来季の出場権獲得に向けて正念場を迎えている西村優菜が、米女子ツアー「ウォルマートNWアーカンソー選手権」初日に圧巻のプレーを見せた。フェアウェイキープ率100%、パーオン率100%という驚異のショット精度で、1イーグル・6バーディの「63」を叩き出し、8アンダーで堂々の単独首位発進。ルーキーイヤーに3位タイに入った相性の良い舞台で、ツアー初優勝とシード確保へ向け最高のアドバンテージを握った。さらにポイントランク80位以内を目指す渋野日向子も12位タイと好スタートを切り、来季出場権を争う日本勢が熱い火花を散らしている。

驚異の「全ホールパーオン&FWキープ」で「63」をマーク

画像: 単独首位発進の西村(写真/LPGA & Getty Images)

単独首位発進の西村(写真/LPGA & Getty Images)

現在ポイントランク103位。来季の出場権獲得に向けて正念場を迎えている西村優菜選手が、ウォルマートNWアーカンソー選手権初日、8アンダー単独トップといきなりの大爆発を見せました。

圧巻のゴルフでした。初日のフェアウェイキープ率はなんと100%。それも十分すごいことですが、さらにすごいのがパーオン率も100%である点です。

パーオン率が100%なのでパット数がそのままスコアにつながるわけですが、パット数も29と少ない数字。1イーグル6バーディの「63」にスコアをまとめてみせました。

3日間大会のため、スタートダッシュがとくに大切となるこの試合、2位とは1打差ですが、ツアー初優勝に向けて貴重なアドバンテージを獲得しています。

「ティーショットもセカンドも安定していて、フェアウェイ(キープ)もグリーン(パーオン)も“ぜんぶ”だったので……ひさしぶりにそんなゴルフしたなと。後半は我慢の時間もあったけど、最後いいフィニッシュができてよかったです」

中継するU-NEXTのインタビューにそう笑顔で答えた西村選手でしたが、5バーディとスコアを順調に伸ばしたフロントナインに対し、バックナインはショットが付くもののバーディパットを決めきれず、16番までパーが並ぶ展開に、「ストレスの溜まる時間もあった」と言います。

「とにかくチャンスにつけ続けようと思ってラウンドしていたなかで、17番で入ってくれたのでホッとしました」

17番では下りのロングパットを読み切って沈めると、18番では池越えのセカンドショットを見事に乗せるとイーグルパットを沈め切り、上がり2ホールで3つ伸ばして首位奪取。「18番もいいところについてくれて、最後しっかり決め切って終わりたいというなかでいいパッティングが打てたので、全体的にいい1日だったなと思います」と総括しました。

出場権確保どころか、一転ツアー初優勝の大チャンス。「自分がしたいスウィングを18ホール続けられるように、頑張りたい」と語っています。

今大会はルーキーイヤーだった2023年に優勝争いに加わり、3位タイでフィニッシュしており「芝質が日本に似ている」と相性の良さを感じている大会。大いに期待したいですね。

もう一人、来季の最優先出場権が与えられるポイントランク80位以内を目指す渋野日向子選手も12位タイと好スタートを切っています。

西村選手、渋野選手。ツアー終盤戦で来季の出場権争いが佳境を迎えている選手たちが揃って好スタートを切りました。残り2日の短期決戦に注目です。


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