
レックス倉本
名古屋GC所属。高校卒業後、米国にゴルフ留学して、世界中のツアーを転戦。解説者に転身後は現地から情報を発信。現在はU-NEXTを中心にLPGAやPGAツアーの解説を担当
10代が活躍する注目のカナダ勢
先日のCPKC女子オープン(カナダ女子オープン)は山下美夢有選手が優勝し今季2勝目、通算4勝目を飾り、世界ランキングも5位に浮上。吉田優利選手も自己ベストの2位フィニッシュでCMEランキングも46位まで浮上。最終戦のCMEグループツアー選手権出場に必要な60位の壁を一気に突破して、残りのシーズンが随分と戦いやすくなったと思います。
そんなカナダのナショナルオープンですが、優勝争いとともに盛り上がったのが、カナダ勢の中で誰が最上位になるか?最近好調なブルック・ヘンダーソンの2連覇にも期待がかかりましたが、残念ながらヘンダーソンは最終日スコアを伸ばすことができず、13位タイでホールアウト。カナダ勢最上位は17歳のアナ・ファンが12アンダー、4位タイでフィニッシュしました。
彼女以上に注目を集めたのが16歳のアフロディーテ・デン選手。去年のUSガールズジュニアを15歳で優勝、今年の全米女子オープンもアマチュアながら17位。今週は3日目に「63」をマークして7位タイと堂々の成績です。世界アマチュアランキングも現在6位、今後も期待しかありません。
この2人以外にも18歳でUCLAで活躍中のミッシェル・シンが37位、サバンナ・グレワル、16歳のクレイリー・リンも予選通過を果たしました。
日本のJGA(日本ゴルフ協会)にもナショナルチームがありますが、チームカナダはメンバー数が多く、男女ともプロ入りした後も、メインツアー出場を目指すプロ約15人、そしてアマチュアは10人の合計25人ずつがカナダのゴルフ協会、ゴルフカナダからトレーニング施設、メンタル、技術、経済的なサポートを受けながら夢を追いかけています。メンバーは毎年年末に選出されますが、成績以上に人間力も大いに審査されるとのこと。経済、ゴルフマーケットでは日本に後れを取るカナダですが、ゴルフカナダを通じて、世界に挑み、男女とも確実に好成績を収めています。

LET(欧州女子ツアー)で戦う17歳、アナ・ファン。去年16歳でプロとしてLETツアーにフル参戦し、最年少選手とし初優勝を飾り、今年もすでに2勝を挙げて通算4勝。今後の活躍が期待される
PHOTO/Getty Images
※週刊ゴルフダイジェスト9月15日号より
