現地時間2026年9月22日、R&Aはゴルフの聖地セントアンドリュースで開催される2027年の「第155回全英オープン」(7月11日〜18日)に向けた「オープン・クォリファイング・シリーズ(全英予選シリーズ)」のスケジュールと出場資格(免除カテゴリー)の概要を発表した。全英予選シリーズは、世界中のプロツアーの対象トーナメントを通じて、メジャーへの出場権を付与するシステムだ。2027年大会に向けては、世界15カ国で19のイベントが対象となる。前年の2026年大会(ロイヤルバークデール開催)の予選シリーズ(13カ国・15イベント)と比較すると、対象イベント数が増加するなどいくつかの相違点が見られる。日本のゴルフファンにとって最も注視すべき変更点を中心に整理する。

ミズノオープンからの出場枠が「2枠」に減少

画像: 26年ミズノオープンで同年の全英オープンの出場資格を得た3人。27年は2人になり、2位が複数人いる場合はワールドランキング順になるとみられる。26年を例にとると2位タイだった米澤蓮が231位、永野竜太郎が477位なので、米澤に出場権が与えられる

26年ミズノオープンで同年の全英オープンの出場資格を得た3人。27年は2人になり、2位が複数人いる場合はワールドランキング順になるとみられる。26年を例にとると2位タイだった米澤蓮が231位、永野竜太郎が477位なので、米澤に出場権が与えられる

日本の男子ツアー(JGTO)において、長年「全英オープンへの道」として機能してきた「ミズノオープン」(2027年は5月27日〜30日/JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部)の出場付与枠が削減された。

2026年大会までは「有資格者を除く上位3名」に出場権が与えられていたが、2027年大会向けの設定では「有資格者を除く上位2名」へと減少している。

同じく日本国内で行われる「日本オープン」(10月15日〜18日/タラオカントリークラブ)の付与枠は「有資格者を除く最上位1名」で昨年から据え置きとなっているため、日本ツアー単独のトーナメントから全英オープンへ直接繋がる切符は、合計で1枠減ることになった。

新たに追加された予選シリーズ対象大会

2027年の予選シリーズでは、全体の対象大会が前年の15から19へと拡大されている。新たに追加・変更された主なイベントは以下の通りだ。

フェデックス フランスオープン(フランス):2026年9月24~27日にDPワールドツアーで開催。上位1名に付与。
ドイツ銀行 シンガポールオープン(シンガポール):アジアンツアーとDPワールドツアーの共催で2027年4月15~18日に開催。上位2名に付与。
アムジェン アイルランドオープン(アイルランド):2027年7月1~4日にDPワールドツアーで開催。上位1名に付与。
ジョンディアクラシック(アメリカ):2027年7月1~4日ににPGAツアーで開催。上位1名に付与。

なお、前年の予選シリーズに含まれていた「Visa アルゼンチンオープン(アルゼンチン/コーン・フェリーツアー)」については、2027年は「TBC(後日発表)」という形で枠(上位1名)だけが確保されている状態だ。

LIVゴルフの成績に関する免除資格は「保留」

リリースでは、昨今の男子ゴルフ界を象徴する記述も見られた。

R&Aは毎年出場資格(免除カテゴリー)の更新を行っているが、今回の発表において「LIVゴルフ・オーダー・オブ・メリット(年間ポイントランク)に対する免除資格については、2027年のLIVゴルフのスケジュールが確定するまで引き続き検討中とする」と明記されている。

聖地セントアンドリュースでの戦いに向け、世界中を巡る長く険しい予選シリーズが、いよいよフランスの地から幕を開ける。


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