
ローリー・マキロイ/1989年5月生まれ。英・北アイルランド出身。2007年プロ転向。2011年の全米OPでメジャー初制覇、昨年のマスターズ勝利でメジャーグランドスラム達成。PGAツアー30勝、メジャー6勝、欧州ツアーなど含め通算46勝
昨年からさらに約7ヤードの飛距離アップ!
今年のマスターズ2連覇でメジャー6勝目、生涯ダブルグランドスラムも視野に入ってきたローリー・マキロイ。クラブ契約はテーラーメイドだ。
ドライバーはQi4Dのロフト9度。ツアー屈指の飛ばし屋でもあるが、LSモデルではなく、コアモデルを選んでいる。「スタンダードなコアモデルは少し大きめの顔で、アドレスした時に構えやすく安心感があるんです。このモデルにして、フェースセンターの芯に当てらやすくなりました」(本人・以下同)
LSではなく、スタンダードなコアモデル。「ここ数年で最高のドライバーだと思います。明らかなミスショットが以前に比べてそこまで酷くならない」とマキロイも絶賛している
2023年モデルのステルス2シリーズまでLS系の“プラス”だったが、Qi10シリーズからコアモデルを選ぶように変わった。また、Qi10を使い始めたタイミングで、44インチのシャフトを1インチ長くした。
「以前、45インチを使った時は、芯に当てるのに苦労して44インチにしていましたが、コアモデルに替えたことで芯に当てやすくなり、飛距離を出すために45インチに戻したんです」
昨年の約323ヤードの平均飛距離は、Qi4Dに替わって330.3ヤード(現時点)と約7ヤード向上。ツアースタッツでは2位に位置し、今年37歳だが飛距離は衰え知らずだ。
FWは、3WがQi10、5WがQi4D。ティーショットでも多用する3Wは、マスターズ優勝後に、Qi10からQi4Dにスイッチしたが、8月のBMW選手権から再びQi10に戻した。シャフトはドライバーも2本のFWもベンタスブラックに統一している。

5Wは90グラム台の重くて硬いシャフトを挿し、フルスウィング時の吹き上がりとつかまり過ぎを抑える
アイアンは、4IだけP760、5I~9IがパーソナルグラインドのRORSプロト。
「小さいころからマッスルバックのアイアンを使ってきました。コンパクトな見た目と、芯で打った時の分厚い打感こそ、アイアンに一番求めるモノ。ピンをデッドに狙うアイアンは、僕の腕の動きに完璧に同調してくれています」

一時期キャビティモデルをテストしたが、結局エースアイアンに戻った。アイアンは寛容性よりも自分の感覚との一致を重視。このマッスルバックに大きな信頼を寄せる
ウェッジは、46・50・54・61度の4本態勢で、すべてミルドグラインド5で、シャフトをアイアンよりもワンスペック下げているのが特徴だろう。

4度ピッチの3本と61度の4本態勢。61度は60度を1度寝かせたもので、この1本だけプロジェクトXのウェッジ用シャフトを挿す
パターは、スパイダーツアーXのショートスラント。ブレードモデル時代にあった、「ショートパットのミスが確実に消えました」と、現在の活躍を支えている。また、このあぶったような渋いコスメのヘッドは、最新スパイダー“トーチド”シリーズの原型にもなっている。

2019年からショートスラントのスパイダーを使い、その年フェデックスカップの年間王者に輝いた。その後、約2年間のブランクを経て、2024年にスパイダーに戻し、今やマキロイのエースパターとなった
ボールはTP5。昨年、TP5xからこちらに移行。このボールを選び、コントロールショットに自信を持てるようになったと話す。

ボールはテーラーメイド「TP5」
R・マキロイの最新クラブセッティングの詳細
・1W:テーラーメイド「Qi4D」(9.0度)・フジクラ「ベンタスブラック」(6X)
・3W:テーラーメイド「Qi10」(15度)・フジクラ「ベンタスブラック」(8X)
・5W:テーラーメイド「Qi4D」(18度)・フジクラ「ベンタスブラック」(9X)
・4I:テーラーメイド「P760」(22.5度)・トゥルーテンパー「プロジェクトX7.0」(XX相当)
・5I~9I:テーラーメイド「RORS プロト」・トゥルーテンパー「プロジェクトX 7.0」(XX相当)
・PW~SW:テーラーメイド「ミルドグラインド5 ウェッジ」・トゥルーテンパー「プロジェクトX 6.5(PW~AW)、「プロジェクトX 6.5 ウェッジ」(SW)
・PT:テーラーメイド「スパイダーツアー X」
・BALL:テーラーメイド「TP5」
※スペックは編集部調べ
※プロはクラブを頻繁に替えるため、実際に使用するセッティングと異なる場合があります
※撮影はトゥルーイスト選手権
PHOTO/Yoshihiro Iwamoto
※週刊ゴルフダイジェスト2026年9月29日、10月6日号より







