オンプレーンで振るための2つのチェックポイント
イラストAで示した切り返しのポジションを「ダウン・ザ・ライン」といいます。

イラストA:ダウン・ザ・ラインの形はインパクトの成否に直結する重要ポイント
ダウン・ザ・ラインはインパクトの形に直結するので形も動作も重要で、ナイスショットを繰り出すために詳しく知っておきたいポジションです。今回はダウン・ザ・ラインの形と動作について解説していきましょう!
ダウン・ザ・ラインが正しい形になっているかの目安は、オンプレーン軌道に乗っているかどうかにあります。
正面から見た時におよそ左腕が地面と平行で、後方から見た際にグリップエンドがボールの方向を指しているポジションが、オンプレーン軌道の形です。

イラストB:ダウンスウィングで左腕が地面と平行のポジションまで下りてきた時に、左腕が曲がらず伸びていること、そしてグリップエンドがボール方向を指していることが重要だ
軌道確保の練習はイラストBのように、アライメントスティックとクラブを一緒に持ってシャフトのライン上を可視化し、シャフトが地面の方向を指すようにダウン・ザ・ラインのポジションを確認しましょう。
この時左腕が曲がらないように注意してください。左腕が伸びていることで遠心力や本来生み出したいタメが使えるようになり、軌道のブレを予防して力強いショットが可能になります。
運動連鎖を意識しよう
ポジションの確認ができたら、次は動作についてです。
止まっているボールに対して、体をうまく使って力強くエネルギーを生み出すことができれば、ボールを遠くに飛ばすことができます。
全身の筋肉や関節が鎖のように順番につながって力を伝える仕組みを「運動連鎖」といいます。運動連鎖は足から手へエネルギーを順番に繋げるバトンリレーのようなイメージで、ボールに力を伝えていきます。
切り返し以降のダウン・ザ・ラインで形以上に重要な要素は動きの順番です。
求められる動作としては、下半身で上半身を引っ張るようにして上下の捻転を保持しながら、クラブを遅らせることでインパクト直前までパワーを蓄えます。
大切なポイントは、ダウンスウィングで最初に動き出すのは下半身ということです。手元やクラブなどの上半身をトップの位置に残したまま、下半身からダウンスウィングを開始することでプロのような自然でパワフルな形が生まれます。

上半身が右を向いた状態のまま左足を踏み込み腰を回していくことで捻転差が生まれる(左)。そして左足で地面を蹴り上げることで(左中)、腰の動きにブレーキがかかり(右中)、クラブを振り抜く動作がより加速する(右)
切り返しで手を使ったり、上体から切り返して突っ込んでしまった瞬間スウィング全体が上体主導になってしまうのでスウィングの再現性が損なわれてしまいます。
下半身から切り返すためには、バックスウィングで胸椎の回旋によって、上体を右股関節の上に乗せる必要があります。上体が右の股関節に乗ったまま左足を踏み込むことでダウン・ザ・ラインでの体の捻りは大きくなり、上半身と下半身の間に捻転差が生まれるのです。この捻転差をXファクターと呼び、正しい下半身リードを評価するポジションとなります。

下半身から切り返すためには、バックスウィングで胸椎をしっかり回して右股関節の上に乗せること、そしてその状態をキープして切り返しからダウンスウィングで左足を踏み込むことが大切だ
手で形を作っていた方は、ぜひ運動連鎖を見直してみてください!


