今回ピックアップするのは川上猛鳴選手。前回紹介した川上優大選手の6歳下の弟になります。1999年生まれで、2022年にプロテスト合格。ACNツアーが主戦場の今年は思うような成績を残せていませんが、ポテンシャルの高さはツアーでも随一です。
画像: Takeru-Kawakami 東京都立川市出身の1999年生まれ26歳。堀越学園卒業。Golf Brothers所属

Takeru-Kawakami 東京都立川市出身の1999年生まれ26歳。堀越学園卒業。Golf Brothers所属

GD ゴルフを始めたのは何歳の頃ですか?

川上 6歳だったと思います。

GD きっかけを教えてください。

川上 父親と兄がゴルフをやっていたので、その練習についていくうちに自然と始めていた感じです。

GD お兄さんの優大さんもプロゴルファーですよね。お兄さんはゴルフの前は野球に取り組んでいたと聞きましたが、猛鳴プロは何かやっていたんですか?

川上 小学校の4年生終わる頃まで野球とあと水泳もやっていました。もともとうちが野球家系だったんです。3人兄弟で真ん中にもう一人いて、その兄も高校卒業するまで野球をやっていました。小学校を卒業するまでみんな野球をやるみたいな暗黙のルールみたいなのがあったんですけど、僕だけ5年生上がる前に辞めちゃいました。

GD それはもう気持ちがゴルフに向いていたとか?

川上 いや、それもあったかもしれないんですけど、団体スポーツがあまり得意じゃなかったというのが一番の理由ですね。

GD ゴルフを本格的にやり始めたのは?

川上 初めて試合に出たのは小学校の3年生くらいだったと思います。中学は地元の学校で、高校は堀越へ行きました。

GD 高校はお兄さんと一緒の学校を選んだんですね。

川上 ゴルフをやりたくて決めました。

GD プロとしてやっていこうと決めたのはいつころだったんですか?

川上 確か19歳とかそのあたりだったと思います。

GD 結構、遅めというか?

川上 そうですね。でも、もともとはプロゴルファーになろうとは思っていなかったんです。卒業して少ししたら競技に出るのは辞めようと思っていたんですが、卒業した次の年だったと思うんですけど、2019年に兄貴からプロテスト受けるから一緒に受けようよって言われて、それで一緒に受けてみたんです。そのときに最終まで2人とも行けたんですけど、兄はトップ通過で僕は落ちてしまって。当時は父親がすでにインドアスタジオをやり始めていたので、そこでレッスンなんかもやっていたんですけど、そのプロテストの出来事をきっかけにお客さんからも兄と比べられることが多くなって。それでなんかムカついて、『じゃあ、プロになろう』ってなり、目指し始めた感じです。

GD なるほど。ある意味でお兄さんがきっかけになったわけですね。プロテストはその後はどうされていたんですか?

川上 2019年が最初でそこから4回目の2022年に合格しました。1次とか2次で落ちていたら受けるのを辞めていたと思うんですけど、毎回最終まで行けていたので、ここまできたら受かっておきたいなという気持ちでやっていました。

GD 自分で言うのは難しいかもしれませんが、お兄さんとは性格なんかは全く違うんですか?

川上 そうですね。たぶん違うと思います。ゴルフのタイプも違いますね。

GD どんなタイプのゴルファーなのか教えてください。

川上 僕は飛距離で戦うゴルフが好きで、距離が長いコースのほうが得意です。小技でまとめるコースはあまり得意じゃないというか。

GD 去年はACNツアーにフル参戦しましたが、プロとしての手応えというか、その辺りの感触はどうでしたか?

川上 勝つことも大事ですけど、予選を通過するかどうかって全然違うので、予選通過するって1打の重みって本当に大事だということがプロになってより感じるようになりました。

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ツアーに出ながらスタジオではレッスンも行っている川上選手。レッスンのポリシーというわけではないが、自分の感覚を押し付けるような教え方はしたくないと、常にお客様の良いところを伸ばすことを心がけていると話す。動機だけを聞くとなんとなくプロになったように感じるが、何度も根気よくプロテストを受け続ける気持ちの強さもある。加えて負けず嫌いな性格はプロ向き。ゴルフに対して確固たる信念を持つ川上猛鳴選手が一気に開花するのは時間の問題かもしれない。

文/出島正登

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