
ジャクソン・コイブン(左)とジャスティン・トーマス(右)。1番ホールのティーグラウンドでトロフィーとともに撮られた1枚
かつて「若手の星」としてチームのアイドル的存在だったトーマスだが、今大会ではもっとも経験豊富なベテランとしてルーキーを引っ張る立場になった。
これはブラント・スネデカーキャプテンが準備した構想の1つ。プロとして6試合しか出場していないのにメンバーに抜擢されたコイブンは誰もが認める若き天才。そしてトーマスもルーキーの頃は「若き天才」と謳われたもの。
マッチプレー特有の雰囲気、プレーヤーを襲う感情の起伏など、それらを知り尽くしているトーマスだからこそ自分の経験と照らし合わせてコイブンを支えリードしてくれるとキャプテンは確信していたのだ。そしてその作戦は見事成功した。
21歳とはいえ学生時代からマッチプレー巧者として知られるコイブンは、プレッシャーがかかるスターティングホールのティーショットをフェアウェイど真ん中に放って喝采を浴びた。いかに彼がこの舞台に相応しいかをアピールするのに十分な1打だった。
しかしフェアウェイからのセカンドショットはグリーンサイドのバンカーに捕まりピンチ。
「最初の2ホールは少し硬さがありました」と本人が認めた通り、1番ではバンカーから寄せきれずトーマスのパーセーブで引き分け。グリーン上でパットを打つことができず、続く2番でもパートナーに救われた。
しかし3番パー5ではコイブンがきっちりバーディを決め1アップ。そこから15番で決着するまで終始米チームがリードを続け、初日の5試合のなかでもっとも大差の勝利をもぎ取った。
「最高でした。チームUSAのためにポイントを挙げられたのは素晴らしいです。3番ホール以降はリズムを掴めましたし、JT(トーマス)と僕は本当に良いプレーができたと思います。僕のミスを彼がカバーしてくれて感謝しています。とても楽しい時間でした」とルーキーは達成感を滲ませた。
トーマスはこれで大会のフォーボールマッチ7連勝。「それは知りませんでした。でもいいパートナーに恵まれているからですね。マッチプレーは不思議なもので運が味方してくれることもあるし、パートナーのお陰で良いプレーが引き出されることもあります。とにかくポイントを獲れたことは何よりです」。
大会前コイブンはチームでただひとりパートナー同伴ではなかったため、チームメイトの妻やガールフレンドら派手なお姉さま方に囲まれ恥ずかしそうに写真に収まった。
これはライダーカップやプレジデンツカップのガラパーティ(前夜祭)でパートナーのいない選手を盛り上げる(?)伝統行事のようなもの。
そういえば10年前(2016年)のライダーカップではリッキー・ファウラーが “おひとり様”だったのだが、チームメイトたちがそれぞれのパートナーとキスを交わすなかファウラーが気まずそうに佇む姿が話題になった。
デビュー当初からプロゴルファーのオーリン・ブラウンの娘や、モデルのアレクシス・ランドッグと交際するなどモテ男ぶりを発揮していた彼だが、10年前は交際しているお相手がいなかったのだろう。ちなみにファウラーは現在陸上競技(棒高跳び)のスター、アリソン・ストッケと結婚し2人の子供に恵まれている。
10年後コイブンは31歳。もしかしたら米チームの中心選手となり、良きパパになっているかもしれない。時の流れは早い。
写真/Getty Images
【動画】プレジデンツカップ初日、コイブン&トーマスペアのハイライト【PGAツアー公式YouTube】
Jackson Koivun & Justin Thomas's Fiery Presidents Cup Start | Day 1 Highlights | 2026
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