

画像: 根室市内、お寿司、祭囃子、根室産タラバガニ腹肉通称「ふんどし」。最高のうまさ!

根室市内、お寿司、祭囃子、根室産タラバガニ腹肉通称「ふんどし」。最高のうまさ!

その後、隣のイオンでお土産を買って12時半に出発。目指す函館港まで671キロ、休憩なしでも11時間のドライブ。明日9時発のフェリーに間に合うように頑張らねば、とハンドルを握る手に力を込める。

国道44号をひたすら走り、14時に道の駅「厚岸グルメパーク」でトイレ休憩。無料の道東自動車道に乗って、白糠インターチェンジで再びトイレ休憩。さらにアクセルを踏み、16時45分、無料区間終点の本別インターで下道に降り、国道242号を走る。

17時半、ブックオフ 音更店に立ち寄り、車中泊の本を買って、18時出発。

274号の山の中を走るが、霧と雨で見通しが悪く、ライトをハイビームにしても前が見えず、後ろからは煽られる。左に寄って先行させると、今度は左手に鹿がいて、飛び出すなよと念じながら脇をすり抜ける。

21時15分、ローソン 日高富川インター前店で、アイスモナカを買って休憩。再び走り出して、23時半、道の駅「そうべつ情報館 i(アイ)」に着き、すぐ爆睡。

7月25日(土)、夜中2時半に起き、すぐ出発。函館港まで、残り157キロ。とにかく、フェリーの出港時間までには函館港に着きたい。

5時、ファミリーマート 大沼公園インター店で朝食を摂り、5時45分、道の駅「なないろななえ」に着いて、30分ほど休憩。

6時15分出発し、15分後、函館ターミナルフェリー乗り場に到着。乗船手続きをして、8時40分、クルマごと乗船。9時10分に出港。とたんに睡魔に襲われ、座ったまま爆睡。

10時35分、大間港に到着。クルマを運転してフェリーを下り、国道279号を南へ走る。

11時50分、むつ市内のローソンで朝食を摂り、15時43分、ローズランドCCに到着。昨年、ラウンドした際のコンペで貰った1000円分の商品券でボールと交換し、再び出発。

17時半、岩手県八幡平市内のローソンで夕食を摂り、18時16分出発。8分後、おらほの温泉に着き、入浴。施設は古いが56度の温泉は熱くてツルツル。疲れが取れた。

19時36分、八幡平市内にある道の駅「にしね」に着き、21時、就寝。以下次号。

●日本のゴルフ場:1419カ所。
●今回の総走行距離:1183キロ
●今回の必要経費:網走CC3500円、女満別GC1万230円、根室GC5300円、ガソリン代1万9519円、フェリー代2万600円、飲食費9809円、合計6万8958円。

次回は雫石ゴルフ場、西仙台カントリークラブ、妙高サンシャインゴルフ倶楽部の3コースを攻略する予定です。 

著者プロフィール/木村公一
2024年6月末でサラリーマン生活を卒業。在勤時代から"下道&車中泊"で2100を超える全国のゴルフ場完全制覇に挑戦中。「はむいち」と自己紹介する自身の愛称は、漫画『釣りバカ日誌』のハマちゃんにちなんで「ゴルフばか」

編集/高橋健二

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