今年から米女子ツアーを主戦場に移した櫻井心那(22)。初陣のブルーベイクラシックこそ50位と健闘したものの、以降、日本での試合を含めて予選落ちが12回と苦戦が続いている。今、取り組んでいる課題や来季の展望などを週刊ゴルフダイジェストでは聞いている。みんなのゴルフダイジェストでもその一部をご紹介しよう。

「通用する武器がない」苦悩の1年目、得意のパット不振と米ツアーの洗礼

画像: アメリカでの“初めての秋”を迎えている櫻井心那

アメリカでの“初めての秋”を迎えている櫻井心那

米女子ツアーも終盤に入り、ツアールーキーの櫻井心那は日本ツアーへのスポット参戦もこなしつつ、アメリカでの“初めての秋”を迎えている。

何もかもが“初”の今季、米女子ツアーで「ここはやれている」という“武器”のようなものは見つかっただろうか。

「それがないんですよ。あはははは」と櫻井は答え、それでも「この1年でアプローチは上手くなったかなという自負は少しあるんです」と言う。しかし、それが「(米女子ツアーで)通用している、とかじゃないですね。得意のパターもそんなに入っていませんでしたし」と振り返る。

ショートパットですら思ったところには出せず、「これまでのように微妙なパーパットを決めて流れを作る、みたいなのができなくて……」と、なかなか明るい話題が出てこない現状だが、櫻井はへこたれてはいない。

得意なはずのパットが決まらない前半戦を経て、「練習をしっかりしました。やっと出球が安定してきたので、あとは距離感を合わせていけば、良かった時の状態には持っていけるんじゃないかと思っています」。

そのほか、強化しているのがフィジカルトレーニングだという。

「体重が落ちたりというのはないんですが、アメリカは移動などがあって本当にタフ。改めて『体力をつけなきゃ』と思ったんです」

もともと「トレーニングをほぼしないタイプだった」と言う櫻井が「周囲を見ると、みんな筋力がすごい。トレーニングルームに行ってみると、世界ランカーは毎日いたりするんです。すごい『意識が違うな』って思いました」。驚き、圧倒されたが、「自分もやってみよう」と意識を前向きにチェンジ。

体幹トレーニングはほぼ毎日、上半身・下半身は日を分けて、ジムに通い、ランニングもしているそうで、日本に帰国しても同様という。

画像: 「ジーノ・ティティクル選手なんかはかなりトレーニングをしていそう」と櫻井(撮影/姉崎正)

「ジーノ・ティティクル選手なんかはかなりトレーニングをしていそう」と櫻井(撮影/姉崎正)

「特に“この選手”とは意識してはいませんが、例えば、ジーノ・ティティクル選手なんかはバランスがいい体だなあと思います。背中も大きいし、かなりトレーニングをしていそう。ほかにも韓国人選手たちも、(体が)締まっていて、スウィングスピードが速く、しっかり飛距離が出る。そういうところが私には足りないかなと思いました」

フィジカルトレーニングでの筋力アップ、もともと得意だったパットの猛練習。あらゆる点で「自分の状態を上げていくことが必要。それで『今、調子いいな』じゃなくて、その状態を“普通”にしていかないと戦えないと思っています」と、改めて米女子ツアーのレベルの高さを痛感しながら、“諦めないこと”を続けている。

取材・写真/南しずか

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「通用するものが何もない」と素直に認めながらも、試行錯誤を繰り返し自らを鍛え上げる櫻井心那。全編では、彼女が明かした「日米両方のQTを受験する」という来季に向けた重大な決断と、そのために残りの終盤戦をどう位置づけて挑むのかという「逆襲のプラン」に迫っている。さらに、異国の地で心の支えになっているという渋野日向子や原英莉花、西村優菜ら先輩日本人選手たちとの交流や、アメリカでのリフレッシュ方法として今年正月に始めたという意外な趣味まで、過酷なツアーで奮闘する22歳のリアルな素顔が明かされる。試行錯誤の末に掴みかけた手応えと、来季の飛躍を誓う櫻井心那の「覚悟」の全貌は、週刊ゴルフダイジェスト10月13日号、Myゴルフダイジェストにて掲載中!

※週刊ゴルフダイジェスト10月13日号「勝負の秋、来たる」より


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